Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを解約した その理由
以前より契約していたスターウッドプリファードゲスト アメリカン・エキスプレス・カードから自動切り替えされたMarriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを先日解約しました。
Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード自体は悪いカードではないと思いますが *1、私の使い方には合わなくなっているというのが解約の理由です。
プラチナエリートを目指すつもりがない
Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの特徴として、年間400万円決済でMarriott Bonvoyのプラチナエリート資格が付与されることが挙げられます。また、カードを更新することで宿泊実績15泊が付与される特典もあります。ゴールドエリートとプラチナエリートだとそれなりにサービスの差があるので、Marriott系のホテルをよく使う人であればこの仕組みを使ってプラチナエリートを獲得するというのもありだと思います。一方で、私はMarriott系のホテルに積極的に泊まっているわけでもないという現実があり、またプラチナエリートを持っているからといってMarriott系に宿泊を寄せたいというわけでもないので、わざわざプラチナエリートを取得するモチベーションが弱いのが本音です *2。
Marriott Bonvoy ポイントへの興味が薄れた
このカードの人気ポイントとしては、決済などに使うことでMarriott Bonvoy ポイントが貯まることが挙げられます。これはMarriott系のホテルの宿泊にも使えますし、さらには世界中の航空会社のマイルに好レートで交換できることもあり、旅行好きの間で人気が出たわけです。私もこの点をこのカードの大きな利点の一つであると感じていました。
ところがここ最近の社会情勢の変化などもあって、以前ほどマイルの収集に対する興味が強くなくなってしまいました。貯まっていくMarriott Bonvoyポイントをホテルの宿泊に充ててもいいわけですが、もう少し汎用的な使い道のある方法で還元を受けたい気持ちが強くなりました。
年会費が上がった
私はここのところこのカードを決済にほとんど使わず、年に1回年会費を支払うと付与される無料宿泊特典を利用するためのカードとして契約していました。年会費として一旦39,500円を払いますが、宿泊するホテルを選べば39,500円以上の価値のある部屋に宿泊できるので、一種の旅行積立のような感覚で利用していました。
ところがこの年会費が49,500円に引き上げられました。もちろんその分特典が積み増しされていますが、無料宿泊特典を利用するためのカードとして考えるなら、49,500円以上の部屋を探す必要があります。10,000円の差なのですがこれが意外と難しいのです。この無料宿泊特典はリッツカールトンなどのベースの平均宿泊料金が高いホテルは対象外ですし、また対象のホテルであっても一番安価な部屋が対象になるからです *3。
ゴールドエリートはいらない
このカードを持っていると自動的にゴールドエリートステータスが付与されるのですが、Marriott Bonvoy のゴールドエリートにはあまり価値を感じていません。部屋が多少アップグレードされたり、レストランの料金が割引になったりしますが、逆に言うとその程度で、他のルートで予約したほうがよりよい待遇を受けられることも多いのです。
ちなみにアメプラを別に持っているので、ゴールドエリート自体はこのカードを解約しても継続される予定です。
解約手続き自体は簡単
解約手続きはアメックスの窓口に電話して行います。ネットで解約できるカード会社も増えている中、電話のみというのはちょっと面倒くさいですが、自動音声での手続きになるので思ったほど手間はかかりませんでした。利用実績が大きい人はオペレーターにつながって引き止めなどが行われるのかもしれません。
6年くらい契約していたので、私のカード遍歴の中でもなかなか長い付き合いのカードでした。私がホテル遊びの楽しさを覚えるきっかけになったカードでもあるので *4、ちょっと思い出深いカードです。これまでありがとうございました。