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ドコモが新料金プラン「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」を発表

ドコモが「ahamo」に続いて「5Gギガホ プレミア」および「ギガホ プレミア」という新料金プランを発表しました。

www.nttdocomo.co.jp

内容としては以下のとおりです。

5Gギガホ プレミア

  • 5G端末専用プラン
  • データ容量は4Gエリア含めて無制限
  • テザリングも無制限
  • 利用データ量3GB以下の月は1,500円引き
  • 価格は6,650円

ギガホプレミア

  • 5G端末がなくても契約可
  • データ容量は60GB
  • 上限到達後は1Mbps
  • 利用データ量3GB以下の月は1,500円引き
  • 価格は2年契約なしで6,550円2年契約付きで6,380円

新旧プランで比較すると、

5Gギガホ 5Gギガホ プレミア
価格 7,650円 6,650円
データ容量 100GB 無制限

ギガホ ギガホ プレミア
価格 7,150円 6,550円
データ容量 30GB 60GB

となり、データ容量の拡充と料金の引き下げが実現されました。まともに考えると、今後契約が増えてくるであろう5G向けの大容量プランで月1,000円の値下げを行えば、減収要因になるような気がしますが、なにか注意するべきところはあるのでしょうか。

キャンペーンが恒常化しただけともとれる

実は、現行プランの「5Gギガホ」および「ギガホ」はキャンペーンを行っていて、データ容量の拡充と料金の割引が行われています。

まず5Gプランの方から見ていきましょう。「5Gギガホ」では容量無制限キャンペーン5Gギガホ割が行われています。容量無制限キャンペーンは、読んで字のごとく本来は100GBのデータ容量であるところを無制限とするものです。期間限定のキャンペーンということになっていますが、「5Gギガホ プレミア」が開始される前日まで継続が決定しています。5Gギガホ割は、「5Gギガホ」を新しく契約したときそこから6ヶ月間1,000円の割引が行われるというものです。つまり、5Gプランに関して言えば、キャンペーンが適用されている現行のプランと新しい「5Gギガホ プレミア」にはなんの差もないということになります。キャンペーンの永続化が決定し、新しいプランとして仕切り直すことになったというところですね。

続いて4Gプランを見てみましょう。こちらではギガホ増量キャンペーン2ギガホ割が行われています。ギガホ増量キャンペーン2は、本来30GBのデータ容量を60GBと倍増させるものです。期間限定のキャンペーンということになっていますが、「ギガホ プレミア」が開始される前日まで継続が決定しています。ギガホ割は、「ギガホ」を新しく契約したときそこから6ヶ月間1,000円の割引が行われるというものです。つまり、4Gプランに関しては、キャンペーンが適用されている現行のプランより新しい「ギガホ プレミア」のほうが400円高という差があることになります。

この微妙な差は、5Gをできるだけ契約してほしいというドコモの意図があるものだと思われます。

容量無制限はある程度信用して大丈夫?

「5Gギガホ プレミア」は、容量無制限化にあたって「ネットワーク混雑時・大量通信時などに通信制限がかかる場合があります」という注記が追加されました。これを懸念する声もあるようですが、この注記は容量無制限キャンペーンにも存在していたものです。現状の容量無制限キャンペーンの「5Gギガホ」で500GB程度流しても特に制限されていないという報告もネット上で上がっているようで、「5Gギガホ プレミア」になってもそのあたりは変わらないと思われることから、500GB程度の利用であれば制限されない可能性が高いと思います。楽天の1日10GB制限よりはゆるいのではないでしょうか。まあ楽天より価格が高いのでそれは当然でしょうかね。

「データプラス」で使う際は要注意

「5Gギガホ プレミア」や「ギガホ プレミア」は、テザリングでも無制限ないし60GBまでデータ容量を使うことができますが、主回線のデータ容量を2台目のスマホタブレットで利用できる「データプラス」利用の際は注意が必要です。今のところ正式なアナウンスがされていませんが、今出ている情報から読み解く限りは「データプラス」利用の際はデータ容量が30GBに制限され、それを使い切ると1Mbpsの速度制限が入ります。今後プランの正式な開始までにこの辺りの制限は変更される可能性もあります。

家族割や固定回線割引も適用

「ahamo」と違って、いわゆる家族割や固定回線とのセット割引が適用されるのが今回のプランの特徴です。定価を比べると「ahamo」より高い価格設定なのは間違いないですが、これらの割引がうまく適用できれば思ったより安くなるのも事実です。

例えば、自分を含めて家族がドコモ回線を3回線持っており、家族の誰かがドコモ光を契約していて、かつ自身の携帯料金をdカードで払っていれば、「5Gギガホ プレミア」の価格は

定価 6,650円
家族割 (みんなドコモ割) -1,000円
固定回線セット割 (ドコモ光セット割) -1,000円
dカードお支払い割 -170円
割引後価格 4,480円

となります。「ahamo」との差は1,500円に縮まります。1,500円払えば20GBから無制限になるとなると、「5Gギガホ プレミア」になびく客も一定数居るのではないでしょうか *1

「ギガライト」には手が入らず

www.itmedia.co.jp

今回は大容量プランである「ギガホ」系の料金プランが変更されましたが、段階制の小容量プランである「ギガライト」には手が入りませんでした。そもそも「ギガライト」は某省が「小容量でも安いプランを作れ!」と横槍を入れてきたために作ったプランなので、ドコモとしても別に拡販したい意図はないんだろうと思います。小容量が良いならMVNOのプランを使ってね、というのが本音でしょうね。この小容量低価格MVNOプランは「ahamo」の発表時にドコモ本体のプランと連携して展開する旨の言及があったので、近いうちにNTT系の適当な会社 *2 から発表されることになると思います。

まとめ

競合であるauの無制限プランが4Gプランで7,650円、5Gプランで8,650円であり、またドコモ発表当時最新のSoftBankの大容量プランが4Gプランで7,480円、5Gプランで8,480円であることを考えると、ドコモの新プランは価格的に競争力があると言えるでしょう。また、auは無制限をうたいながらもテザリング容量に制限があり、SoftBankのプランはそもそも無制限ですらないことを考えると、その優位性は更に高いと言えます *3。無制限プランというと楽天が2,980円でやっていて確かに破格なのですが、今のところエリアでは他の三社に遠く及ばないため、万人にはおすすめできる状態にありません。一方で、割引額としてはキャンペーンをそのまま恒常化した程度のものであり、実際のところ大きなインパクトのあるものではなかったと思います。「ahamo」のインパクトが大きすぎましたね。

「データプラス」利用時の制限が残念です。これがなければ、単身世帯で「5Gギガホ プレミア」と「データプラス」を契約し、それぞれ持ち歩くスマホと家に置いておくモバイルルーターに紐付けることで、固定回線無しで外でも家でもそれなりに安定した品質の通信が無制限に利用できるのですが……。一切割引が適用できなくても6,650円なので、固定回線と携帯回線を別々に契約するよりは安いはずです。「ahamo」と「5Gギガホ プレミア」を契約して9,630円というのも考えられますが、これなら「ahamo」と固定回線で別にいいじゃんということになりますよね。

今回の発表を受けて、また各キャリアが大容量プランを見直してくることが予想されるので、楽しみですね。

*1:10代から20代の若い世代を抱えている家族などが想定されます

*2:NTTコミュニケーションズかな

*3:なぜか携帯業界は「横並び」批判されることが多いですが、この通り大容量プランについては全く横並びではありません