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月間通信量制限がゆるいモバイル回線まとめ (2014年11月末現在)

モバイルヘビーユーザにとって、月間通信量の制限は悩みの種です。月間通信量の制限といえば、docomo/au/Softbankの主要3キャリアが導入していた「7GB制限」が有名です。新しい料金プランの導入にともなって、お金さえ払えばdocomoSoftbankで30GB、auで13GBまで流せるようになりましたが、できるだけ安い価格で出来るだけたくさんのデータを高速に流したいというのが、人情というものです。

一方でMVNOなどから多様な料金プランが発表されるようになり、その中には「月間通信量無制限」をうたう料金プランまで現れています。今回は、そのような「月間通信量無制限」プランを始めとして、比較的月間通信量の制限が緩いと思われるモバイル回線を紹介したいと思います。

なお以下に示す料金は、全て税込みです。

月間通信量無制限

ぷらら

  • 月額2980円
  • 初月無料 (11月30日までとあるが今のところ月が変わるごとに1ヶ月ずつ延長している模様)
  • SMSオプション 162円
  • 解約金無し
  • 速度は3Mbps制限

恐らく「月間通信量無制限」といって最も有名なのが、ぷららが提供するdocomoのMVNO回線でしょう。月額2980円で通信量無制限でdocomoLTEが利用可能です。解約金もかからないので、適当に契約して、要らなくなったら解約できます。ただし、通信速度は3Mbpsに制限されています。超高速通信はできませんが、通信速度は比較的安定していて、HD動画を視聴するなどハードな用途でなければ実用可能との報告が多いです。

U-mobile

  • 月額2,678円
  • 初月無料
  • 翌月853円 (11月30日まで)
  • SMSオプション 162円
  • 解約金なし
  • 速度は理論上docomoLTEと同じ (150Mbps)

ぷららより安く、しかも「月間通信量無制限」、通信速度の制限についても特に書かれていないU-mobile。こちらもdocomoLTEが使えるMVNOです。一見魅力的ですが、実際には、ぷららよりも通信品質は良くないようで、1Mbps出ないことも……。値段なりの差がでているというところでしょうか。

DTI

  • 月額504円
  • 解約金なし
  • 速度は250kbps制限

格安SIMと呼ばれるものの中でも、群を抜いて安いDTIのSIM。実は月間通信量が無制限です。ただし速度は250kbpsに制限されています。動画を見るのはまず難しいですし、画像が多用されているサイトなども厳しいのではないか、と思われます。

WiMAX

  • UQ WiMAXの場合、月額3,991円 (1年縛りプラン)
  • MVNOによってもっと安いものもある
  • 解約金発生の可能性あり
  • 下り40Mbps→2015年春より13.3Mbps

元祖「月間通信量無制限」といえば、UQ WiMAX。2009年7月のサービス開始当初は、通信量の制限がないことに加え、下り40Mbpsという速度が衝撃をもって迎えられたものでした。しかし、新しく導入されたWiMAX 2+へ電波資源を割り当てるため、2015年春頃に、WiMAXの速度は下り13.3Mbpsにまで低速化されることが予定されています。今のままの料金だと、docomoのMVNO勢に比べて、若干分が悪い感じがしますが、WiMAXのMVNOからも、限定ながら430円プランといった格安プランが放出されたりもしているので、こういったプランであれば利用価値も出てきそうです。

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また、WiMAXはSIMを利用しない通信方式なので、契約を別の端末で利用するといったことはできません。

月間通信量無制限(期間限定)

WiMAX 2+

  • UQ WiMAXの場合、月額3,991円 (2年縛りプラン)
  • MVNOによってもっと安いものもある
  • 解約金発生の可能性あり
  • 下り110Mbps→2015年春より220Mbps
  • 最初の2年間のみ通信量無制限

WiMAXを提供しているUQコミュニケーションズが新しく導入を進めている通信規格であるWiMAX 2+。理論値が下り110Mbpsで、ユーザがまだそれほど多くないこともあって、筆者 (東京都多摩地域在住) の実測値で20Mbps以上は出ています。さらに2015年春より220Mbpsへの速度増強も予定されています。ただし、220Mbpsは、対応端末でないと利用不可なのが要注意な点です。また、通信量無制限なのは、契約から最初の2年間のみで、それ以降は7GB制限がかかる、という点も注意です。

MVNOから更に安いプランも出ているので、そういったプランも検討の価値があると思います。

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ワイモバイル Pocket WiFiプラン+

  • 月額3,991円
  • 工夫次第でもっと安くできることも
  • 解約金発生の可能性あり
  • 下り165Mbps
  • 7GB制限
  • ただし最初の2年間のみ容量追加が何度でも無料

ワイモバイルが提供する、キャリアアグリゲーション対応Pocket WiFiが事実上月間通信量無制限に対応しています。現状対応端末は305ZTのみです。利用料金は月額3,991円ですが、現在一部の販売店で行われている新規一括0円キャンペーンを利用して契約すると、月額2,242円で利用可能です。

「事実上」月間通信量無制限と書いたのは、この回線は、契約から最初の2年間のみ、本来有料の7GB超過時の通信量追加オプションが何度でも無料という回線だからです。つまり、普通に使っていると7GBで一旦制限されるのですが、500円で500MB分追加できるオプションを無料で利用できるので、実質無制限回線として利用できる、というわけです。

ワイモバイル回線には、3日で1GB流すと速度制限が行われるという制約もありますが、305ZTの回線に限っては、その制約が今のところ行われていないようなので、現状は容量追加の手間さえ惜しまなければ、完全に自由に利用できる回線になっています。

実質月間30GB程度の制限

ワイモバイル LTEフラット

  • 月額2,550円
  • 解約金発生の可能性あり
  • 下り75Mbps
  • 公称10GB制限 しかし実際には30GB程度まで制限がない模様

ワイモバイルオンラインストアでここ最近販売されているアウトレットGL04Pも合わせて紹介したいと思います。アウトレットとありますが、端末自体の状態は良好です。

こちらは、月額2,550円で公称10GBまで利用可能な回線です。しかし、数多くある報告によれば、10GBを超えても制限が行われず、30GB程度まで高速通信ができるようです。月額2,550円で30GB程度まで流せる回線は、なかなか無いと思います。旧イーモバイルLTEしか利用できませんが、品質はそれほど悪くなく、筆者が東京都多摩地域で利用している限りでは、10Mbps〜30Mbps程度出ています。