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ガジェットとキャッシュレス決済とホテル徘徊が好きな人のブログです。

コミックマーケット99に一般・サークル参加しました

昨日、本日と東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット99に参加しました。2年ぶりのコミックマーケットかつ、新型コロナウイルス感染症対策のためにさまざまなオペレーションが変更されているものとなり、記録のために記事を書いておこうと思います。

ちなみに前回の記事はコミックマーケット96のものでした (97のは書き忘れていたようです)

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一般参加

1日目は一般参加をしました。幸いにも1日目の東と西南のアーリーチケットを双方購入できたので、どちらから入ろうかなと贅沢な悩みをしていたのですが、買い物の都合で東からの入場となりました。

アーリーチケットは7時からの受付開始ということでしたが、準備会はなし崩し的にゲートのオープン時間を早めるということをよくやるので、ちょっと早めに行きました。結果としては本当に7時丁度にゲートがオープンされていたので、これは悪いことをしたなと思いました。

今回は政府のワクチン・検査パッケージの実証実験も兼ねているので、入場時に参加者の本人確認とワクチン接種証明書かPCR検査の陰性証明の確認が実施され、問題なければ参加に必要なリストバンドがもらえます。東の一般参加者は東7ホール、西の一般参加者はTFTの西にある駐車場のようなところでの確認となっていました *1。確認用のレーンは相当な数用意されていたようですが、来場者数がそれなりに集中していて、長い列ができていました。30分ぐらいは通過にかかったように思います。確認作業時に検温も実施されていましたが、体表温度を測るタイプのようで、あまり意味はないように思いました。この確認作業は、本人確認もかなり厳密に行われていたようで、私は見かけませんでしたが他人の証明書を持ってきて弾かれている人もいたようです。

証明書の確認の後アーリーチケットの列に並びに行くのですが、なぜかこの途中で列が詰まっており、最終的な固定まで結構な時間がかかりました。どこに詰まる要素があったのか謎です。

列は東駐車場で固定されましたが、待機列は例年に比べると間隔が広く取られていました。いつもなら列固定の前に「とにかく詰めて!」と言われますが、今回は「間隔を開けてください」なので全く違います。パーソナルスペースが侵襲されないのでその点では快適ですが、海風がダイレクトに入ってくるので、気温が低い日だといつもより寒く感じるだろうなと思いました。幸いにも1日目はあまり寒くなかったです。

アーリーチケット列はかなりスムースに入場でき、私は10時2分には会場に入ることができました。入場は東3・6ホール側のガレリアからで、いつもの東ホール一般入場と同じだと思います。聞く話によると、一般入場列はもっと入場に時間がかかったようです。

入場のペースがいつもより緩やかなようで (アーリーチケット列と一般列に分かれていたからかもしれません)、会場の中の人間の増え方が緩やかに感じました。また、入場者数に大幅な制限を加えたこともあり、ピークと思われる昼ごろでも人口密度は決して高くありませんでした。歩いていて人と押し合いへし合いすることになったりするのがいつものコミケですが、そのようなことは一切なしです。ただし、一部の人気サークルの待機列などで詰めて並べているところもあって、3密対策が行き届いているとは思えませんでした (2日目のVTuberジャンルのあたりもそんな感じでした)。

1日目は20サークル弱を回ったのですが、並んだサークルは一つもなしでした。ざっと見回した感じですが、各サークルの行列の長さは短くなっているように見えました

更衣室を利用できる人数も制限されているからか、コスプレをしている参加者がいつもより少なく感じました

今回は東と西南でチケットが分かれていて、東と西南の間の通行制限が実施されていました。結果としてこの通行制限は午後1時15分ごろに解除されたのですが、私が東から西南に移動したいと思った午前11時頃にはまだ通行制限がなされていたので、一旦東から退出して西南の一般待機列に並び直すことにしました。

東からの退出は東4ホールのトラックヤード側から可能で、そこから西の一般参加者の確認ブースに移動します。確認ブースは東からだとかなり遠いところにあって、当然ですが相互の移動はあまり考慮されていないようでした。確認自体はすぐ終わりましたが、そのあと会場への入場待ちの列が長く、つどい橋のあたりまで伸びていました。しばらく滞留していたのですが、20分ぐらいして一気に列が動き出して、そこからは早かったです。

サークル参加

2日目はサークル参加をしました。

サークル参加者は逆三角形の下からの入場でした。まずビッグサイトの建物の入口で検温とサークルチケットの確認でした。ここの検温も体表温度を測っているだけなので、あまり意味はないように思いました *2。そのあとゴキブリホイホイの手前で本人確認と接種証明書か陰性証明の確認が実施されました。レーンの数が相当に用意されていて、一般参加とは違いここで詰まることは一切ありませんでした。最後にゴキブリホイホイの中でサークルチケットと引き換えにリストバンドを交換し、装着します。ここで詰まることも一切ありませんでした。サークル参加は設営準備などで時間的制約もあるので、確認作業に投入されていたリソースが多いのかなと思います。

サークル参加登録の方式が変更されていました。いつもはスタッフが会場内を巡回し、参加登録カードと見本誌を渡す方式ですが、参加登録カードは廃止されて、見本誌を参加登録用の封筒に詰めて会場内にある専用のポストに投函する方式になりました。確認ブースに相当なスタッフを割いているので、この辺のスタッフを大幅に削減しているのだと思います。スタッフとコミュニケーションをするのも良いとは思いますが、自分の都合のいいタイミングで参加登録ができるので、気楽なシステムだと思いました。この方式は他の即売会では主流の方式ですね。

設営でいつもと違うのは、アルコールスプレーを用意したのと、電子マネーを含めたキャッシュレス決済に対応したことでしょうか。椅子は一個しかありませんでしたが、売り子しているときは立っていることも多いので、あまり不便はないと思いました。机同士の間隔がかなり空いていて、出入りがしやすかったのが良かったですね。まあ代わりにスペース数が減っているわけで、良いことばかりではないですが……。

現金決済とキャッシュレス決済の比は3:2くらいでした。キャッシュレス決済はほとんど電子マネーの利用で、やはり電子マネーの対応は重要でした。個人的にはもっと使ってもらえるかなと思っていたのですが、ジャンルにもよるのかもしれません。

今回は新刊を作らなかったので既刊のみの頒布でした。やっぱり出が少ないなあと開催中は感じていましたが、家に帰って集計してみるといつもとそんなに頒布数は変わらなかったです。もともと弊サークルは新刊に対してあまり既刊は出ないサークルなので、普段は新刊の勢いで既刊の出方を意識することがなかったのかなと思います。新刊を出していたらどの程度出たかはわからないです。

やはり全体的には欠席しているサークルが散見されたのと、人流もいつもよりはかなり少なく感じました。いつもだと昼過ぎぐらいに強烈な人流がやってきてかなり頒布数が出るのですが、今回はそのような大きな波もなかったです。

次回はC100で2022年8月に開催予定とのことです。新刊を作りたいなと思っていて、お酒の本からはちょっと趣向を変えた本を出そうかなと考えています。またなにか決まったらお知らせします。

*1:ちなみにこの駐車場はすでにコナミに売却が決定されているので、じきに使えなくなると思われます

*2:私の体温が33度になっていました。これでは死んでいます

ステイケーションをたのしもう

この記事は

adventar.org

の8日目の記事です。7日目は id:yu_ki_kun_0 さんの 続:オタク言語について思うこと でした。記事に目を通させていただきましたが、マイズ・K・ネイネイでもう我慢できずに笑ってしまいました。それから目標判読速度、オタクの世界は厳しいな~と思いました。まだ記事は途中のようなので、完成したらまた読んでみたいです。

どうでもいいですが記事中に出てきたので触れておくと、最近まりんかさんが推せるな~と個人的に思ってます。あんまり声優さんには興味ない人間なんですが、Twitterをフォローしてしまいました。

さて、このAdvent Calendarに参加するのは結構久しぶりです。id:masawada さんも開幕の挨拶にておっしゃっていましたが、こうして毎年埋まる個人のAdvent Calendarというのもなかなか珍しいと思います。id:whywaita さんの人徳のなせるわざでしょうね。ちなみに以前参加したときは疑問詞 why についての考察をしてみました。

alstamber.hatenablog.jp

今回は全く趣向を変えて私が最近ハマっている「ホテル」についてご紹介しようと思います。ここでいうホテルとは、いわゆるビジネスホテルではなく、もうちょっとお高めのホテルとなります。

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アメックスから誕生日プレゼントが届いた 2021

私事ではありますが、先日11月7日に誕生日を迎えました。私はアメリカン・エキスプレスのプラチナ・カードというカードを持っているのですが、このカードを持っていると毎年誕生日にプレゼントが送られてきます。 毎年何が送られてくるかはわからないようになっています。昨年はあずま袋でした。

昨年とは違い、今年はプレゼントの存在を覚えていたので、当日は特段驚くことなく受け取るつもりだったのですが……。例年はクロネコヤマトで届く荷物が今年は郵便でした。

開けてみると……

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なんとクーポンが送られてきた

今年はなんとトラベルクーポンでした。アメックスは専用の旅行予約サイトを持っているのですが、ここから予約する時に使えるクーポンになっています。ホテルとか飛行機とかそのへんの予約に使えるはずです。1万円から使えて5000円ぶんというのはありがたいのですが、アメックスから一部のホテルを予約すると優待が受けられる「ザ・ホテル・コレクション」や「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」には使えないのが微妙ですね。期限は長いので、適当なホテルで消化するか考えようと思います。

(2022/01/02 追記)
今試してみたところ、ファイン・ホテル・アンド・リゾートでも使えるようになってました。今度予約するときに使ってみようと思います。

Apple ポリッシングクロスを買ってみた

Appleは先週、14/16インチ新型MacBook Proを発表しましたが、それと同時にディスプレイの拭き取り清掃に使える「ポリッシングクロス」の販売を開始しました。

この「ポリッシングクロス」は、Pro Display XDRに同梱されている専用の清掃布の単体販売だと言われています。今回これを購入し本日到着したので、かんたんにレビューしたいと思います。

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パッケージの外観

パッケージはAppleらしいシンプルな外観です。

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本体

本体はパッケージの中に二つ折りになって入っています。思ったよりも分厚く、しっかり硬い布です。触り心地はしっとりしていると感じました。どうやら2枚の布を貼り合わせた構造になっている様子。

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大きさの比較

iPhone SE (第2世代) と大きさを比較してみました。高さはそれほど変わりません。測ってみると大きさは16cmx16cmでした。一部メディアで19cmx19cmと書かれていますが、これはどういうことなんでしょう。もしかしてPro Display XDR付属クロスは19cmx19cmなんでしょうか。そうすると、Pro Display XDR付属クロスとは別物の新製品ということになります。

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本体以外にはこの説明書きのみ

本体と一緒に入っているのはこの説明書きのみです。「すべてのApple製品のディスプレイおよび本体表面に安全に使用できます」だそうです。Apple製品によく入っているりんごのシールは入っていませんでした。

実際にスマホを拭いてみました。私は普段エツミのミクロディアエピクロスを使っていますが、これに比べるとかなり硬い使い心地で、また画面を拭くときの抵抗感が大きいように感じました。この抵抗感の大きさを「画面が傷つきそう」と感じるか、「しっかり汚れを拭き取れていそう」と感じるかは人によりそうです。Pro Display XDRのnano-textureガラスでも使える製品なので、傷が付く心配はしなくていいとは思いますが……。なお、ミクロディアエピクロスはもっと大きいものが1300円ぐらいで買えるので、クリーニングクロスとしてちょっと高いのは否めません。もちろんちゃんと使える製品だとは思いますが、ファンアイテムに近い存在と言えるかもしれません。

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超大人気商品

この「ポリッシングクロス」は大変な人気のようで、今から買うと10週間待ちです。年内の受け取りは難しそうです。こんなに入手が困難なApple製品は久しぶりな気がします。

povo2.0を契約してみた

先日KDDIからpovoの新しい料金プラン「povo2.0」が発表されました。

news.kddi.com


povo2.0 とは?

povo2.0は、契約自体は月額0円、そこにさまざまな「トッピング」を乗せることで高速データ通信や通話かけ放題といったサービスを受けられるという設計のプランになっています。なんのトッピングもない状態では、最大通信速度の128kbpsのデータ通信と電話サービスだけが利用できます。データ通信のトッピングは以下の種類があります:

トッピング 価格
24時間使い放題 330円
1GB 7日間 390円
3GB 30日間 990円
20GB 30日間 2,700円
60GB 90日間 6,490円
150GB 180日間 12,980円

従来のpovoは月額20GBで2,728円だったので、同一条件だと少しだけpovo2.0のほうが安くなります。またさらに容量の大きいトッピングも用意されており、例えば60GBを購入すればこれは90日間使えるので、30日あたり約2,163円となってさらに安くなります。150GBトッピングなら30日あたり25GB使えて約2,163円なのでさらに安い計算です。

トッピングの期限の区切りが月単位ではなく、購入した瞬間からのカウントになっているのが独特です。例えば9月29日に20GBトッピングを買えば、10月30日まで20GBぶんのデータ容量を使えます。今までの携帯料金プランにはあまりなかったスタイルではないでしょうか。

通話系のトッピングは以下の種類があります:

トッピング 価格
5分以内通話かけ放題 550円
通話かけ放題 1,650円

こちらの価格は従来のpovoと同じで、また月単位の課金です。つまり特に変更点はありません。

その他にも以下のトッピングが用意されています:

トッピング 価格
7日間DAZN使い放題パック 760円
24時間smash使い放題パック 220円
スマホ故障サポート 830円

7日間DAZN使い放題パックと、24時間smash使い放題パックは、それぞれDAZNsmashのサービスとそのサービスを利用する際のデータ通信が使い放題になるというパックです。スマホ故障サポートは、スマホの故障・破損・水濡れ時に最短当日の交換が可能になるサービスです。交換には別途費用がかかることと、盗難紛失には対応していない点に注意です。

従来のpovoとは別物である

KDDIの宣伝上では従来のpovoの後継であるように扱われていますが、povo2.0は従来のpovoとは別物のサービスです。auや従来のpovoからの切り替えにあたってはSIMの変更が必要と案内されています。また、従来のpovoでは対応していた着信転送や家族割のカウント、LINE年齢認証も利用できません。ピクトグラムも従来のpovoでは「au」と表示されていましたが、povo2.0では「povo」と表示されるようになり、まるで別のキャリアのサービスであるような扱いとなっています。UQ mobileに近い存在というほうが実情を表しているかもしれません。

povo.au.com


povo2.0 を契約してみる

9月29日午前9時よりpovo2.0の受け付けが始まったので、eSIMの純新規契約を試してみました。povo2.0はアプリから申し込む形となっているようです。新しく買ってきたスマホに新規に回線契約を入れたい、という場合はWi-Fiにつなぐなどして通信環境を確保する必要があります。

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ちょっと字が潰れているように見えるのは気のせい?

povo2.0はau IDを使わないらしく、独自のアカウントの作成が必要です。メールアドレスを入れてそのアドレスに届いた認証コードを入力することでアカウントの作成ができます。

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パスワード設定不要なのが今どきらしい

SIMの種類と、新規契約なのかMNPなのかを選びます。今回はeSIMの新規契約です。

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SIMと契約の種類を選ぶ

重要事項説明があるので、読んで同意します。

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povo2.0は、支払い方法としてクレジットカードのみ利用が可能です。カード情報を入力します。Twitterを見ているとデビットカードでも登録はできるようです。

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クレジットカードのみ利用可能

ここまでのステップを完了したら、次は本人確認です。eKYCになっているので、本人確認書類の撮影、顔の撮影、首振りの撮影をやります。個人情報に関わるところなので、ここのスクショは勘弁ください。なお、本人確認書類として利用が可能なのは、運転免許証、マイナンバーカード、在留カードのみとなっています。

eKYCを終えると、契約者の情報を入力する画面に遷移します。私はマイナンバーカードを使ってeKYCをしたのですが、画像認識技術が使われているのか、名前や生年月日、住所などの情報は自動入力されていました。この画面での入力を終えたら、本人確認の審査が終わるまでしばらく待ちます。混んでいたのか5時間ほど待たされました。申し込みラッシュが落ち着けばもっと早くなるとは思います。

本人確認完了は登録したメールアドレス宛のメールで通知されるので、それを受け取ったらアプリを開きます。「eSIMを発行する」というボタンが出てきているので、そこから指示に従います。途中でeSIMを端末に登録しますが、これをどうやるかに少し難儀しました。アプリ上にQRコードが表示されており、これを読み込めばeSIMを登録できるのですが、アプリを操作している端末でpovo2.0を使いたい場合、QRコードを表示する端末とQRコードを読み込むべき端末が同じになってしまいます。QRコードとは別にアクティベーションコードも表示されているので、これをコピーして入力することでなんとか登録できました。長い文字列をコピーして貼り付けるのは面倒くさいので、もうちょっといい方法が用意されてほしいですね。eSIMの規格上はアプリを使った登録もできるはずなので、せっかくアプリがあるならこの方式を採用してほしいです。

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eSIMなので本人確認完了後すぐに開通作業に入れます

回線が開通すると、アプリの表示も変わって利用可能データ容量やトッピングの管理ができるようになります。

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以前のpovoアプリよりだいぶ派手になった

povo2.0 を使ってみる

このままだと128kbpsの低速通信しかできず使い物にならないので、早速データ通信のトッピングを買ってみます。試しなので1GBのトッピングを買ってみました。アプリから1GBのトッピングを選択すると、購入確認画面が出てきます。「購入」ボタンを押すとすぐに購入が完了して、1GB使えるようになります。データ通信のトッピングの代金は即時課金のようで、登録したクレジットカードに390円分の利用通知が届いていました。

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1GBを買ってみる

サクッとデータ容量を買えるのは良いなと思った一方、トッピングの継続購入はできないので、データ容量を使い切ってからトッピングを購入しようとすると通信速度が遅くて面倒なことになるかもしれません。その点は注意が必要です。

夕方の混みそうな時間の速度を測定してみました。端末はiPhoneで4G通信でした。従来のpovo (povo1.0と呼ばれることになっています) とも比較してみました。

povo2.0とpovo1.0の間には有意な差はなさそうです。povo2.0のユーザーがまだ多くないこともあるかもしれませんが、これくらいの速度が常時出るのならpovo2.0でも安心して使えそうです。povo2.0の使い勝手が良さそうであれば、従来のpovoについては解約するつもりです。引き続き昼間の速度や24時間使い放題の使い心地などを検証していきたいと思います。

ahamoの物理SIMをeSIMに変更してみた

本日2021年9月8日より提供開始したNTTドコモのeSIMサービス。ahamoでも使えるということなので、早速手持ちのahamo回線をeSIMに変更してみました。一部面倒なところはありましたが、概ね簡単な手続きでした。

まずahamoの公式サイトからahamoのマイページにログインします。マイページのメニューの「その他の手続き」→「eSIM発行・再発行のお手続き」を開きます。するとEIDというものを入力する画面が出てきます。

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EIDの入力画面

EIDは端末ごとに割り当てられているeSIMの管理番号で、iPhoneの場合は「設定」アプリの「一般」→「情報」で確認できます。EIDは32桁の数字になっているので、これを入力するのはなかなか骨が折れる作業です。しかもコピペでの入力は不可という仕様。なお、このEIDを持っている端末と実際にeSIMを使う端末は一致していないといけないので、適当なEIDを入れて進めるということはできません。

申込みを完了するとメールが届きますが、このメールを見てもこの先のeSIMの設定方法はわかりません。eSIMの設定方法は申し込み完了時に表示される「注文完了」画面にある「ご利用開始(開通)のお手続き」というリンクをクリックすると表示されます。

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注文完了画面

eSIM設定の説明の中にeSIM設定のために必要なQRコードが載っているので、これをiPhoneで読み込んで設定します。

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eSIM設定の説明

iPhoneの指示に従って設定を完了すると、iPhoneのアンテナピクトが立ってすぐ使えるようになりました。また物理SIMを刺していた端末の方を確認すると、すでに圏外となっていました。


設定自体はそれほど難しいものではありませんでしたが、EIDの手入力と申込み完了後の利用開始方法への案内の動線が気になりました。ahamoサイトの告知によると、申込完了後の案内については改善がされるようなので、それに期待したいです。

すべてのキャリアでeSIMの導入がついに決定

NTTドコモは9月1日に「eSIM」サービスの提供を開始することを発表しました。

www.nttdocomo.co.jp

9月8日10時から、ドコモオンラインショップおよびahamoサイトにてeSIMの新規契約、既存ユーザーの物理SIMからeSIMへの変更、eSIM再発行が24時間可能となります。すでに楽天モバイルSoftBankauはeSIMサービスの提供を開始しているので、今回のドコモの発表によってすべてのキャリアでeSIMの導入が決定したことになります。

提供開始の発表と同時に対応機種の発表もされました。対応機種は、eSIM対応のiPhoneおよび iPad、それからキッズケータイ SH-03Mとdtab Compact d-42Aです。Google PixelなどeSIMを搭載しつつも対応機種になっていないものもありますが、おそらく動作はするだろうと思います (動作保証がないだけ)。

各ブランドのeSIM対応が出揃ったので、各ブランドのeSIM関連手続きの対応時間を比較してみようと思います。以下の表でたとえば「24時間」とあれば、それは24時間オンラインで手続きが可能なことを意味します。「9時-20時」とあれば、9時から20時のあいだにオンラインで手続き可能なことを意味します。「ショップ来店」と書かれている場合はオンラインでの手続きは不可で、ショップでの手続きが必要です。なお、どのブランドもオンラインでの手続きでは手数料は徴収していません。

再発行 物理SIM→eSIM eSIM→物理SIM
ドコモ 24時間 24時間 ???
ahamo 24時間 24時間 ???
au 9時-20時 9時-20時 ショップ来店 2200円
povo 9時-20時 (電話要) 不可 9時-20時 (電話要)
UQ mobile 9時-20時 9時-20時 ショップ来店 3300円
SoftBank 9時-21時 ショップ来店 3300円 ショップ来店 3300円
Y!mobile 9時-21時 ショップ来店 3300円 ショップ来店 3300円
LINEMO 9時-21時 9時-21時 9時-21時
楽天モバイル 24時間 24時間 24時間

こうしてみると楽天モバイルの対応が最も柔軟で使いやすい印象です。ドコモも楽天モバイルに近い対応です。eSIM→物理SIMの変更手続きがどうなるのかは不明ですが、ドコモブランドは店頭手続き、ahamoはオンライン手続きになるんじゃないかなという気がします。auSoftBankにはオンラインでできる手続きの拡大を含めて改善を期待したいです。LINEMOはもともとオンラインでの再発行やSIM形状変更が不可能だったのが改善された実績があるので、メインブランドでもできないことはないはずです。

すでに契約済みのahamoにてeSIMへの変更をしてみようと思っているので、またそのときは報告したいと思います。