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ダイナースクラブ プレミアムカードが届いた

先日、ダイナースクラブ プレミアムカーというクレジットカードが届きました。

届いた封筒

これはダイナースクラブというブランドが発行するクレジットカードの一つで、昨年にダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカードというものが登場するまでは、ダイナースクラブが発行するカードの中でも最上位の位置づけだったものです。カードオタクとしては一度は手にしてみたいカードだと思っていましたが、カード会社からの招待など何らかの手がかりがないと申し込めないカードであり、年会費も結構高いので、いずれ手に入れるチャンスがあればくらいに思っていました。しかし今年になって手に入れるチャンスをたまたま得られたので、今回申し込んでみたというわけです。

到着までの流れ

カードの申込みをしたのは4月12日でした。そしてカード発送準備完了の通知が来たのが4月15日、カードが届いたのは4月20日のことでした。1週間ちょっとでカードが届いたので、思ったよりは早く到着したなという印象です。カードは記事の最初に紹介した封筒に入って送られてきました。入会できる人が今よりずっと限られていた昔はもっとごついものに入って送られてきたという噂も耳にしましたが、まあ今や私のような一般人でも入会できるカードですので、普通のカードよりはちょっと豪勢なくらいの封筒でした。

同時にETCカードも注文したところ、それはもう少し遅れて22日に到着しました。

開けてみる

カードの台紙

封筒を開けてみると、まずカードが貼り付いている台紙が入っていました。普通のカードの台紙を黒くて厚みのある台紙に入れ込む形とすることで、封筒の大きさと合わせてありました。

挨拶状

挨拶状も入っていました。この手のカードは大体こういうのが入ってますね。

いろいろはいっている

封筒の中にさらに内封筒のようなものが入っていて、その中にいろいろ入っていました。規約・ビジネスカードの案内・コンパニオンカードの案内・キャッシングやローン枠の設定申込書・クラブガイドですね。ビジネスカードはいわゆる法人カードです。コンパニオンカードはダイナースクラブの特色で、本カードと請求・ポイントをまとめたMastercardブランドのカードを無料で持てるサービスです。ダイナースクラブは特に海外だと使えない店舗も多いのが弱点なのですが、Mastercardブランドのカードを合わせて持つことでその弱点を補えるというわけです。コンパニオンカードは本カード申込時に同時に申し込めたのですが、申し込み忘れていました。改めて申し込んでみようと思います。

券面

カードの券面にはカード番号やカードホルダーの氏名などの情報が一切書かれていません。これらの情報はすべてカードの裏面に記載されるようになっており、表面はダイナースクラブのロゴと、ダイナースクラブのカードの定番デザインである地球の絵、中央に「Premium」と記されたホログラム、そしてICチップとタッチ決済が使えることを示すマークのみになっています。

裏面はカード情報がたくさん記載されているので写真は掲載しませんが、ラメ入り加工でおしゃれな感じです。

カードの表側がツルツルのピアノブラックになっているのが興味深いなと思いました。世の中に黒いクレジットカードはそこそこありますが、ピアノブラック仕上げのクレジットカードってあまりないような気がします。重厚感あるデザインだなと思う一方で、決済などに使うとすぐに傷が付きそうなデザインだなとも思います。実際、写真ではちょっとわかりにくいですが、すでに傷がついている箇所もあります。ICチップやサインパネルも少し汚れていて、カードの製造管理がちょっと心配になります。

銀座プレミアムラウンジを使ってみる

少し前まではダイナースクラブの最上位クラスカードでしたし、年会費も高いカードなので、色々な付帯サービスが用意されています。少しだけサービスを使ってみたので紹介したいと思います。

まずは、銀座プレミアムラウンジです。ダイナースクラブが銀座で運営しているラウンジで、ダイナースクラブが発行する以下のカードを持っている人のみが利用可能となっています。

23日に銀座に行く機会があったので、ついでに訪問してみました。ラウンジは、銀座駅A1出口のすぐ近くにある雑居ビルに入居しています。アクセスはかなりいいと思います。ただこの雑居ビルは結構年季が入っている感じで、しかも私が訪問したときはエレベーターがメンテナンス中でプラスチックの板が貼られている状態でした。ちょっと「プレミアムラウンジ」感はないですね。

私が行ったときはラウンジの入場待ちが発生していました。ちょうど夕方頃ということもあり、銀座で一通り買い物を終えて疲れた人たちが集まってきていたのだと思います。ラウンジは2つのエリアに分かれており、ロイヤルプレミアムカードかプレミアムカー保有者のみ入れるプレミアムエリアと、対象カードであればどのカードでも入れるラウンジエリアの構成になっています。プレミアムエリアのほうが面積が広いのですが、こちらのほうが人気が高いらしく、待っている人の数が多い状態でした。今回は時間がなかったので、より短い待ち時間で入場できるラウンジエリアを利用することにしました。

ラウンジエリアですが、思ったより狭いなというのが第一印象でした。席数は20席くらいでしょうか。席同士の間隔もプレミアムエリアに比べるとちょっと詰まっているように見受けられ、一応休憩はできるけど、ゆとりがあるという感じではないですね。入室するとスタッフさんからお菓子の提供があります。これは毎月変わるらしく、私が訪問したときは石屋製菓ラングドシャでした *1ドリンクはフリーフローですが、セルフサービスです。

ラウンジエリアはそこまで良いなとは思えなかったので、今度はプレミアムエリアを訪問してみたいです。こちらはパッと見た感じラウンジエリアよりも広々としてそうでしたし、ドリンクの種類も多く、スタッフさんによる給仕もあるということで、もう少しゆとりある滞在ができるんじゃないかなと思います。ラウンジの入場待ちが発生するのがネックに思えますが、受付で整理券を発行してもらって一旦外出、順番が回ってきたら通知してもらうということもできるようです *2

(2022/04/30 追記) プレミアムエリアを利用する機会を得たので、利用してみました。

新型コロナの影響で座席数は減らしているようで、ペア席が9組、窓向きの1人席が5席、壁向きの1人席が6席という構成になっていました。部屋の広さの割に座席数はラウンジエリアより少し多いくらいなので、やはり余裕はあるようです。

スタッフさんからお菓子の提供があるのはラウンジエリアと同じ。提供されるお菓子の種類も同じです。ドリンクがセルフサービスからスタッフさんによる給仕に変わります。ドリンクの種類も増えるのが嬉しいですね。

総じてプレミアムエリアは快適でしたので、また機会があれば利用してみたいと思いました。

コンシェルジュを使ってみる

この手のカードによく付帯しているサービスとして、コンシェルジュサービスがあります。条件に合うレストランを探してほしいとか、旅行で行きたい場所を巡るのに効率の良いコースを組んでほしいとか、そういう要望を丸投げできるサービスです。なかなか使いこなすのが難しいサービスだとか、ネットで調べればいいからいらないサービスだとか言われがちなものではあるのですが、ちょうど直近に会食の予定があったので、このサービスを使って条件に合うレストランを探してもらうことにしました。

同じ条件で手持ちのカードでコンシェルジュサービスが使えるダイナースクラブ プレミアムカード (以下ダイナースプレミアム)とアメリカン・エキスプレスのプラチナ・カード (以下アメプラ) に依頼を投げてみました。それぞれの依頼はダイナースプレミアムについてはオンラインでの依頼が可能なのでそちらを利用し、アメプラについては電話のみの対応なので電話での依頼を行いました。コンシェルジュを使いたいときってとりあえず条件を提示して丸投げしたい気持ちのときなので、いちいち電話するしかないアメプラは正直微妙だなと思いました *3

まず依頼を投げてから回答が返ってくるまでの時間ですが、ダイナースプレミアムが丸2日ほどかかったのに対して、アメプラは半日ほどでした。半日で返答しろとは言わないですが、2日はちょっと時間かかっている印象です。

続いて回答の内容です。レストランの候補の数はアメプラが4つでダイナースプレミアムが2つとアメプラのほうが勝っていましたが、挙げられていたレストランの質がダイナースプレミアムのほうが高いように思いました。「食事をする人」とカード名についているだけはあるんでしょうか *4。結局ダイナースプレミアムから提案されたレストランをそのまま予約することにしました。

一度だけのトライなので、他の条件で依頼を投げてみると違う結果になるかもしれないですし、これからも色々試してみたいなと思っています。

まとめ

年会費がびっくりするほど高いですし、まあ正直自己満足ではあるのですが、カードオタクとして一度くらい使ってみたいと思っていたカードを手にできたのは良かったです。一方このカードが手元にやってきたことで、高級なカードのオタクとしての探検も一段落付いたかなとも思います。さらに上を見ればアメックスのセンチュリオンだとかダイナースのロイヤルプレミアムだとかあったりはしますが、この辺は僕のような一般人には入会できる気がしません。外商カードには正直興味ないですし、航空系も以前ほどマイル集めをしたい気持ちがないので微妙*5。あとはラグジュアリーカードやザ・クラスくらいですかね……。

ラグジュアリーカードは日本限定の色であるローズゴールドがちょっと気になってはいます。インターネットでも取得報告をあんまり見かけないですし。ただし、年会費が高額なカードを同時に何枚も持ってても全く使いこなせないでしょうから、仮に申し込むとしてももっと先のことになるとは思います。

ザ・クラスも以前ほどではないにせよディズニーを始めとするアミューズメント関連で使えそうなサービスがあるので、面白そうだとは思っています。しかし取得にかかる手間が結構大きそうなのがネックですね。JCBプラチナを発行してそれなりの額を何年かかけて決済し続けJCBからの招待を待つという形になりそうですが、JCBプラチナの還元率を考えると決済には他のカードを使いたくなる欲求が湧いてきそうです。そうした今ある実利の犠牲に対してザ・クラスを取得するという目標が見合っているかというと難しいところだと思っています。

*1:白い恋人ではない

*2:そもそも23日の入場待ちが平均よりかなりひどかった可能性はあるので、しばらく様子を見てみようとも思います

*3:電話する暇があるなら自分でネットで検索しようかなと思うこともあるでしょう

*4:なお、コンシェルジュの運営元がセゾンプラチナと同じらしいという話も聞くので、コンシェルジュ目的だけならダイナースプレミアムにする意味は薄いかもしれないです

*5:それを言うとダイナースクラブ プレミアムカードもマイル以外に変換したときの還元率が微妙であるのですが