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Nexus6発表で気になったところ

GoogleからNexus6およびNexus9が発表されました。今回は、そのうちNexus6に焦点を当てて気になった部分を見て行きたいと思います。

ちなみにNexus6はMotorla製の6インチスマートフォンで、北米版とその他の国版が販売されます。

カメラ

カメラが画素数13メガピクセル、光学式手ぶれ補正搭載となっています。更に4Kムービー撮影にも対応。もはやタダの開発者向けリファレンス端末のレベルを超えています。実際のカメラのクオリティは、ソフトウェア側のエンジンの質などにも大きく左右されるのでなんとも言えませんが、Nexus5以上のクオリティを期待していいと思います。

ネットワーク

北米版とその他の国版で違うのがネットワーク周り。つかむ電波が違います。日本に関係のある部分だけ抜き出して見て行きたいと思います。

北米版

まず北米版は、CDMA2000のバンドクラス0/1/10に対応しています。この内バンドクラス0は、auが利用している電波になるため、auの3Gネットワークが利用できるかもしれません。auはバンドクラス6の電波も利用していますが、こちらはLTEの展開に伴い漸次停波していく予定のため、つかめなくても困ることはないでしょう。

W−CDMAに目を向けるとバンド1/2/4/5/8に対応しています。この内日本と関係があるのはバンド1と8になります。それぞれドコモとSoftbankの2.1GHz帯、Softbankのプラチナバンドに対応する周波数帯です。これらの周波数はまず利用できるでしょう。

LTEはバンド2/3/4/5/7/12/13/17/25/26/29/41に対応しています。日本と関係があるのは、バンド3/26/41になります。それぞれドコモとワイモバイルの1.7GHz帯、auのプラチナバンドLTEUQのWiMAX2+とWCPのAXGPに対応しています。

ここで注意したいのが、バンド26をつかむからといってauLTEをつかむかどうかはわからないということです。もともとauはプラチナバンドLTEをバンド18として運用しており、それにMFBIという技術を適用することで周波数的にかぶっているバンド26としても運用しているのが現状です。そのため、端末側でMFBIが利用できる状態でないと、バンド26に対応していてもauLTEはつかめないという状態が起きるわけです。

その他の国版

CDMA2000は掴まないので、auの3Gが利用できる可能性はありません。

W−CDMAはバンド1/2/4/5/6/8/9/19に対応しています。日本と関係があるのは、バンド1/6/8/9/19になります。バンド1がドコモとSoftbankの2.1GHz帯、バンド6と19がドコモのFOMAプラスエリア、バンド8がSoftbankのプラチナバンド、バンド9がドコモとワイモバイルの1.7GHz帯に対応します。

LTEはバンド1/3/5/7/8/9/19/20/28/41に対応します。日本と関係があるのは、バンド1/3/8/19/28/41となります。バンド1がドコモとSoftbankの2.1GHz帯、バンド3がドコモとワイモバイルの1.7GHz帯、バンド8がSoftbankのプラチナバンド、バンド19がドコモの800MHz帯、バンド28が来年よりドコモとauとワイモバイルによって運用開始予定の700MHz帯、バンド41がUQのWiMAX2+とWCPのAXGPになります。

まとめ

auで使うなら北米版のほうが良い可能性がありますが、auの3GおよびプラチナバンドLTEをつかむかどうかは保証できないのが現状です。北米版なので技適が気になりますが、Nexus5の北米版は技適を通過していたので、その点の問題はないかと思われます。

ドコモとSoftbankおよびワイモバイルではその他の国版を使うのが妥当でしょう。ワイモバイルからNexus 6の販売がアナウンスされていますが、おそらく販売されるのはその他の国版でしょう。

Google™ のスマートフォン「 Nexus 6 」の発売について|2014年|プレスリリース|ワイモバイル株式会社

SIMカード

実はNexus 6のSIMカードの大きさはnanoSIMになっています。Nexus 5まではmicroSIMでしたが、nanoSIMに変更されたことで、iPhone向けSIMをなんの細工もなく刺せるようになりました。

センサー

センサーとしてはGPS、加速度計、ジャイロ、磁力計、光センサー、気圧計を装備しています。気圧計と聞くとiPhone 6を思い出すのは私だけでしょうか。