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ガジェットとキャッシュレス決済とホテル徘徊が好きな人のブログです。

スマートリモコン Nature Remo mini を買ってみた

ふと思い立って、自宅にスマートリモコンを導入してみました。

きっかけ

きっかけは、梅雨入り以降すっかりジメジメとした部屋を快適にするために、エアコンの除湿機能を使い始めたことでした。すると出てくる悩みエアコンのリモコンをどう管理するか。自宅のエアコンのリモコンはあまり大きくないので、大して広くもない自宅の中でもちょいちょいリモコンの行方がわからなくなることがあります。また、ベッドに入っているときにふとエアコンを付けたり消したりしたくなったりしたときに、ベッドから這い出てリモコンを操作しなければならないのを煩わしく感じていました。こうした問題をスマートリモコンによって解決できるのでは?と考えたのです。

スマートリモコンというのは、既存の赤外線リモコンで操作できる家電をスマートフォンなどの端末から操作できるようにする装置です。スマートフォンに専用のアプリを入れておいてそのアプリから操作を行うと、Wi-Fi経由でスマートリモコンが作動して赤外線が発射され、家電が動作するという仕掛けになっています。

多くのスマートリモコンは音声アシスタントにも対応しています。あらかじめ連携させておくことで、音声アシスタントを使ってスマートリモコンを作動させることができます。つまり、声でエアコンを付けたり消したりといったことが出来るようになるわけですね。声ならおそらく紛失の心配もないし、ベッドの中にいても操作が可能です。

購入と開封

スマートリモコンは色々なメーカーから販売されているのですが、今回はNature Remo miniというものを買いました。特にこれに絞った根拠があるわけではないのですが、

  • Google Assistant対応
  • 小さくて邪魔にならない
  • それなりに安い

という条件で絞られたものの中から、選んだという形になります。mini という名前から想像されるようにこれは小型版で、Nature Remo という更に多機能なものもありますが、少し筐体が大きくなるのと、機能の差分を魅力と感じなかったことから、こちらを選択しました。

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箱は今どきな感じです。

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外箱を取り払うとボール紙でできた箱が出てきます。中に本体と給電用のケーブルと簡単なスタートアップガイドが入っています。筐体は小さくて白を基調としたシンプルなデザインです。どこにでも置けるデザインだと思います。給電ケーブルはmicroUSBケーブルでした。2019年になってmicroUSB端末が増えるとは思っていませんでしたが、頻繁に抜き差しするものではないし、コストカットのため致し方なしだろうと思っています。

セットアップは、公式サイトに紹介されているとおりにすれば基本的に大丈夫です。「Remoをタッチ」の工程はやらなかった記憶がありますが、変更されたのでしょうか?

チュートリアル — Nature

Wi-Fiへの接続のところで、周辺のWi-Fiの検索に失敗することがありました。アプリを一旦終了して再起動したところうまくいったので、アプリのバグなんじゃないかなと思います。直してほしいですね。

良いところ

プリセットが多く用意されている

スマートリモコンは、最初のリモコンの登録が面倒臭そうで敬遠していたところがあったのですが、Nature Remo にはそこそこ多くのリモコンのパターンが予め記憶されているので、主要なメーカーの家電であれば大きな手間なく登録可能です。家電のリモコンをNature Remoに向けた状態でリモコンの電源ボタンを押すと、その信号をもとにメーカーの判別が行われて登録できます。家にあったエアコンやテレビはこれで登録でき、エアコンであれば運転モードや温度の変更、テレビであればチャンネルや入力切替のボタンも自動で登録されました。

ルール機能である程度凝ったことも出来る

Nature Remoにはルールという機能が備わっていて、Nature Remoに備わっているセンサーやタイマーをトリガーにした操作をすることができます。例えば「気温がxx度以上になったらエアコンの冷房をつける」とか「朝の7時になったら電気とテレビをつける」とかいうことができます。

またNature Remoのアプリには、ジオフェンス機能もついています。アプリをインストールしたスマホがある一定の範囲内に出たり入ったりしたときに指定の操作を行うという機能です。これによって「家に帰ってくる少し前にエアコンを付けておく」ということも可能です。逆に家電のつけっぱなしも回避できますね。

Nature Remoには湿度計や照度計、人感センサーなどがついていてこのルール機能が更に高度に使えるのに対して、Nature Remo miniは温度センサーのみ。まあエアコンの調整には十分使えるくらいです。 Nature Remoにはいろいろセンサーがついていますが、これらのセンサーを組み合わせてトリガーにすることは今のところできないようなので、ちょっともったいないように思います。「温度と湿度が一定条件を満たしたときにエアコンの運転を○○にする」などは需要がありそうですけどね。

使用感

リモコンがちゃんと動作して、家電が反応するかが心配でしたが、反応は良好です。電源のオンオフやテレビの音量の調整などはスムースに行えているように思います。連続でコマンドを送信すると若干反応にばらつきを感じますが、いったんコマンドがインターネットに出ていったあとにNature Remoに戻ってくるような経路になっているだろうことを考えれば、十分許容できる範囲です。

ちゃんと使えるかどうかが心配だったので、スマートスピーカーは購入せずに使っていました。スマホアプリからの操作には特に問題がなかったのですが、やはり音声コマンドによる操作が欲しかったので、家に余っていたAndroid端末にGoogle Assistantを設定して部屋の隅っこにUSBケーブルを刺した状態で置いておくことで、簡易スマートスピーカーとして運用することを試しました。概ね問題なく動きましたが、たまに「OK Google」のあとの発話を認識しているにもかかわらず何も起きないことがありました。このときにNature Remoのアプリから操作をすると反応があったので、Nature Remoの問題というよりは、スマホGoogle Assistant側の問題だろうと思います。やはりスマートリモコンを音声アシスタントで運用していくためにはスマートスピーカーが必須ということになりそうです。

USB PDによる充電環境を考える

先日Xperia 1を購入したのですが、こちらの機種がUSB PDによる充電に対応しているということもあり、本格的にUSB PDによる充電環境を考えてみようかなと思っています。

alstamber.hatenablog.jp

USB PD とは

USB PDというのは、USBケーブルを使って最大100Wぶんの給電が可能になるという規格です。USBの規格上だと従来は7.5Wが限界だったのですが、USB PDが登場したおかげで最大で10倍以上の電力を給電できるようになりました。例えばMacBook Pro 15インチは付属品のACアダプタが87W出力になっていて、これだけの電力を給電するのにUSB PDは必要不可欠です。スマホの充電に100Wはオーバースペック過ぎますが、USB PDのおかげで従来の規格を上回る15Wや27Wでの給電が可能になり、従来より高速な充電が期待できます。USB PD対応ガジェットは、なるべくUSB PDで充電したくなりますね。

現状のふりかえり

現在のところ、私の手持ちガジェットで定期的な充電を必要としているものは、

です。これらがすべて同じ規格に対応してくれていれば非常に楽なのですが、実際にはそうでもありません。以下に対応している給電方式をまとめてみました。

製品 給電方式
iPhone X Qi (7.5W), USB PD (最大9V/3A)
Xperia 1 USB PD (最大9V?/3A)
MacBook Pro 13inch USB PD (20V/3A)
iPad Pro 9.7inch Apple 独自急速充電 (5V/2.4A)
Apple Watch 独自規格
WH-1000XM3 ふつうのUSB?

これらをiPhone XはQi充電器、Macは純正の充電器、残りは通常のUSB出力が出る充電器で充電しています。

Apple WatchとWH-1000XM3は大した電池容量もないと思われるので、そもそも急速充電をすることにそれほど大きな意味はなく、適当なUSB-Aポートを用意してそこにつないでおけば良いでしょう。 問題となるのは、スマホMac, タブレットです。

オールインワンは難しい

スマホたちやMac, タブレットについて、一つの充電器でUSB PDによる高速充電ができると嬉しいですが、実際のところこれは難しそうです。Macを最高速度で充電するには、20V/3Aの出力が必要で、またスマホたちは各々最大9V/3Aの出力を要求し、これらを合わせると規格の限界値の100Wを超えてきます。また、USB PDの端子が3つ必要になるのですが、そもそもそのような充電器は私の知る限り市場に出回っていないようです。大出力の充電器ともなると、熱対策のため大きくなって取り回ししづらく、利便性が損なわれるからでしょう。

現状でこのような無茶な要求に比較的フィットするのが、Ankerが出している Anker PowerPort Atom PD 4 という製品です。

www.ankerjapan.com

USBの規格に正しく従っているかまでは調べられませんでしたが、USB PDが2ポート、通常のUSBが2ポート開いており、合計で100Wまで出力できます。スマホ, Mac, タブレットを全部充電しようとするとサチってしまいますが、例えばMacスマホタブレット一台、スマホ二台とタブレットという組み合わせなら、最高速度で充電できるはずです。

この製品の気になる点としては、パスポートサイズ程度とかなり大きめなことと、価格が1万近くするAnker製品としては高級品だということが挙げられます。

Macの充電器を分けてみる

オールインワンは難しいとなると、Macの充電器と、スマホタブレットの充電器を分けるというのが真っ先に思いつくアプローチです。Macが60Wも食うのが悪いのですからね。

Macなので、純正の充電器を使うのがもちろん一番安心です。

www.apple.com

61Wと書いてありますが、実際には20V/3Aの60W出力のようです。家でもMacを購入したときについてきた同タイプのものを使っています。

また、Ankerからは純正品より小さくて軽い Anker PowerPort Speed 1 PD 60 も出ています。価格も安いですね。私の知る限りで、USBの規格に正しく従った通信ができるまともな製品のようです *1*2

www.ankerjapan.com

今年の夏には、更に小さくて軽い Anker PowerPort Atom III 60W も出ます。

USB PD 2ポートなくてもいいんじゃない?

このMac充電器と上記 Anker PowerPort Atom PD 4 を組み合わせることで充電環境としては完成するのですが、Anker PowerPort Atom PD 4 がゴツいのでもう少し別の構成も考えてみたいです。例えば、iPhone XはQiに対応しているので、充電速度を犠牲にしても良いなら残りのガジェットたちの充電器をもう少しスリムなものに交換できます。

Qi充電器は量販店などで売っている7.5W以上出力できるものならまず大丈夫でしょう。残りの充電には、USB PDが1ポートとUSBが3ポート必要なので、例えばこんな製品が使えます。

www.ankerjapan.com

Anker PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQは、USB PDから30W, 通常USBからは5V/2.4A出せるようです。お値段も Anker PowerPort Atom PD 4 よりかなりお安いですし、大きさも一回りくらい小さい。

むしろUSB PDポートだけあれば良い

「通常USBの充電器はすでにあるから、USB PDだけを用意できればいい」という考え方もありそうです。上記で紹介した Anker PowrePort Speed 1 PD 60 でも良いのですが、スマホの充電にはオーバースペックであり、もう少しスペックを抑えて価格も下げたモデルが良さそうです。

Anker PowerPort Atom PD 1 は、30W出力ですが価格も安く、大きさがゴルフボールくらいに小さいので扱いやすいです。規格にもちゃんと従っています。

www.ankerjapan.com

まだ発売はされていないようですが、プラグが折り畳めるAnker PowerPort III MiniAnker PowerPort Atom III Slimは持ち運びにも良さそうです。

デカくてもいいからとにかく安いものとなると、Anker PowerPort Sleed 1 PD 30になりそうです。Anker PowerPort Atom PD 1 に比べて1000円以上安いです。公式オンラインでは売り切れてるみたいですが、Amazonでは売っています。

www.ankerjapan.com

キャリアのポイントを消費したいなら、キャリアから販売されているACアダプタを使うのもありです。ゴツいですが、まともな製品なので安心して使えます。

onlineshop.smt.docomo.ne.jp

今年の夏に、AnkerからUSB PDが2ポート生えているPowerPort Atom PD 2が出ます。合計で60W出るようなので、USB PD対応スマホを2台充電するならこれが最適解かもしれません。

ちょい足しモデル

家での充電に使うにはちょっと微妙ですが、外出先での充電に使えそうなのが、USB PD 1ポートと通常USB 1ポートの組み合わせのもの。

www.ankerjapan.com

www.ankerjapan.com

両者の差分は、PowerIQ 2.0というAnker独自の技術に対応しているかどうかです。どちらも規格には準拠しています。

価格

最後に紹介した充電器の価格をまとめておきます。オフィシャルでの価格なので、Amazonなどだともう少し安いかもしれません。

モデル 価格 (税込) スペック
Apple 61W USB-C電源アダプタ 7344 USB PD 60W
Anker PowerPort Atom PD 4 9999 USB PD x2, USB x2 計100W
Anker PowerPort Speed 1 PD 60 3599 USB PD 60W
Anker PowerPort Atom III 60W 3999 USB PD 60W
Anker PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ 3499 USB PD 30W, USB x4
Anker PowerPort Atom PD 1 3499 USB PD 30W
Anker PowerPort III Mini 3099 USB PD 30W
Anker PowerPort Atom III Slim 3999 USB PD 30W
Anker PowerPort Speed 1 PD 30 2299 USB PD 30W
docomo ACアダプタ 07 2592 USB PD 27W
Anker PowerPort Atom PD 2 4599 USB PD x2 計60W
Anker PowerPort Atom III (Two Ports) 4299 USB PD 45W, USB (PowerIQ 2.0) x1
Anker PowerPort Speed 1 PD 30 3799 USB PD 30W, USB (PowerIQ 2.0) x1
Anker PowerPort Speed+ Duo 3299 USB PD 30W, USB x1

*1:やたらAnkerを推していますが、高出力の充電器ともなると規格に正しく準拠し安全に作られていることを重視したいからです。他社製品には規格に全く従っていない粗悪品も多いです。規格を守っていてお値段も高くないとなると、Ankerくらいしか選択肢がないんです

*2:Anker製品すべてがまともというわけでもありません。たまに粗悪なものも混じっています。よく注意しないといけません

Xperia 1 を購入した

昨日より日本でも販売開始されたSonyの最新スマートフォン Xperia 1 を購入しました。

Sonyスマートフォンを購入するのは久しぶりで、調べたところ Xperia Z3 Compact 以来でした。Z3 Compactの発売が2014年の秋で、実際に購入したのはもう少し後だったと思うので、4年ぶりくらいの購入となります。 もともとSony製品が好きな方なので、Xperiaにも悪い印象は持っていません。もちろんZ3 Compactを買い換える際もXperiaを検討したのですが、そのときにスタートしたのがXperia Xシリーズで、これが正直なところユーザーのニーズをつかめているとはいえないものでした。そして最終的には、Galaxy S8に乗り換えることを決めました。 今回のXperia 1も、Xperia Xシリーズに終止符を打って一から作り直されたモデルということで気になっていたのですが、当初はGalaxy S10の購入を考えていました。しかし、既に販売が開始されている海外からの情報や量販店でモックを見たときの印象 *1 からXperia 1に気持ちが傾き、今回の購入に至りました。

端末はドコモオンラインショップで購入しました。おサイフケータイが必要なので、キャリア版一択。そして、ドコモとソフトバンクの回線契約を持っているのでこのどちらかから購入することになりますが、端末価格が安く、テザリングの余計な制限もないので、ドコモからの購入にしました。 ドコモはオンライショップから購入すると、

  • 混み合うお店にわざわざ行かなくて良い
  • 機種変更手数料が無料
  • 余計なオプション品などを売りつけられない
  • 頭金と称して購入時に本体代金と関係のないお金を請求されない

という利点があり、オンラインショップで買わない理由がありません *2

到着

予約のタイミングが遅かったため、発売日当日の配送には間に合わなかったのですが、発売日翌日 (つまり今日です) の午前の配送にすることができました。

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専用のダンボールに入って送られてきます。開封すると、同梱物の一覧が書かれた紙、データ移行などのユーザー側で行わなければならないことを案内する紙、各種サービスの案内の紙などが入っています (個人情報が書かれていたので写真は割愛します)。

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ダンボールの下の方に端末たちが入っています。今回はドコモオンラインショップで先着2万名向けのキャンペーンが行われていて、USB-Cとオーディオジャックを二股に出来るアクセサリーが一緒についてきました。それから新しいSIMカードも入っていました。現在使っているSIMカードと機能的には変わらないようですが、それなりの長い期間SIMカードが使われている場合に、経年劣化による故障を避けるため、あえて交換を案内しているようです。交換は無料でしてもらえます。

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iPhone X, Galaxy S8と箱を並べてみました。Xperia 1の箱はこれらと比べて長く薄いことがわかります。

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化粧箱を開けると前面に端末がお目見え。21:9の超ワイドスクリーンが目を引きますね。

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中身は超シンプルで、端末本体とオーディオジャック変換ケーブル、それから薄いリーフレットが2つ。「昔の携帯電話はもっとゴツい箱でいろいろな付属品が入ってたなあ」と思いだしたりしていました。

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前面の様子。やはり長く見えますが、横幅は以前のモデルよりスリムになっており、手でのホールドはしやすくなっています。ただしガラスが滑りやすいので、小さめの手での片手操作はちょっと気をつけないといけないですね。

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裏面の様子。今回はパープルを購入しました。いにしえからのXperiaファンだと「Xperiaのカラーはパープル!」という人も多いのではないでしょうか。今回のパープルは総じてやや青みがかった色ですが、角度によって色味が変わるのが面白いです。カメラはXperia初のトリプルレンズ。指紋センサーが裏面から側面に移動したので、スッキリした印象になっています。

ファーストインプレッション

21:9のディスプレイが決め手になって今回Xperia 1を購入したのですが、やはりこれは面白いです。 私が以前使っていたGalaxy S8も18:9のディスプレイで、今主流である16:9に比べて縦長であり、縦長ディスプレイの良さは知っていました。21:9というのはそこからさらに引き伸ばした比率になるのですが、画面を2分割したときに上に16:9の表示をしながら、下に9:16の表示ができるという合理的な意味合いを持った比率でもあります。 Twitter, InstagramやLINEなど、スマートフォンで頻繁に使われるアプリは縦に情報が並んでいるものが多いです。Webサイトもスマートフォン向けに最適化されているものは横の幅が固定で、縦に情報が並ぶようになっています。ディスプレイを縦に引き伸ばすというアプローチは、理にかなっているように思います。 もちろん縦に伸ばしすぎるとかさばって持ち歩きにくくなるので、そこはうまく両立できるポイントを探す必要があります。

代表的な端末のサイズと質量を列挙してみます。なんとなくXperia 1のサイズ感が見えてくるのではないでしょうか。

端末 幅 [mm] 高さ [mm] 質量 [g]
Xperia 1 72 167 178
iPhone Xs 70.9 143.6 177
iPhone Xs Max 77.4 157.5 208
Galaxy S10 70 150 158
Galaxy S10+ 74 158 175
P30 Pro 73 158 192
AQUOS R3 74 156 185

動作も非常にサクサクしており、今のところ不満点はありません。今回搭載しているチップセットが優秀なんでしょうね。内蔵RAMとROMがグローバル版に比べて少なくなっていることに不満の声が上がっているようですが、私個人はゲームなどをAndroidではしないので、特に気にしていません。

ワイヤレス充電が非搭載になったのは残念です。ただ、USB PDに対応しているようなので、USB PDの環境であれば高速に充電できるはずです。我が家の充電環境は2年前に買ったACアダプタで、USB PDに今ひとつ対応できていないので、これを機に充電環境を差し替えたいと思っています。

*1:Galaxy S10はホールカメラになっているのが微妙に思えました

*2:これについては改めて別記事で書きたいです

docomo/au/Softbankの分離プランを比較する

これまで各記事でdocomo, au, Softbankの分離プランを検討してきました。

alstamber.hatenablog.jp

alstamber.hatenablog.jp

alstamber.hatenablog.jp

今回はこれらの比較をしてみたいと思います。個人的なメモに近いので、最後に書いてあるまとめを読んでもらうのが良いかと思います。

料金

まずは純然たる料金を比較しましょう。割引を含まず、定価でガチンコ勝負です。

従量プラン

通信量に応じて段階的に料金が変動する従量制プランをまずは見てみましょう。

通信量 docomo au Softbank
1GB 2980 2980 3980
2GB 5980
3GB 3980
4GB 4480
5GB 4980 7480
7GB 5980 5980
50GB 8480

割引を一切含まない定価ではdocomoauが安い事がわかりました。Softbankは、上限が50GBまでと他社に比べて高いですが、最低料金も、そこからの上がり方もかなり激しいです。

定額プラン

通信量によらず定額のプランを続いて見てみます。

通信量 docomo au Softbank
7GB 5480
20GB 6000
25GB (Netflixつき) 7150
30GB 6980
50GB 7480
無制限 8980

こちらはだいたい通信容量に合わせて値段が変化しているように見えます。なお、無制限となっているのはauの「auデータMAXプラン」ですが、テザリング利用時は20GBの制限がかかります。

家族割

各社ともに、家族内のプランの利用人数に応じて割引があります。「家族」の定義が各社ごとに異なっていたりするので、単純比較ができるものではありませんが、表にはしてみます。

まず2人の場合です。従量制プランです。

通信量 docomo au Softbank
1GB 2480 2480 3980
2GB 5980
3GB 3480
4GB 3980
5GB 4480 7480
7GB 5480 5480
50GB 8480

定額プランです。

通信量 docomo au Softbank
7GB 4980
20GB 6000
25GB (Netflixつき) 7150
30GB 6480
50GB 6980
無制限 8480

続いて3人の場合です。従量制プランです。

通信量 docomo au Softbank
1GB 1980 1980 3980
2GB 5980
3GB 2980
4GB 3480
5GB 3980 7480
7GB 4980 4980
50GB 8480

定額プランです。

通信量 docomo au Softbank
7GB 4480
20GB 6000
25GB (Netflixつき) 7150
30GB 5980
50GB 5980
無制限 7980

最後に4人以上の場合ですが、これはSoftbankの50GBプラン、つまりウルトラギガモンスター+のみ差があります。料金は5480円になります。

固定回線のセット割引

各社ともに、指定された固定回線を自分自身もしくは家族で契約していると、割引が受けられます。

まずは、家族がおらず自分だけの場合です。従量制プランです。

通信量 docomo au Softbank
1GB 2980 2980 2980
2GB 4980
3GB 3480
4GB 3980
5GB 3980 6480
7GB 4980 5480
50GB 7480

定額プランです。

通信量 docomo au Softbank
7GB 4480
20GB 5000
25GB (Netflixつき) 6150
30GB 5980
50GB 6480
無制限 7980

つづいて2人の場合です。従量制プランです。

通信量 docomo au Softbank
1GB 2480 2480 2980
2GB 4980
3GB 2980
4GB 3480
5GB 3480 6480
7GB 4480 4980
50GB 7480

定額プランです。

通信量 docomo au Softbank
7GB 3980
20GB 5000
25GB (Netflixつき) 6150
30GB 5480
50GB 5980
無制限 7480

つづいて3人の場合です。従量制プランです。

通信量 docomo au Softbank
1GB 1980 1980 2980
2GB 4980
3GB 2480
4GB 2980
5GB 2980 6480
7GB 3980 4480
50GB 7480

定額プランです。

通信量 docomo au Softbank
7GB 3480
20GB 5000
25GB (Netflixつき) 6150
30GB 4980
50GB 4980
無制限 6980

最後に4人以上の場合ですが、これはSoftbankの50GBプラン、つまりウルトラギガモンスター+のみ差があります。料金は4480円になります。

家族割引と固定回線割引を含めた所感ですが、Softbankの従量制プランは家族割引の対象になっていないので、他社に比べると割高な印象が更に強まります。一方で定額プランは家族割引が強烈に効くので、うまく条件を満たせばかなり安くなります。docomoは従量制プランにたいして固定回線割引が大きめにつくので、固定回線があるなら従量制プランの低料金な維持がしやすいです。

テザリングオプション

テザリングを利用する場合、有料のテザリングオプションに加入しないといけないケースがあります。

  • docomo……ギガホ・ギガライトとともにテザリング無料
  • au……2019年に発表された料金プランである「新auピタットプラン」「auフラットプラン7プラス」「auデータMAXプラン」はテザリング無料。その前に発表されたプランである「auフラットプラン」は500円
  • Softbank……テザリングは500円のオプション

auも無料化に舵を切りましたが、Softbankは有料のままです。

その他サービス

通信制限時の速度

プランのデータ通信容量を使い切ってしまった際には通信速度の制限が行われますが、その速度がプランによって異なります。

  • docomo
    • ギガライト………128kbps
    • ギガホ……1Mbps
  • au
    • auフラットプラン7プラス……今年秋から300kbps
    • その他……128kbps
  • Softbank
    • 全てのプラン……128kbps

フリーカウント

一部のプランでは、特定のサービスを利用する場合にデータ通信容量のカウントを行わない「フリーカウント」を実施しています。

docomoはもともとフリーカウントに否定的なので、現在に至るまで導入に至っていません。auはちゃっかり+メッセージを入れているところが面白いですね。このサービスで抜き出ているのはSoftbankで、主要なSNSにはだいたい対応しています。

通話定額オプション

各社のプランには、オプションとして5分以内の通話無料および通話定額のサービスを付けられます。実は価格が会社ごとに異なったりします。

docomo au Softbank
5分無料 700 700 (従来のauフラットプランの場合 500) 500
通話定額 1700 1700 (従来のauフラットプランの場合 1500) 1500

なぜかSoftbankと一部のauのプランだけ安いです。お金の流れ的に一番安くできそうなのはdocomoだと思うんですけどね……。

まとめ

  • Softbankの従量制プランは他社に比べ割高
    • 家族割引が効かないため、家族が複数いる状況だとより差が開く
    • Softbank自身も「ミニモンスターはほとんどいない」と言っているようだ、これならまあ当然か
  • docomoauの従量制プランは基本的にほぼ同じ料金設定
    • ただし固定回線割引の額が異なるので、数GB程度使うケースではdocomoのほうが安くなる
  • 定額プランは容量に応じて各社とも料金が上がる傾向
    • Softbankの定額プランは家族割と固定回線割引が強く、これらがうまく適用できればかなり他社に対して安いプランにできる
      • auの無制限プランに対してもカウントフリーで対抗できると思われる
    • 各社の定額プランは20GB以上を目安とする大容量プランが主流だが、auは7GBのプランも用意している
  • docomoauテザリング無料に舵を切りつつあるが、Softbankは今のところ有料のまま
  • Softbankauの古いプランだけ何故か通話オプションが200円安い
  • 通信容量制限に対する各社の対策案に違いがある
    • docomoは定額プランで通信容量超過後の制限を1Mbpsに緩和
    • auは、カウントフリーと通信容量制限を300kbpsに緩和。ただしカウントフリー対象のサービスは少ない。(注意点はあるが)無制限プランも用意
    • Softbankは、カウントフリーを充実させていく方向

家族割引の仕組みから見て、docomoauはガツンと安くなるようにはなっていないものの、小容量しか使わない家族が多くても程々に安くなるようになっていて、Softbankは大容量プランユーザーで固めると他社に比べて相応に安くなるという設計になっていると見えます。docomoauはほぼ横並びですが、固定回線割引を含めるとdocomoのほうが僅かに有利な条件です。

通信容量制限についての考え方の違いも興味深いです。docomoは速度制限を1Mbpsへと大幅に緩和する一方、auSoftbankはカウントフリーを導入しています。またauは(注意点がありますが)無制限プランも用意しました。7GBプランという他社に比べて小さめの定額プランがあるのも独特です。

「ギガホ」を予約した

alstamber.hatenablog.jp

以前の記事で検討したとおり、私の今の契約状況では、ドコモの新しい料金プランである「ギガホ」に乗り換えるほうが安くなることがわかりました。本日から新しい料金プランの予約受け付けが開始されていたので、早速予約しました。

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予約の結果

今回予約したのは、「ギガホ」で通話定額オプションはつけていません。

ショップの窓口や電話窓口が混雑しているのは容易に想像がついたので、My docomoから申し込みましたが、ここで問題が発生してしまいました。スマホの回線の「ギガホ」予約は簡単にできたのですが、もう一つのタブレット回線の「データプラス」予約はMy docomoからできないようなのです。店舗に行くのは流石に面倒なので、インフォメーションセンターに電話して手続きしました。昼間だったこともあり電話は15分ほどで繋がりましたが、土日だったり夜だったりすると……と思うと怖いです。My docomoからの変更もできるようにしてほしいものです。

auの分離プランを検討する

ドコモとソフトバンクの記事を書いたので、auの分離プランである「新auピタットプラン」「auフラットプラン7プラス」「auフラットプラン20」「auフラットプラン25 Netfilixパック」「auデータMAXプラン」についても考えようと思います。

auピタットプラン

「新auピタットプラン」は、月の利用量に応じて料金が段階的に変動するプランです。ドコモのギガライトのように、音声通話も全て込みの価格になっています。

通信量 料金
~1GB 2980円
~4GB 4480円
~7GB 5980円

上限超過後の通信速度については特に明記されていないので、128kbpsに制限されると思われます。

auフラットプラン7プラス

auフラットプラン7プラス」は、月額5480円で7GBの通信容量を備えているプランです。

2019年秋から一部のサービスの利用の際に「カウントフリー」が適用されます。つまり、対象サービスを利用する際にはデータ通信容量が消費されません。対象となっているのは、「+メッセージ」「Facebook (Messenger除く)」「Instagram」「Twitter (GIF画像除く)」となっています。VPNを介した通信や非公式アプリでの通信、テザリング利用時はカウントフリーの対象外です。

このプランで通信容量を超過した場合、128kbpsの通信速度制限がかかりますが、2019年秋からは300kbpsへ緩和されます。

auフラットプラン20

auフラットプラン20」は従来から存在するプランで、20GBの通信容量を備えているプランです。通話料の扱いに応じて3つのプランがあります。

プラン名 概要 料金
auフラットプラン(シンプル) 通話は従量課金 6000円
auフラットプラン(スーパーカケホ) 5分以内の通話無料 6500円
auフラットプラン(カケホ) 通話定額 7500円

auフラットプラン25 Netflixパック

auフラットプラン25 Netflixパック」は従来から存在するプランで、25GBの通信容量を備えつつ、Netflixのベーシックプランとビデオパスの見放題プランがついてくるプランです。

プラン名 概要 料金
auフラットプラン25 Netflixパック(シンプル) 通話は従量課金 7150円
auフラットプラン25 Netflixパック(スーパーカケホ) 5分以内の通話無料 7650円
auフラットプラン25 Netflixパック(カケホ) 通話定額 8650円

auデータMAXプラン

auデータMAXプラン」は、月間データ容量に一律の制限を設けていないプランです。ただし、テザリング・データシェア・国際ローミングを利用した場合は20GBの容量制限があります *1。この20GB制限を超えた際の通信速度は128kbpsです。利用料金は月額8,980円です。

音声オプション

「新auピタットプラン」と「auフラットプラン7プラス」と「auデータMAXプラン」では、通話定額サービスが別オプションの扱いになっています。

オプション名 料金
通話定額ライト 700円
通話定額 1700円

各種割引

それぞれの料金プランに、各種割引オプションが用意されています。

auデータMAXプラン スタートキャンペーン (9月30日まで)

提供開始日から9月30日までに「auデータMAXプラン」に加入したユーザーは、申込み翌月から6ヶ月間の月額料金が1,000円引きとなる。

通話定額ライト スタートキャンペーン

「通話定額ライト」については、加入翌月から12ヶ月間は500円で利用できます

家族割プラス

10月1日から、同一住所に住んでいる家族 *2 について、カウント対象プランに加入しているユーザーの人数に応じて割引が受けられるサービスが始まります。カウント対象となるプランは以下のとおりです。

  • auピタットプラン
  • auフラットプラン7プラス
  • auデータMAXプラン
  • auフラットプラン 5 (学割専用) / 20 / 25 Netflixパック / 30
  • VKプラン
  • VKプラン S / M
  • スーパーカケホ (ケータイ)
  • カケホ (ケータイ)

一方で割引対象となるプランは以下のとおりです。

  • auピタットプラン
  • auフラットプラン7プラス
  • auデータMAXプラン

割引額は以下のとおりです。

回線数 割引
2回線 500円
3回線以上 1000円

家族割プラス スタートキャンペーン

家族割プラスは10月1日からのスタートなので、9月30日まではそのつなぎとして、家族の人数にかかわらず対象のプランに加入したユーザーについて、月額1,000円の割引があります。家族の人数にかかわらないということは、一人でも1,000円引きになるのかもしれません。対象となるプランは、今回新しく登場した「新auピタットプラン」「auフラットプラン7プラス」「auデータMAXプラン」です。

auスマートバリュー

これまで通り、auが指定する固定回線を契約しているユーザーと、携帯電話の回線契約者が同一姓・同一住所の場合 *3 に、auスマートバリューを申し込んで、通信料金の割引が受けられます。割引額は以下のとおりです。

  • auピタットプラン (1GBを超えたときのみ)……500円
  • auフラットプラン7プラス……1,000円
  • auフラットプラン20……1,000円
  • auフラットプラン25 Netflixパック……1,000円
  • auデータMAXプラン……1,000円

所感

他の2社に先行して分離プランを導入したという経緯もあるかもしれませんが、古いプランも並行して受付されることになっており、相対的に複雑なプラン体系に見えてしまいます。料金設定も、従来プランである「auフラットプラン20」と「auフラットプラン25 Netflixパック」では、通話定額サービスの差額が500円と1500円であったのに、新しいプランでは700円と1700円になっています。一貫性がない設定で、他社の設定を真似しただけではというふうにも思えます。

容量無制限プランを出したのは面白いと思います。テザリング利用時だと20GB制限があるなど、今ひとつ攻めきれていないところもありますが、かつて一世を風靡したauですから、5Gサービスインに合わせて更に攻めてくれることを期待します。

auフラットプラン7プラス」は、意外と多くのユーザーにフィットしそうなプランだと思いました。そこそこインターネットをスマホから使うけど、動画をガンガン見るというほどでもないというユーザーは多いはずで、そこにうまく当ててきたと言えるでしょう。

*1:少しでもテザリングを使ったらスマホの通信も20GB制限になるのかは、オペレーターに問い合わせても一貫した回答が返ってきませんでした

*2:ただし対象固定通信サービスを契約している場合は、別住所の50歳以上の家族も可

*3:50歳以上の家族の場合は別住所でも可

ソフトバンクの分離プランを検討する

前回の記事に続き、ソフトバンクの分離プランである「ウルトラギガモンスター+」および「ミニモンスター」を検討したいと思います。なお、以下に示す料金は断りのない限り「税抜・2年縛りあり」のものとなります。

ウルトラギガモンスター+

「ウルトラギガモンスター+」は、月に50GBまで利用できるプランです。このプランは、「通話基本プラン」と「ウェブ使用料」と「データ定額 50GBプラス」の3つの料金のセットの名前になっています。それぞれの価格が1,200円、300円、5980円なので、ウルトラギガモンスター+の価格は7,480円です。ウルトラギガモンスター+の特徴として、「カウントフリー」があります。特定のサービスを利用する限りにはデータ容量を消費しないようになっています。対象となっているサービスは、「YouTube」「Abema TV」「TVer」「GYAO!」「Hulu」「LINE」「Twitter」「Instagram」「Facebook」「TikTok」があります。VPNを使った場合は対象外になってしまうことがあるようですが、テザリングでの利用の場合は対象となります。通信制限時の速度は、従来と同じ128kbpsです。

ミニモンスター

「ミニモンスター」は、月の利用量に応じて料金が段階的に変動するプランです。このプランは、「通話基本プラン」と「ウェブ使用料」と「データ定額ミニモンスター」のセットです。このうち「データ定額ミニモンスター」の料金が利用量に応じて変動します。料金は以下の通りです。

通信量 データ定額ミニモンスターの料金
~1GB 2480円
~2GB 4480円
~5GB 5980円
~50GB 6980円

上限超過時の制限速度は、128kbpsです。2GBを超えると5,980円になるので、ウルトラギガモンスター+と料金が変わらなくなってしまいます。実質2GBより小さい通信量に抑えられる人向けのサービスと言えます。

音声オプション

ウルトラギガモンスター+とミニモンスターでは、音声通話が20円/30秒の従量課金制になります。従来存在したソフトバンク同士の通話無料もなくなります。ただし、別のオプションを付けることで、5分以内の通話無料および通話定額をつけることができます。

オプション名 料金
準定額オプション (5分以内の通話無料) 500円
定額オプション 1500円

  他社と比べて200円安いのがポイントです。これとは別に、家族間の通話は無料となっています。

各種割引

ウルトラギガモンスター+とミニモンスターには、各種割引オプションがあります。

1年おトク割

機種購入時に、ウルトラギガモンスター+かミニモンスターを契約している状態になったとき、その時点から1年間1,000円引きとなります。各回線で1回だけの適用です。

みんな家族割+

家族割引グループの中の対象回線数に応じて、ウルトラギガモンスター+が割引になります。カウントの対象回線は、「ウルトラギガモンスター+」「ミニモンスター」「スマホデビュープラン」「ウルトラギガモンスター」を契約している回線です。ミニモンスターはカウントの対象にはなりますが、割引の対象ではありません。

回線数 割引
2回線 500円
3回線 1500円
4回線以上 2000円

おうち光セット割

本人もしくは家族がソフトバンクの指定する固定通信契約をしている場合、永年1,000円引きとなります。家族は遠隔地に住んでいても大丈夫です。他社だと条件によって500円引きに減額されるケースもあるのですが、ソフトバンクはウルトラギガモンスター+やミニモンスターであれば常に1,000円引きです。

ギガ使い放題キャンペーン

2019年9月30日までにウルトラギガモンスター+を契約した人を対象に、最長2019年10月20日までの間、すべての通信について通信量のカウントを行わないキャンペーンが実施されている。このキャンペーンは一度延長されているので、もしかしたら再度延長されることもあるかもしれません。

その他のプラン

データシェアプラス

音声回線を契約している人が、タブレットなどのデータ通信端末を契約する場合、データシェアプラスを利用することで、わざわざ新しくデータ通信用の料金プランを契約していなくても、音声回線のデータ通信量をシェアして利用できます。料金は500円です。これはウルトラギガモンスター+やミニモンスターに限定されたオプションではありません。

注意点

テザリングをするには、テザリングオプションの契約が必要です。500円になっています。 ウルトラギガモンスター+やミニモンスターでは、使いきれなかった容量を繰り越すことができません。 通話基本プランには無料の留守番電話サービスがついていないので、留守番電話サービスが必要なら、最低でも300円のオプションに加入する必要があります。

筆者のケース

筆者がこのプランに乗り換えるとどうなるかを計算してみました。

筆者の現在の料金プランは以下のようになっています。スマホのみの契約で、長らく機種変更をしていないので月月割はなくなっています。Tポイントが好きではないので、長期利用特典は割引で受け取っています。

項目 料金
ホワイトプラン 934円
ウェブ使用料 300円
パケットし放題フラット for 4G LTE 5,700円
長期利用特典 -209円
ユニバーサルサービス 2円
税抜合計 6,727円

ウルトラギガモンスター+に変えてみます。

項目 料金
通話基本プラン 1,200円
ウェブ使用料 300円
データ定額 50GBプラス 5,980円
ユニバーサルサービス 2円
税抜合計 7,482円

長期利用特典をあえて消したのは、近い内にPayPay残高付与に一本化されることを踏まえてです。 750円ほど高くなってしまいました。使えるデータ容量が7GBから50GBに増えることを考えれば悪くはないのでしょうが、やっぱり高くなるのは微妙です。機種変更をすれば、そこから1年間は1年おトク割が適用されるので、わずかにホワイトプランより安くできます。

各種割引を適用できるならどうでしょうか。例えばみんな家族割+は、最大2,000円割引とドコモに比べて大きな割引額です。家族の中に4回線対象回線があって、2,000円割引が適用できれば、

項目 料金
通話基本プラン 1,200円
ウェブ使用料 300円
データ定額 50GBプラス 5,980円
みんな家族割+ -2,000円
ユニバーサルサービス 2円
税抜合計 5,482円

となります。3回線でも1,500円割引なので

項目 料金
通話基本プラン 1,200円
ウェブ使用料 300円
データ定額 50GBプラス 5,980円
みんな家族割+ -1,500円
ユニバーサルサービス 2円
税抜合計 5,982円

です。ただし、ホワイトプランでは無料でついていた留守番電話サービスが300円かかるようになるので、留守番電話サービスが必要であれば+300円高くなります。ちょっとここは微妙ですね。

ミニモンスターで運用することを考えます。最低の1GB以内に収められれば

項目 料金
通話基本プラン 1,200円
ウェブ使用料 300円
データ定額 ミニモンスター 2,480円
ユニバーサルサービス 2円
税抜合計 3,982円

となります。ドコモに比べて割高であり、こういった小容量のユーザーはY! mobileに誘導したいのかなという意図を感じます。ただし、おうち光セット割を適用できればドコモと同じ価格になるので、家族の中にいる小容量のユーザーは囲い込んでおきたいのかもしれません。

個人的には通話定額オプションが他社に比べて安いのが気になっていて、今ドコモで契約している5分以内通話無料をソフトバンクに切り替えるのもありかなと思っています。