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LINEMOに「ミニプラン」が登場

7月15日にSoftBankからオンライン専用ブランド「LINEMO」の新プラン「ミニプラン」が発表されました。

www.softbank.jp

従来のプラン「スマホプラン」との違いは以下のようになります。

スマホプラン ミニプラン
データ容量 20GB 3GB
価格 2,728円 990円
容量超過後の通信速度 1Mbps 300kbps
特色 LINEカウントフリー/5分通話オプション1年無料 LINEカウントフリー/5分通話オプション1年無料

LINEMOの特色である、LINE利用のデータ容量カウントなしはもちろん、契約から1年間は5分通話オプション無料のキャンペーンは「ミニプラン」でも適用可能です。一部新規契約時のキャンペーンやLINEスタンププレミアムのポイントバックキャンペーンは対象外となっています。

プラン登場の背景は推測になってしまいますが、まずはLINEモバイルからの移行が考えられます。LINEモバイルはLINEMOの登場とともに新規受付が停止されており、SoftBankとしてはLINEモバイルからの顧客の巻取りを図りたいはずです。低容量プランを導入することで、ライトなユーザーを取り込みたいという狙いが想定できます。

楽天モバイルのプランも意識しているかもしれません。楽天モバイルは段階制プランを採用しており、3GBまでの利用で1,078円となっています。楽天モバイルと比較して自社回線カバレッジが高く、3GB以上使ってしまって勝手に料金が上がることもなく、しかも値段も安いので、楽天モバイルから移動を検討するユーザーも出てくるかもしれません。

私自身、LINEMOは正直そろそろ解約しようかなと考えていたのですが、「ミニプラン」に移行してもうしばらく維持しようかなと思っています。

Xperia 1 IIIを購入した

本日発売のXperia 1 IIIを購入しました。

2019年にXperia 1を購入して以来2年ぶりのXperia購入です。Galaxy S21 Ultra 5Gの購入も考えていたのですが、

  • 持ったときの持ちやすさ
  • フロスト加工の洗練されたデザイン
  • 世界初の可変式望遠レンズ

あたりが気になり、Xperia 1 IIIを選択しました。前回のXperia 1と同様にドコモからの購入です。SIMフリー版はいつ出るかわからないですし、モックで確認する限りキャリアロゴもそれほど目立つ感じではなかったので、一番端末価格が安いドコモで買うことにしました。

Xperia 1は21:9という攻めたディスプレイサイズに惹かれて購入しました。縦長なディスプレイは好き嫌いがはっきり分かれるようですが、スマートフォンでよく使うアプリやWebサイトは縦に情報が並ぶようになっているので、縦長だとその分たくさんの情報を表示できるというメリットがあります。このメリットは2年間使ってみてもやはり大きいと考えています。

一方で、Xperia 1は気になる部分もありました。カメラは確かに以前のXperiaに比べれば改善していましたが、まだまだ荒削りな印象は否めず、また指紋認証の反応が悪くて小さなストレスになったりしていました。2年経てこの辺がどう変わったのか注目です。

到着

今回もドコモオンラインショップにて購入しました。一括ではなくスマホおかえしプログラム適用の36回分割です。このプログラムの是非がよく議論になっているようですが、2年使ったところで中古買取価格と端末返却のどちらか良い方で処分する、2年使っても端末が気に入っていればそのまま所有を続ける、くらいの単純な気持ちで加入しています。他社では同等のプログラムの利用に新たな機種変更が必要なので *1、そんな簡単な気持ちでは使いづらい気もしますが。予約開始日に予約し、購入手続き開始直後に手続きを行ったので、発売日午前中の配送を選ぶことができました。

今回は手持ちの4G回線で機種変更して購入したのですが、SIMの変更はないようで、本体以外の同梱物は初期設定の案内とドコモの各種サービスの案内パンフレット、それからドコモのギガプラン契約でついてくるAmazonプライム1年無料の案内のチラシ程度でした。

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ドコモオンラインショップのダンボールにて到着

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キャリアロゴ入り

今回はフロストパープルを選択。全体にフロスト加工がされており、とても触り心地がよくホールド感も優れています。今回のパープルは、ダークパープルという方が近いような気がします。深みのある上品なパープルです。

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フロストパープルの質感が美しい

Xperia 1と並べてみました。大きさはさほど変わらないようにも見えますが、

  • Xperia 1……167x72x8.2(mm)
  • Xperia 1 III……165x71x8.2(mm)

なので、わずかに小さくなっています。フロスト加工のおかげもあると思いますが、こころなしかXperia 1 IIIのほうが持ちやすいように感じます。どちらもパープルですが、色味はかなり異なります。Xperia 1のビビッドな色調も好きでしたが、Xperia 1 IIIのほうがより私の好みに近いです。Xperia 1 IIIのキャリアロゴはこの角度だとかなり目立つように見えますが、実際には持つ角度にも依存していて、写真ほどは目立たないです。下の方なので持ち手で隠れますし。

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Xperia 1 との比較

カメラ部分は縦配置になっています。個人的にはいわゆる「タピオカ」よりもこちらのほうがスッキリしていると思います。カメラ部分のデザインは近年のハイエンドにしては控えめで、そのためかカメラの画素数約1220万画素とやはり近年のハイエンドとしては少なめです。一番下にあるひときわ大きな開口部を持ったレンズがスマートフォンとしては世界初の可変式望遠レンズです。Xperia 1は広角レンズ以外の写りが正直微妙でしたが、Xperia 1 IIIではどれくらいのレベルになっているのか、楽しみです。

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世界初可変式望遠レンズ

ファーストインプレッション

まだ半日くらいしか使っていなくて、この機種の気になるポイントであるカメラが全然使えていないのですが、今のところの印象を書いておきたいと思います。

まず良い点ですが、端末デザインと手で持ったときの収まりの良さです。フロスト加工され上品なパープルで統一された筐体は非常に高級感があります。長く使っても飽きがこないデザインだと思います。

次に指紋認証が大きく改善していました。Xperia 1では指紋認証の反応が怪しい時が日常的にありましたが、Xperia 1 IIIではまだそのような事象に遭遇していません。今後指が水で濡れているとき含めて色々なパターンで試すとまた印象が変わるかもしれませんが、今のところの印象は非常に良いです。

120Hz表示も非常に良いです。iPad Proをはじめとするガジェットで120Hzディスプレイはこれまでも使ってきましたが、やはり指への追従性や細かな動きの俊敏さなど、60Hzと120Hzには明確な違いがあると感じています。Xperia 1 IIIでは120Hz表示のオンオフを切り替えられるようになっていて、オンにすると様々な操作がなめらかに表示されるので、スマートフォン操作の快適性がぐっと向上します。リフレッシュレートを上げると電池持ちには影響があると思いますが、どの程度変わるのかはもう少し使って様子を見てみたいと思います。ちなみに初期状態ではオフになっているので、120Hz表示にしたい場合は「設定」→「画面設定」→「低残像設定」から有効にしてください。

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120Hz表示には設定が必要

ドコモ版のXperia 1 IIIは5Gに対応しており、n257のミリ波による最大受信4.1Gbpsとn78とn79のsub6のCAによる最大受信4.2Gbpsに対応しています。自宅の近所にミリ波を吹いている場所があったので、スピードテストをしてみました。雨が降っていたのであまりきちんとした測定はできていませんが、それでも1.2Gbps程度の受信速度が出ていました。ミリ波で遊べるようになったので満足です *2

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1.2Gbps近くを記録

続いて気になっている点を挙げると、それは発熱です。Xperia 1 IIIに搭載されているSnapdragon 888は発熱しやすいらしく、既に発売されている他社端末でも問題になっています。Xperia 1 IIIも使っているとじんわりと温度が上がっているのがはっきりわかります。また、5Gのスピードテストを繰り返し行っていると、かなり本体温度が上昇し、手で長時間持っていると低温やけどしそうです。普通に使う分には問題ないとは思うのですが、少し頭の片隅に留めておいたほうが良さそうです。

(2021-07-12 追記) 初期設定が終わりしばらく日常的に使っている分には発熱が気にならなくなりました。なにか後ろで最適化処理がずっと動いていて、それで発熱していたのかもしれません。真偽は不明ですが、ドコモ版はドコモのプリインアプリが発熱の原因なのではという指摘もあります。この辺の通知を止めたりしたのも効果あったかもしれません。

発熱が大きいと電池持ちにも悪影響があるのではないかと心配になります。電池持ちについてはまだはっきりとしたことは言えませんが、持ちが良いとは言えないんじゃないかなというのが第一印象です。私は普段から複数のスマホを持ち歩いているので、困ることはないと思いますが。

まだこのスマホの機能の一部しか使えていませんが、今のところは買ってよかったと思っています。これからカメラを始めとする他の機能もどんどん触っていきたいと思います。

*1:その分最低限支払いが必要な割賦は48回分割の24回分となっています。ドコモのほうが端末代金自体は安めに設定されているので、実のところものすごく大きな負担額の差はないかもしれません

*2:このへんでガッツリ遊ぶならGalaxyのほうが良いかもしれませんが……

Apple PayがVisaのタッチ決済に対応

日本で発行されているVisaカードが11日からApple Payに対応しました。Visaブランドの「タッチ決済」がiPhoneApple Watchからできるようになり、またApple Payを使ったWebサイトやアプリからの決済もできるようになりました。

www.visa.co.jp

今のところすべてのVisaブランドのカードが対応したわけではなく、アプラスSMBCファイナンスサービス (旧セディナ)、NTTドコモ、エムアイカードクレディセゾン、ジャックス、三井住友カード楽天カードが発行するVisaブランドのカードのみの対応となっています。

Visaのページでは、新規登録が11日から可能になったことと、既存の登録済みカードも順次更新されてVisaブランドでの決済ができるようになる旨が案内されていましたが、三井住友カードのページではApple Payの設定を削除→再登録が必要と案内されています。カード会社によって運用が異なるのかもしれません。

www.smbc-card.com

今回の対応により、Visaのタッチ決済対応店舗にてTouch IDやFace IDでの認証の上iPhoneApple WatchをかざすだけでVisaブランドでの支払いが可能になります。サインや暗証番号の入力は原則不要となります。またApple Payを使ったWebサイトやアプリからの決済にも対応していて、これによってSuicaPASMOのチャージも可能ですし、Uberや配車アプリの支払いなども可能となります。

三井住友カードでは、今回のVisaブランドのApple Pay対応に合わせて15%還元キャンペーンを実施するようです。エントリー不要で、同社発行の対象カードをApple Payに登録の上Visaのタッチ決済を利用することで15%相当の還元がプレゼントされます。最大還元額は1,000円と大きいものではありませんが、これをきっかけにVisaのタッチ決済を始めてみるのはいかがでしょうか。

www.smbc-card.com

iOSのキャリアプロファイルアップデートで楽天・LINEMO・Y!mobileでAPN設定が不要に

 先日iOS14.5の正式版の配信が開始されましたが、時を同じくしてキャリアプロファイルのアップデートが実施され、楽天モバイル・LINEMO・Y!mobileにてAPNの設定が不要となりました。 これまでは楽天モバイルではAPNの手動入力、LINEMOとY!mobileではAPNプロファイルのインストールが必要となっていましたが、これからはこれらの操作をしなくてもSIMを挿入するだけで利用可能となります。ドコモ・auSoftBankiPhoneを利用するときと同様の手順で使えるようになるので、スマートフォンの設定に不慣れな人でも使いやすくなったのではないかと思います。なお、ahamoやpovoはAPN設定についてdocomoauと同じ設定を共有しているので、もともと手動でのAPN設定は不要であり、今回のアップデートによる変化はありません。

 サービス開始当初はLINEMOをiPhoneで使用する場合アンテナピクトに「SoftBank 4G」や「SoftBank 5G」と表示されていましたが、今回のキャリアプロファイルアップデートで「LINEMO 4G」あるいは「LINEMO 5G」と表示されるようになりました。Y!mobileでも同様に「Y!mobile」と表示されるようになったそうです。

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キャリアが「LINEMO」表記となった

 楽天モバイルでは「Rakuten LTE」と表示されていましたが、「Rakuten 4G」あるいは「Rakuten 5G」と表示されるようになりました。

 なおこのキャリアプロファイルアップデートはiPad向けには配信されていないようで、iPadでは相変わらずAPNの設定が必要となっています。

ドコモが解約金留保を2021年秋ごろに廃止予定

総務省が4月16日に開催した「競争ルールの検証に関するワーキンググループ」の会合にて、ドコモの解約金留保制度が2021年秋頃に廃止予定であることがわかりました。

www.soumu.go.jp

ドコモの4G/5Gプランは大きく以下のように分けることができます。

  • 解約金が10,450円に設定されている2019年9月以前の4Gプラン。すでに新規受付は停止されている
  • 解約金が1,100円に設定されている現行の4Gプラン
  • 解約金が設定されていない現行の5Gプラン (ahamo含む)

プランによって解約金が異なるわけですが、プランを変更すれば新しいプランの解約金になるのかというとそうとも限らないのがドコモです。ドコモには「解約金留保」という仕組みがあり、プラン変更後も古いプランの契約更新月になるまで古いプランの解約金が維持されるようになっています。なので、例えば解約金が10,450円に設定されているプランから解約金が設定されていない5Gプランに移行しても、前のプランの契約が満了するまでは解約時に10,450円の解約金が請求されるようになっています。

この解約金留保ですが、競合のauSoftBankには存在しない概念です。つまり、プランを切り替えればそのプランが適用される日から解約金は新しいプランのものになります。KDDIはドコモが解約金留保を導入した際に批判していますし、携帯電話に詳しいユーザーの間でも批判的な意見が多く見られました。総務省が開催している会合でも疑問の声が上がっていたようです。およそ2年にわたって維持された制度ではありますが、廃止されることになったのは乗り換え円滑化に資するもので、良かったと思います。

ドコモは同時に解約金が存在するプランの廃止をすることも検討しているようです。いわゆる「2年縛り」プランがなくなることになります。SoftBankはすでに現行プランにおいて2年縛りプランを廃止しているので、これで2年縛りプランが残るのはauのみとなります。

大手キャリアがオンラインでの端末単体販売を拡充する方向

総務省が4月16日に開催した「競争ルールの検証に関するワーキンググループ」の会合にて、ドコモ・KDDISoftBankによるオンラインでの端末単体販売が拡充される方向であることがわかりました。

www.soumu.go.jp

ドコモは、現在店頭での一括払いを条件に端末の単体販売を行っています。また、「スマホおかえしプログラム」への加入を条件としてオンラインショップでも端末の単体購入が可能です。これについて、期限は明らかにしていないものの、今後店頭における分割払いの対応と、オンラインショップでの一括払いの対応を進める方針を明らかにしています。また、今夏を目途に端末の単体購入の際にもドコモの補償サービスである「ケータイ補償サービス」に加入できるようにすることを明らかにしています。回線契約と「ケータイ補償サービス」が分離されることになり、ドコモの回線を解約しても「ケータイ補償サービス」を任意で引き続き契約できるようにもなる見込みです。

KDDIは今のところオンラインショップでの非回線契約者による端末購入ができませんが、夏頃に非回線契約者によるオンラインでの端末の購入に対応するとのことです。povo契約者向けに5月頃にオンラインショップでの端末購入が可能になると案内しているので、おそらくこれが対応するものだと思われます。また、auブランドで提供されている「故障紛失サポート」についても端末単体購入で加入できる同様のサービスを検討していることを明らかにしています。

SoftBankもオンラインショップでの非回線契約者による端末購入はできませんが、今年度末を目途に非回線契約者によるオンラインでの端末購入に対応するとしています。加えて、SoftBankには「あんしん保証パック」という端末補償サービスがありますが、こちらもau同様に端末単体購入でも同様のサービスを提供できるようにする計画があるということです。

端末単体購入の拡充は、従来から総務省が進めている「通信の端末の分離」の促進のためには必要なのでしょうが、今のまま進めてもあまり消費者に対するメリットはないのではないのではと思います。1つ目の理由として、これらのキャリアから販売されている端末はSIMフリー版の同機種と比較しても割高なことが多いことが挙げられます。例えばiPhone12 128GBは、Apple直販のSIMフリー版が99,880円なのに対して、ドコモが109,296円、KDDIが108,260円、SoftBankが116,640円です。一番高いSoftBankと比較すると16,760円も違います。しかもこのキャリア販売価格はオンラインショップで購入した場合の価格で、たいていのショップでは頭金という形で価格が1万円ほど更に高く設定されているため、さらに高い端末価格を払うことになります。もちろんキャリアから購入するとキャリア独自の割引が受けられるケースもありますが、これは基本的にMNPや3G/4G契約からの切り替えが条件となっており、端末単体購入で受けられる恩恵ではありません。各キャリアが実施している端末返却を条件とした端末購入補助プログラムも、iPhoneの場合中古の買取価格が高いので、プログラムを使うために割高な価格を払うメリットは薄いだろうと思います。

Androidの場合は、キャリア販売端末における対応バンドの少なさが引っかかります。現在キャリアから販売されているAndroid端末は、他社のプラチナバンド帯に対応しないようになっている端末が多いです。結果として、例えばau回線を持っている人がドコモ専売の端末が欲しいのでドコモから端末単体購入をしても、その端末はauのプラチナバンドに対応していないので、au回線の能力を十分に使いこなせないということになってしまいます。

とはいえ、Redmi Note 9Tのような遊べそうな端末でありながらもキャリア専売で買いにくかったものを更に気軽に買えるようになるのは、ケータイ好きとしてはありがたいところです。販売チャネルが多様化すれば、競争も進み端末価格や端末の対応バンドを始めとするスペックの差異についても改善されていくかもしれません。個人的には、キャリア提供の補償サービスについて複数個を契約できるようにもしてほしいです。端末を新しく買い換えると古い端末か新しい端末かのどちらかにしか契約を残せないのは使いづらいです。

ドコモが「ahamo」の有償店頭サポート提供予定を表明

総務省は4月16日に「競争ルールの検証に関するワーキンググループ」の会合を開催しました。この会合において、ドコモがオンライン専用プラン「ahamo」の契約者に対して有償での店頭サポートを提供する予定があることを明らかにしました。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000745889.pdf

「ahamo」はもともと申込みからサポートまでをすべてオンラインで完結させるという触れ込みでスタートしたプランでしたが、実際に蓋を開けてみると利用者の契約状況によってはオンラインで申込みを完結させられなかったり、オンラインでできない手続きが残されていたり、チャットが常に混雑していて使い物にならなかったりと様々な問題が出てきてしまっています。また、大々的なテレビCMの影響からか、本来「ahamo」がターゲットとしていないユーザーが「ahamo」に流入して混乱が起きるということもあるようです。こういうときにKDDISoftBankであれば「UQ mobileかワイモバイルのほうが良いですよ」と案内できるのですが、ドコモには店頭サポートが付いている廉価ブランドが存在しないので、そういった対応ができません。

このような現状を考えると、きちんと対価を取ることを前提として「ahamo」に有償店頭サポートを加えるのは妥当に思えました。ちなみに「ahamo」以外のプランを契約していても、一部のドコモショップでのサポートは既に有償化されていて、例えばケータイ補償サービスで交換された端末の初期設定には3,300円かかります。「ahamo」ではこの有償化の範囲が更に拡大されるか、料金が引き上げられるかが行われるだろうと思います。契約を一からサポートする場合は5,500円くらい徴収しても良いんじゃないかと思ったりしました。