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iPhone 6sはApple Storeならだいぶ買いやすい状態に

発売からそろそろ3週間経つiPhone 6s/6s Plusですが、少しずつ需給状況は良くなってきているようです。

Apple Online Store

2015年10月15日現在でAppleのOnline Storeを確認したところ、出荷予定日は次のようになっていました。

モデル 出荷予定日
iPhone 6s 全色 3~5日
iPhone 6s Plus シルバー ゴールド スペースグレイ 2~3週
iPhone 6s Plus ローズゴールド 3~4週

6s Plusの品薄感が否めないですが、6sに限ればそれほど待たされることなく購入可能です。また平日かつモデルを限定すれば、ピックアップ予約をすることで当日にApple StoreでiPhone購入も可能な状況になっています。

各キャリアオンラインショップ

続いて各キャリアのオンラインショップでの取扱状況です。 まずドコモです。

モデル ストレージ 在庫
iPhone 6s 16GB 全色 在庫あり
iPhone 6s 64GB シルバー 在庫あり
iPhone 6s 64GB スペースグレイ 在庫あり
iPhone 6s 64GB ゴールド 入荷未定
iPhone 6s 64GB ローズゴールド 入荷未定
iPhone 6s 128GB シルバー 入荷未定
iPhone 6s 128GB スペースグレイ 在庫あり
iPhone 6s 128GB ゴールド 在庫あり
iPhone 6s 128GB ローズゴールド 入荷未定
iPhone 6s Plus 16GB シルバー 入荷未定
iPhone 6s Plus 16GB スペースグレイ 在庫あり
iPhone 6s Plus 16GB ゴールド 在庫あり
iPhone 6s Plus 16GB ローズゴールド 在庫あり
iPhone 6s Plus 64GB シルバー 入荷未定
iPhone 6s Plus 64GB スペースグレイ 入荷未定
iPhone 6s Plus 64GB ゴールド 入荷未定
iPhone 6s Plus 64GB ローズゴールド 入荷未定
iPhone 6s Plus 128GB シルバー 入荷未定
iPhone 6s Plus 128GB スペースグレイ 入荷未定
iPhone 6s Plus 128GB ゴールド 入荷未定
iPhone 6s Plus 128GB ローズゴールド 入荷未定

6s 16GBに限れば全色在庫ありとなっています。他のモデルではスペースグレイ以外の色が所々入荷未定になっているようです。Plusの64GB以上は人気のようですべて入荷未定です。

続いてauです。

モデル ストレージ 在庫
iPhone 6s 全容量 シルバー 在庫あり
iPhone 6s 全容量 スペースグレイ 在庫あり
iPhone 6s 全容量 ゴールド 在庫あり
iPhone 6s 全容量 ローズゴールド 入荷未定
iPhone 6s Plus 全容量 全色 入荷未定

auはわかりやすくて、6sのローズゴールドとPlusが綺麗にありませんでした。

最後にSoftbankです、と思ったのですが、Softbankのオンラインショップは在庫状況を簡単に確認できる状態になっていませんでした。

量販店

量販店も見てみようと思います。ヨドバシカメラがネットで在庫状況を公開しているので、それを参考に。ヨドバシ全店舗の情報を載せると大変なことになるので、首都圏近辺の店舗の情報をざっくりと見て、おおまかな傾向を表にまとめます。

モデル キャリア ストレージ 在庫
iPhone 6s 全キャリア 全容量 シルバー 在庫あり
iPhone 6s 全キャリア 全容量 スペースグレイ 在庫あり
iPhone 6s 全キャリア 全容量 ゴールド 在庫あり
iPhone 6s ドコモ 全容量 ローズゴールド 在庫なし
iPhone 6s au 全容量 ローズゴールド 在庫なし
iPhone 6s Softbank 16GB ローズゴールド 在庫あり
iPhone 6s Softbank 64GB ローズゴールド 在庫なし
iPhone 6s Softbank 128GB ローズゴールド 在庫なし
iPhone 6s Plus 全キャリア 全容量 全色 在庫なし

傾向としてローズゴールドはやはり品薄。ただしSoftbankの16GBに限ればローズゴールドも買える可能性がある、という感じです。 Plusについては在庫なしと書きましたが、店舗によってはauかつ高容量かつスペースグレイであれば在庫があることもあるようです。

まとめ

6sなら……

近所にApple Storeの実店舗があるなら、ピックアップ予約がもっとも労せずiPhoneを買える方法だと思います。人気のローズゴールドを含めて、当日に買える可能性が極めて高いです。Apple Online Storeでも1週間もあれば手に入るので、実は普通に街の携帯屋で予約するより早く買えるかもしれません。

量販店もローズゴールド以外は在庫があるようなので、ローズゴールド以外を検討しているなら、選択肢に入ります。一括で買えばポイントも貯まりますしね。ローズゴールドも店舗とモデルによっては順調に処理できているものもあるので、そこに予約を入れれば思ったより早く手にできるかもしれません。全体的な傾向としては、16GBと128GBはそれなりにさばけていて、64GBは結構厳しい感じです。

意外とキャリアのオンラインショップは在庫がないモデルも散見されて、確実に買えるというわけではなさそうです。

6s Plusなら……

うまく行けばピックアップ予約で当日に買える可能性もあります。ただ6sに比べれば難易度は高いと思います。AppleのOnline Storeだと1ヶ月近くかかるのでコレは正直微妙。

量販店は壊滅しているように見えますが、注意深く見てみるとモデルによっては前日予約分ぐらいまで処理できているものもあったりして、もしかしたら思ったよりは早く購入できるかもしれません。

キャリアのオンラインショップは、入荷の目処が見えないのでちょっと怖いです。

ちなみに私はヨドバシのポイントを処理したいので、購入するならヨドバシかなあと思っています。

iPhone 6sを購入した際に加入できる補償サービスについて調べた

iPhone 6sを購入する際に是非加入したいのが補償サービス。街を歩いていると結構な頻度でバキバキに割れたiPhoneを修理もせずに使っている人を見かけますが、割れたガラスというのは危険ですし、できれば修理して綺麗な状態で使いたいもの。スマートフォンは非常に高価なものなので、不慮の事故で壊れてしまったり、なくしたりした時に補償サービスがあれば非常に心強いです。

iPhoneの場合Appleが提供する補償サービスと各キャリアが提供する補償サービスがあるので、それをまとめておこうと思います。

Apple

AppleCare +

AppleCare +は、Appleが提供するiPhone向けの補償サービスです。次のようなサービスが受けられます。

  • 2年間の無償電話サポート
  • iPhoneおよび付属品の保証期間が2年間に延長
    • 通常は1年間
  • 過失や事故による損傷や水濡れ等の場合、最大2回まで11,800円(税抜)で修理してくれる

建前上修理は有償なのですが、前触れもなくカメラが故障するなどといった製品上の問題の場合は無償で交換してもらえます。これもAppleCare +に加入していなければ1年間のみですが、AppleCare +に加入していれば2年間受けられるサービスです。

気になる料金ですが、支払い方によってバラバラです。

Apple Storeで支払う場合は14,800円(税別)の一括払いです。iPhone購入から30日以内であれば加入できます。

キャリアの料金と合わせて24回払いで払うこともできます。加入は端末の購入と同時でなければなりません。この時、途中で回線を解約しても残りの分を払う必要はありません。

ドコモの場合617円(税抜)なので、2年間で14,808円(税抜)です。 auの場合初月1,000円(税抜)、残りの23ヶ月600円(税抜)なので、2年間で14,800円(税抜)です。 Softbankの場合666円(税込)なので、2年間で15,984円(税込)です。これは14,800円(税抜)です。

ドコモ

ケータイ補償サービス for iPhone&iPad

ドコモはAppleCare +とは別にケータイ補償サービス for iPhone&iPadという補償サービスを実施しています。次のようなサービスが受けられます。

  • 水濡れ、全損、紛失、盗難、破損、故障、購入から1年を超えた自然故障の際に……
    • 11,000円(税抜)を払えば1年に2回まで1~2日以内にリフレッシュ品を届けてくれる

料金は750円(税抜)です。iPhone購入日を含めて14日以内に申し込む必要があります。

このケータイ補償サービス for iPhone&iPadとドコモで加入するAppleCare+は同時に加入できません。

au

auスマートパス

auにはauスマートパスというサービスが有ります。月372円でWebサービスのプレミアム会員権が無料でもらえたり、クーポンが貰えたりなかなかお得なサービスなのですが、iPhone周りでもサービスが有ります。

  • 水漏れや事故による全損または一部破損による修理代金に対して……
  • 2年間で2回まで10,000円(税込)を補填

このサービスは自然故障や重大な過失に対しては対象外です。またiPhone購入時を含めてauスマートパスに加入し続けている必要があります。

紛失補償オプション(i)

AppleCare +と合わせて加入することで、紛失や盗難の際にも補償が行われるというサービスです。AppleCare +だけでは紛失や盗難の際の補償はないので、それをこのサービスで補うという形です。サービスの内容は以下のとおりです。

  • 紛失や盗難の際……
    • 23,148円を支払う
    • au契約が3年目以上の人とその家族は27,778円に増額

料金は初回123円、その後は152円です。

このサービスはiPhone購入と同時にしか加入できません。AppleCare+と同時に加入するという性質上、2年間支払った後は料金が発生しません。

料金の発生が終わった段階でサービスは受けられなくなり、また、一度サービスを受けるとサービスは自動終了となります。さらに、auスマートフォンを購入しないと補填金はもらえません。

Softbank

あんしん保証パック(i)プラス

あんしん保証パック(i)プラスでは次のようなサービスが受けられます。

  • 故障・破損・水濡れ・電池消耗の際……
    • 6sの場合、修理代金の80%か31,000円のどちらか安い方のぶんだけ通信料金の割引
    • 6s Plusの場合、修理代金の80%か34,000円のどちらか安い方のぶんだけ通信料金の割引
  • 全損・盗難・紛失の際……
    • 会員価格で機種変更
  • メモリーデータ復旧のサポート
  • 携帯電話に関する電話での無料サポート

料金は650円です。

このサービスはiPhone購入と同時にしか加入できません。

まとめ

    AppleCare+ ドコモ ケータイ補償サービス au 紛失補償オプション+AppleCare Softbank あんしん保証パック
料金 一括14,800円 月750円 初回1,123円 2回目以降752円 24回払いで終了 月650円
Appleによる電話サポート o x o x
1年目の自然故障 無償修理 Appleの保証による無償修理 無償修理 Appleの保証による無償修理
2年目の自然故障 無償修理 有償交換(1年に2回まで) 無償修理 修理代金の一部を負担
3年目以降の自然故障 補償対象外 有償交換(1年に2回まで) 補償対象外 修理代金の一部を負担
1年目・2年目の破損・水濡れ 有償修理(2年で2回まで) 有償交換(1年に2回まで) 有償修理(2年で2回まで) 修理代金の一部を負担
3年目以降の破損・水濡れ 補償対象外 有償交換(1年に2回まで) 補償対象外 修理代金の一部を負担
1年目・2年目の盗難・紛失 補償対象外 有償交換(1年に2回まで) 再購入費用一部負担 会員価格での機変
3年目の盗難・紛失 補償対象外 有償交換(1年に2回まで) 補償対象外 会員価格での機変

ざっと眺めると、Appleau、ドコモとSoftbankという具合に大別できると思います。

Appleauは購入から3年目以降料金が発生しない代わりに、3年目以降は一切面倒を見ないという割りきった仕組みです。auiPhoneを買う際には、約150円をプラスすることで、盗難や補償の際にケータイを約2万円引きで買えることに魅力を感じるかどうかがポイントになりそうです。

ドコモとSoftbankは加入し続ける限り3年目以降も料金は発生し続けますが、3年目以降も面倒を見てくれますドコモのほうが僅かに料金が高いぶん、盗難や紛失の際にも大きくない負担で新しい端末を手にできるので、補償が手厚いといえるでしょう。

各キャリアの補償サービスを比較すると、ややauのサービスに不足を感じます。ドコモとauの補償サービスはほぼ同額ですが、ドコモが負けているのは2年目の自然故障の時ぐらい。他の条件ではドコモのほうが有利です。auiPhoneはドコモに比べて少し安めに設定されている傾向にあるので、それでちょうどいいということでしょうか。

iPad mini 4を各キャリアから購入したらいくら掛かるか計算してみる

世間はiPhone 6sで盛り上がっていますが、ほぼ同時期に発売されたiPad mini 4もなかなか魅力的なデバイスではないかと考えている今日このごろです。大きさの面から外に持ちだすのにちょうどいいですし、それでいて画面サイズはiPhoneに比べて十分な大きさを確保しているので、動画やWebのブラウジングが捗りそうです。

せっかくなので、ドコモ, au, SoftbankiPad mini 4を購入した場合について月々の料金を計算してみました。16GBだと動画などを持ち歩く際に少し心もとないので、今回は64GBを購入することを考えます。またキャリアによっては最初の2年間と3年目以降で料金が変わることがありますが、複雑になるので、とりあえず最初の2年間のみ考えることにします。

ドコモ

ドコモの回線を持っていない場合

ドコモでiPadを購入する際には、データプラン(スマホ/タブ)という料金プランに加入することになります。こちらの料金は1,700円です。その他にspモードとデータパックの加入が必要です。データパックは複数の種類があって、データ通信量に応じて料金が違います。例えば最も安い2GBのパックだと3,500円で、8GBのパックだと6,700円という具合です。これに合わせて月々サポートという通信料金の割引サービスが受けられます。これはiPad mini 4の64GBの場合、税込で2,565円です。

これをまとめてみます。2GBのパックを契約した場合は以下の表になります。

項目 金額
データプラン(スマホ/タブ) 1,700
spモード 300
データパック(2GB) 3,500
月々サポート -2,565
合計(税込) 3,375

また8GBのパックを契約した場合は以下の表になります。

項目 金額
データプラン(スマホ/タブ) 1,700
spモード 300
データパック(8GB) 6,700
月々サポート -2,565
合計(税込) 6,831

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,150円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は、2GBの場合3,375+3,150=6,525円で、8GBの場合6,831+3,150=9,981円となります。

ドコモの回線を持っている場合

すでにドコモの回線を持っている場合は、そのすでにある回線とシェアを組むことで、iPad側でデータパックを契約しなくとも、すでにある回線のデータパックを共用できます。シェアを組むにはシェアオプション500円に加入する必要があります。たった500円なので、すでにドコモの回線を持っている場合は、新たにデータパックを契約するよりも、シェアを組んだほうがお得です。

この場合の料金は以下の表のとおりです。

項目 金額
データプラン(スマホ/タブ) 1,700
spモード 300
シェアオプション 500
月々サポート -2,565
合計(税込) 135

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,150円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は135+3,150=3,285円となります。

au

auの回線を持っていない場合

auiPadを購入する場合は、LTEフラット for Tab(L)という料金プランに加入することになります。この料金は5,200円です。この料金プランでは7GBまで利用可能です。その他にLTE NETの加入が必要です。これに合わせて毎月割という通信料金の割引サービスが受けられます。これはiPad mini 4の64GBの場合、税込で2,515円です。

これをまとめてみると、以下の表のとおりになります。

項目 金額
LTEフラット for Tab(L) 5,200
LTE NET 300
毎月割 -2,515
合計(税込) 3,425

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は3,425+3,050=6,475円となります。

auの回線を持っている場合

すでにauの回線を持っている場合は、LTE フラット for tab ds(L)というより安価な料金プランを契約するという手があります。この料金プランは、auスマートフォンの回線とセットという条件で2,850円になっています。この料金プランの場合、2GBのデータ通信量がついてきます。さらにセットとなっているauスマートフォンの回線とデータ通信量をシェアできるので、実際に使用できるデータ通信量は2GBよりも多いものになります。

このプランを契約した際の料金をまとめてみると、以下の表のとおりになります。

項目 金額
LTEフラット for Tab ds(L) 2,850
LTE NET 300
毎月割 -2,515
合計(税込) 887

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は887+3,050=3,937円となります。

スマートバリューに関する注意

auにはauスマートバリューという施策があります。指定の固定回線を契約していれば2年間1,410円割引してくれるというかなり嬉しい施策です。この施策はiPadの料金にも適用可能なのですが、LTE フラット for tab ds(L)には適用できない点に注意が必要です。ただし、auスマートバリューを適用しても、LTE フラット for tab(L)よりLTE フラット for tab ds(L)のほうが安くなります。

Softbank

Softbankの回線を持っていない場合

SoftbankiPadを購入する場合は、スマ放題(タブレットプラン)またはベーシックデータ定額プラン for 4G LTEという料金プランに加入することになります。前者は、複数の種類からなるデータ定額パックを選んでデータ通信量を決めることができます。後者は、データ通信量が7GBで固定です。その他にウェブ基本使用料が必要です。これに加えて、月月割という通信料金の割引サービスが受けられます。これはiPad mini 4の64GBの場合、税込で2,515円です。

例えば、スマ放題を選んで2GBのプランを契約した際の料金をまとめると、以下の表のとおりです。

項目 金額
スマ放題 1,700
ウェブ基本使用料 300
データ定額パック(2GB) 3,500
月月割 -2,515
合計(税込) 3,425

ベーシックデータ定額プラン for 4G LTEを選んだ場合の料金は、以下の表のとおりです。 項目|金額 -----|----: ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE | 5,200 ウェブ基本使用料 | 300 月月割 | -2,515 合計(税込) | 3,425

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は3,425+3,050=6,475円となります。

Softbankの回線を持っている場合

スマ放題の回線をすでに持っている場合は、タブレット・ルータセットというサービスを利用できます。これはすでにあるスマ放題の回線とデータ通信量をシェアできるサービスです。500円で利用可能です。

これを利用することで、料金は以下の表のとおりになります。

項目 金額
スマ放題 1,700
ウェブ基本使用料 300
タブレット・ルータセット 500
月月割 -2,515
合計(税込) 185

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は185+3,050=3,235円となります。

これに合わせてiPad セット割というのもあります。これは、タブレット・ルータセットを利用した時に、親回線のデータ定額パックから1,000円ないし2,500円を引いてくれるというサービスです。何円引かれるかは、親回線のデータ定額パックの種類によります。親回線がスマートフォンの場合は以下のとおりです。

項目 割引額
2GB 0
5GB 1,000
10GB 2,500
15GB 2,500
20GB 2,500
30GB 2,500

ただしiPad セット割には条件があって、iPadを解約・機種変更する際にSoftbankiPadを返す必要があります。

ホワイトプランの回線をすでに持っている場合は、iPad セット割という施策を受けられます。これはスマ放題のそれとは名前は同じでも内容が異なり、ベーシックデータ定額プラン for 4G LTEが2,850円で利用できるというものです。

この場合の料金は以下の表のとおりです。

項目 金額
ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE 2,850
ウェブ基本使用料 300
月月割 -2,515
合計(税込) 887

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は887+3,050=3,937円となります。

まとめると

各キャリアの料金をまとめた表を作ってみました。それぞれの料金は、iPadの端末代を含まないものです。

条件 料金
ドコモ 2GB 3,375
ドコモ 8GB 6,831
ドコモ 別回線とシェア 135
au 7GB 3,425
au 2GB+別回線とシェア 887
Softbank スマ放題 2GB 3,425
Softbank ベーシックデータ定額プラン 7GB 3,425
Softbank スマ放題 別回線とシェア 185
Softbank ベーシックデータ定額プラン 7GB セット割 887

まず、iPadの回線を既存の回線と紐付けずに単独で持つことを考えると、auSoftbankが良い事がわかります。ドコモだと2GBのプランでも3,375円かかりますが、auSoftbankなら7GBのプランが3,425円で利用できるからです。この際、料金プランを間違えずに契約することが重要です。auの場合LTEフラット for Tab(L)、Softbankの場合ベーシックデータ定額プランです。特にSoftbankの場合、間違ってスマ放題で契約してしまうと2GBのプランでも3,425円と明らかに割高になります。

既存の回線に紐付ける場合は三者三様といったところです。単純に一番安いのはドコモです。シェアを組めば、たった135円足すだけでiPadぶんの回線が維持できるわけですからかなり手頃です。Softbankも50円だけ高くなっていますが、ドコモとほぼ同水準です。auだけ887円と割高に見えますが、2GB増量されているので、コスパは悪くないです。

Softbankでスマ放題回線を持っている場合は、iPad セット割が利用可能ですが、このサービスはそれほど美味しい印象はありません。というのも機種変更や解約の際にiPadを没収されてしまうからです。最大でも2,500×12=30,000円割引となると、機種変更や解約の際にiPadを売ったほうがリターンが大きいだろうと思います。

Softbankホワイトプラン回線を持っている場合は、iPad セット割を利用する価値が十分にあります。というのも887円払うだけでiPadで7GB流せる回線を持てるからです。しかもSoftbankのページを確認する限りは、iPadを没収されることもないようです。Softbankによると、いずれこのデータ通信量は2GBに引き下げられる予定だそうですが、それまではかなり美味しいプランといえます。

よくケータイ料金は3社横並びと批判されることが多いですが、こうして比較してみると、似ているようで違うところも多いという印象です。

「購入サポート」は何をサポートしてるの?

ここ最近、携帯電話キャリア各社が「購入サポート」という名前の施策を打ち出しています。これはMNPしてくる客に対して端末を安価に販売する代わりに1年以内の解約や機種変更に対して追加の違約金を設けるという施策です。

例えばドコモでは「端末購入サポート」という名称でこの施策を行っています。このおかげでドコモのiPhone6はこの施策のおかげでMNP一括0円で購入可能になっていますが、その代わりに契約月+12ヶ月間に解約や機種変更を行うと27,216円という高額な違約金を支払う必要があります。

またauでも「MNP購入サポート特約」という名称でこの施策を実施しています。このためauのiPhone6もMNP一括0円での販売が主流になっていますが、やはり1年以内に解約や機種変更を行うと違約金を支払う必要があります。ただ、auの施策はもう少し緩く、1ヶ月目の違約金が20,000円でそこから徐々に逓減し、12ヶ月目の10,100円を最後に13ヶ月目以降は0円となる仕組みになっています。

「購入サポート」は、1年以上端末を使い続けるのであれば非常に安価に端末を手に入れられるので、お得な施策に見えます。しかし、見た目ほどお得な施策でもないかもしれない、という点に注意が必要です。

というのも、「購入サポート」が実施された端末については、「月々サポート」や「毎月割」という名前で各キャリアが実施している毎月の通信料金の割引が引き下げられている事が多いからです。例えばドコモのiPhone6 16GBの場合、月々サポートが2,565円から1,242円へと1,323円も引き下げられています。これは24ヶ月で計算すると31,752円とかなり大きな金額です。

このことを考えると、契約者の利用状況によっては「購入サポート」を利用しないほうが結果的に安くつく可能性が十分にあります。そう考えると「購入サポート」というのは一体誰をサポートしているのか……という疑問すら出てきます。

「購入サポート」という名称は体が良いですが、本当に安く利用したいのであれば、購入サポートが適用される場合とされない場合でどちらが安くなるか、きちんと契約者の利用状況に応じて計算することが大切でしょう。

au 「従量プラン」の受付を11月26日で終了へ

KDDIauの料金プランのうち「従量プラン」を11月26日をもって受付終了すると発表しました。

news.kddi.com

「従量プラン」というのは、多くの人には馴染みのないプランだと思います。従来のかけ放題でない基本料金「LTEプラン」を契約した際に、パケット定額を選択しなかった場合に自動的に適用されたプランです。データ通信量に応じて0円から最大20,000円の幅で課金されるというプランでした。

この変更により、LTE回線を契約する場合は必ずパケット定額サービスを契約しなければならなくなるため、これまではMNP特価で端末を安価に入手し、回線自体は「LTEプラン」の料金だけで運用するという事が可能でしたが、それができなくなります。

各社ともに数ヶ月でMNPを繰り返す層に対して、少しずつ対策を講じていますが、auもその流れで新たな対策を打ってきた格好となります。

3G持ち込み機種変更という手もある

一方で「抜け道」もまだ残っています。LTE回線のプランではパケット定額サービスを必ず契約しなければなりませんが、3Gにはそのような制約がありません。そのため、auショップに3G端末を持ち込んで持ち込み機種変更を行えば、これまでと同様に基本料だけでの運用が可能になります。ただし、持ち込み機種変更は契約種別の変更に当たるので、手数料3,240円がかかります。

もちろん持ち込み機種変更の記録はau側に残るので、あんまり頻繁に持ち込み機種変更をするとau側の心象に影響する可能性は否定できません。

毎月割やキャッシュバックに影響するかも

ところで、単純にこの変更を実施しただけだと、MNP特価を実施しても端末が売れにくくなることが予想されます。結局、毎月割やキャッシュバックを増やすことで還元額を増やし、パケット定額必須でもお得感を損なわないような施策をうってくる可能性もあります。実際、SoftbankMNP特価の際の条件を徐々に厳しくしているものの、代わりにキャッシュバックを増額するなどの施策を実施してきた経緯があります。

毎月割増額という流れになった場合は、5分までの通話がかけ放題となる「スーパーカケホ」と3GBぶんのデータ通信が可能になる「データ定額3」を契約したうえで、1つの回線にデータギフトの形でパケットを集約するという使いかたもできそうです。

iPhone 6s/6s PlusはSoftbank版が比較的購入しやすい?

毎年恒例ですが、ヨドバシカメラが各店舗のiPhoneの在庫状況をネット上で公開しています。

http://www.yodobashi.com/ec/feature/470018/index.html

試しにAkiba店の在庫状況を確認してみると、以下のような結果に。

f:id:alstamber016:20150929204526p:plain

f:id:alstamber016:20150929204530p:plain

例年iPhoneの発売直後は、新色が品薄傾向にあります。今回も新色であるローズゴールドはやはり供給が追いついていないようで、すぐに買える状態ではありません。 ただし、少しずつ供給は進んでいるようで、発売後数日の頃ほど逼迫した状態ではないようです。

また無印とPlusの2サイズ体制になってからは、Plusのほうが品薄な傾向にありますが、それは今年も同じようです。6sのほうは、すぐに買えるモデルが多いのに対して、6s Plusは全モデルが予約受付中となっています。Plusのローズゴールドともなると、なかなかすぐの購入は難しそうです。

以前は大容量モデルが品薄な傾向が見られましたが、今回はあまりそういった傾向は見えません。iCloudの普及で低容量でいいという人もいれば、動画などをじゃんじゃん撮影するからいくら容量があっても足りないという人もいて、需要が分散してきているのだろうと思います。

また、興味深いのがキャリアごとの差異です。伝統的にiPhoneを発売直後に買う人は古くからiPhoneを利用している人が多く、Softbankユーザが多いとされています。しかし、在庫状況を見る限りもっとも入手しやすいのはSoftbank版となっています。逆にこれまで不人気とされていたdocomo版に品薄傾向が出ています。

こう見ると、Softbank版は売れていないのかというふうに感じるのですが、携帯電話の売り上げランキングとして著名なBCNランキングを見てみると、そういうわけでもないことがわかります。BCNランキングから9月21日〜9月27日のiPhoneのランクを抜粋したものを以下に示します。

順位 モデル
1位 6s 64GB Softbank
2位 6s 64GB au
3位 6s 64GB docomo
7位 6s 128GB Softbank
8位 6s 16GB Softbank
9位 6s 128GB au
10位 6s 16GB au
12位 6s 128GB docomo
17位 6s Plus 64GB Softbank
34位 6s Plus 128GB au
39位 6s Plus 64GB docomo

全体的にSoftbankauが上位で、docomoはやや劣勢であるという印象を受けます。単にSoftbank版の在庫が潤沢であるという方が実情を正しく表しているといえるでしょう。

いわゆる「機種変更応援プログラム」ってどうなの

iPhone 6sの発売に合わせるような形で、3大キャリアから「2年を待たない機種変更を支援する」という名目のプログラムが出揃った。パッと見では、3つとも同じ内容のプログラムに見えるが、よく見てみると微妙に内容が異なっている。この記事ではこれらを比較してみたいと思う。

細かい説明を抜きにして、結論を読みたい方はこちらをどうぞ。

docomo「機種変更応援プログラム」

概要

毎月300円を払うことで、19ヶ月目から25ヶ月目の機種変更の際に機種変更に使えるポイントが貰える。

申し込み条件

  • 対象となる機種を購入する
  • Xiを契約する

対象機種は現状iPhone 6sとiPhone 6s Plusのみ。 また分割契約は条件に含まれていないので、一括で購入しても申し込みができるのではと思われる。

料金

300円

利用条件

次の条件を満たした時に、機種変更に利用可能なポイントが貰える。

  • 18ヶ月以上プログラムを継続し、19ヶ月目以降25ヶ月目以内に新たな対象機種に機種変更をする
  • 機種変更時に古い機種をドコモに引き渡す
  • 機種変更後もプログラムを継続する

また以下の条件を満たした時は、それまでに支払ったプログラム料金がポイントの形で返ってくる。

  • 18ヶ月目以内に機種変更し、プログラムを継続した
  • 26ヶ月目以降に機種変更し、プログラムを継続した
  • 19ヶ月目から25ヶ月目に機種変更したが、プログラムを利用しなかった
  • 対象外の機種に機種変更した

ポイント額

iPhone 6s/6s Plusの64GBおよび128GBでは以下のとおり。

19ヶ月目 20ヶ月目 21ヶ月目 22ヶ月目 23ヶ月目 24ヶ月目 25ヶ月目
27,000 23,000 19,000 15,000 11,000 9,000 9,000

iPhone 6s/6s Plusの16GBでは以下のとおり。

19ヶ月目 20ヶ月目 21ヶ月目 22ヶ月目 23ヶ月目 24ヶ月目 25ヶ月目
21,000 18,000 15,000 12,000 9,000 9,000 9,000

ただし2016年3月31日までにプログラムに申しこめば、2,000円を払うことで、13ヶ月目から18ヶ月目でも還元を得ることが出来る。 この2,000円は、2015年12月31日までにiPhone 6s/6s Plusを購入した場合は無料。 その場合の還元額は、iPhone 6s/6s Plusの64GBおよび128GBでは以下のとおり。

13ヶ月目 14ヶ月目 15ヶ月目 16ヶ月目 17ヶ月目 18ヶ月目
27,000 23,000 19,000 15,000 11,000 9,000

iPhone 6s/6s Plusの16GBでは以下のとおり。

13ヶ月目 14ヶ月目 15ヶ月目 16ヶ月目 17ヶ月目 18ヶ月目
21,000 18,000 15,000 12,000 9,000 9,000

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、12ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,312円である。 プログラムの対象外だが、次の機種でもプログラムに申しこめばそれまでに払った3,300円は返ってくる。 差し引きiPhone 6sには93,312円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、13ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,312円である。 プログラムを利用することで、21,000円分のポイントがもらえる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、3,600円だから、差し引きiPhone 6sには75,912円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、18ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,312円である。 プログラムを利用することで、9,000円分のポイントがもらえる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、5,100円だから、差し引きiPhone 6sには89,412円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、19ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,312円である。 プログラムを利用することで、21,000円分のポイントがもらえる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、5,400円だから、差し引きiPhone 6sには77,712円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、25ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,312円である。 プログラムを利用することで、9,000円分のポイントがもらえる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、7,200円だから、差し引きiPhone 6sには91,512円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、26ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,312円である。 プログラムの対象外だが、次の機種でもプログラムに申しこめばそれまでに払った7,500円は返ってくる。 差し引きiPhone 6sには93,312円を払ったことになる。

au「アップグレードプログラム」

概要

毎月300円を払うことで、19ヶ月目から25ヶ月目の機種変更の際に残りの分割支払金を実質無料にできる。

申し込み条件

  • 対象となる機種を分割で購入する
  • データ定額かLTEフラットに加入する

料金

300円

利用条件

次の条件を満たした時に、特典を受けられる。

  • 18ヶ月以上プログラムを継続し、19ヶ月目以降25ヶ月目以内に新たな対象機種に機種変更をする
  • 機種変更時に古い機種をauに引き渡す
  • 機種変更後もプログラムを継続する

また以下の条件を満たした時は、それまでに支払ったプログラム料金がau WALLETへのチャージとして返ってくる。

  • 26ヶ月目以降に機種変更し、プログラムを継続した
  • 19ヶ月目から25ヶ月目に機種変更したが、プログラムを利用しなかった

還元方法

19ヶ月目に機種変更した場合は、以下のように還元される。

  • 19ヶ月目から25ヶ月目に支払う予定の分割支払金と同額を毎月の利用料金から割引(実質無料)

20ヶ月目から25ヶ月目に機種変更した場合は以下のように還元される。

  • 機種変更した月から25ヶ月目に支払う予定の分割支払金と同額を毎月の利用料金から割引(実質無料)
  • 19ヶ月目から機種変更の月の前月までに支払ったプログラム利用料をau WALLETに還元

ただし2016年3月31日までにプログラムに申しこめば、2,000円を払うことで、13ヶ月目から18ヶ月目でも還元を得ることが出来る。 この2,000円は、2015年12月31日までにiPhone 6s/6s Plusを購入した場合は無料。 還元方法は19ヶ月目に機種変更した時と同じで、19ヶ月目から割引が始まる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、12ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは84,240円である。 プログラムの対象外であり、それまでに支払ったプログラム利用料金3,300円は返ってこない。 差し引きiPhone 6sには87,540円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、13ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは84,240円である。 プログラムを利用することで、24,570円分の割引が19ヶ月目から25ヶ月目にかけて得られる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、3,600円だから、差し引きiPhone 6sには63,270円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、18ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは84,240円である。 プログラムを利用することで、24,570円分の割引が19ヶ月目から25ヶ月目にかけて得られる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、5,100円だから、差し引きiPhone 6sには64,770円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、19ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは84,240円である。 プログラムを利用することで、24,570円分の割引が19ヶ月目から25ヶ月目にかけて得られる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、5,400円だから、差し引きiPhone 6sには65,070円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、25ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは84,240円である。 プログラムを利用することで、3,510円分の割引が得られる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、7,200円である。 19ヶ月目から24ヶ月目までに支払ったプログラムの利用料金1,800円は返ってくる。 よって、iPhone 6sには86,130円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、26ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは84,240円である。 プログラムの対象外だが、次の機種でもプログラムに申しこめばそれまでに払った7,500円は返ってくる。 差し引きiPhone 6sには84,240円を払ったことになる。

Softbank「機種変更先取りプログラム」

概要

毎月300円を払うことで、19ヶ月目から25ヶ月目の機種変更の際に残りの分割支払金を実質無料にできる。

申し込み条件

  • 対象となる機種を分割で購入する
  • データ定額パック・小容量/標準/大容量(10/15/20/30)またはパケットし放題フラット for 4G LTE/4Gに加入する
  • 家族データシェア子回線は対象外

料金

300円

利用条件

次の条件を満たした時に、特典を受けられる。

  • 18ヶ月以上プログラムを継続し、19ヶ月目以降25ヶ月目以内に新たな対象機種に機種変更をする
  • 機種変更時に古い機種をSoftbankに引き渡す
  • 機種変更後もプログラムを継続する

また以下の条件を満たした時は、それまでに支払ったプログラム料金が通信料の割引で返金される。

  • 26ヶ月目以降に機種変更し、プログラムを継続した
  • 19ヶ月目から25ヶ月目に機種変更したが、プログラムを利用しなかった
  • 19ヶ月目以降に対象機種以外に機種変更した

還元方法

19ヶ月目に機種変更した場合は、以下のように還元される。

  • 19ヶ月目から25ヶ月目に支払う予定の分割支払金と同額を毎月の利用料金から割引(実質無料)

20ヶ月目から25ヶ月目に機種変更した場合は以下のように還元される。

  • 機種変更した月から25ヶ月目に支払う予定の分割支払金と同額を毎月の利用料金から割引(実質無料)
  • 19ヶ月目から機種変更の月の前月までに支払ったプログラム利用料を通信料の割引で還元

ただし2016年3月31日までにプログラムに申しこめば、2,000円を払うことで、13ヶ月目から18ヶ月目でも還元を得ることが出来る。 この2,000円は、2015年12月31日までにiPhone 6s/6s Plusを購入した場合は無料。 還元方法は19ヶ月目に機種変更した時と同じで、19ヶ月目から割引が始まる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、12ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,600円である。 プログラムの対象外であり、それまでに支払ったプログラム利用料金3,300円は返ってこない。 差し引きiPhone 6sには96,900円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、13ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,600円である。 プログラムを利用することで、27,300円分の割引が19ヶ月目から25ヶ月目にかけて得られる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、3,600円だから、差し引きiPhone 6sには69,900円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、18ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,600円である。 プログラムを利用することで、27,300円分の割引が19ヶ月目から25ヶ月目にかけて得られる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、5,100円だから、差し引きiPhone 6sには71,400円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、19ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,600円である。 プログラムを利用することで、27,300円分の割引が19ヶ月目から25ヶ月目にかけて得られる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、5,400円だから、差し引きiPhone 6sには71,700円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、25ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,600円である。 プログラムを利用することで、3,900円分の割引が得られる。 それまでに支払ったプログラムの利用料金は、7,200円である。 19ヶ月目から24ヶ月目までに支払ったプログラムの利用料金1,800円は返ってくる。 よって、iPhone 6sには95,100円を払ったことになる。

iPhone 6s 16GBを分割で購入して、26ヶ月目にプログラムを利用して機種変更した

iPhone 6s 16GBは93,600円である。 プログラムの対象外だが、次の機種でもプログラムに申しこめばそれまでに払った7,500円は返ってくる。 差し引きiPhone 6sには93,600円を払ったことになる。

結局どうなの

3大キャリアのプログラムを比較すると、docomoはポイントでの還元なのに対して、auSoftbankが実際の分割額の最大7ヶ月分を割引くという形になっていることに気づく。この違いがどこに影響するかというと、ポイントを使って端末を購入した場合だ。長く同じキャリアを使っていると、そのキャリアのポイントが溜まってくるだろう。例えば10,000ポイント使って端末を1万円引きで買うことを考える。当然この1万円引きの値段で分割を組むことになる。docomoは分割の金額に関係なく同じ額のポイント還元が得られるのに対して、auSoftbankではあくまで分割支払金の免除という形を取るので、少しだけ免除してもらえる額が減ってしまう。

また、プログラム料金が返金される条件にも微妙な差があるようだ。docomoでは、対象期間より早い時期に機種変更をしてしまってもそれまでに支払ったプログラム料金は返してもらえる。一方auSoftbankでは、早い時期の機種変更での返金は受け付けていない。また、auでは対象外機種に機種変更した場合についてWebページのどこにも記述されていなかった。docomoでは対象外機種への機種変更を返金の条件と定めているし、Softbankでも19ヶ月目以降の対象外機種への機種変更は返金の条件になっている。

こうしてみると、docomoのプログラムが最も優秀であるように見えるが、各キャリアで機種変更を行った時期によって得られる還元額が異なることに注意する必要がある。

例えばiPhone 6s 16GBを購入し、12ヶ月目に機種変更すると次のような還元額となる。 各キャリアとも12ヶ月目の機種変更は還元の対象ではない。 docomoでは12ヶ月目の機種変更でプログラム料金が返金されるが、auSoftbankでは返金されない。

キャリア 還元額
docomo 0
au -3,300
Softbank -3,300

13ヶ月目に機種変更すると次のような還元額となる。 13ヶ月目以降の機種変更であれば、auSoftbankは還元対象となり、7ヶ月分の分割金が還元される。 docomoも還元の対象となり、21,000円分のポイントが貰える。 各キャリアともそれまで12ヶ月間払ってきたプログラム料金3,600円は返ってこない。

キャリア 還元額
docomo 17,400
au 20,970
Softbank 23,700

18ヶ月目に機種変更すると次のような還元額となる。 各キャリアともそれまで17ヶ月間払ってきたプログラム料金5,100円は特典を利用する限り返ってこない。

キャリア 還元額
docomo 3,900
au 19,470
Softbank 22,200

また19ヶ月目に機種変更すると次のような還元額となる。 18ヶ月目まで減る一方だったdocomoの還元額が再び増える。 各キャリアともそれまで18ヶ月間払ってきたプログラム料金5,400円は特典を利用する限り返ってこない。

キャリア 還元額
docomo 15,600
au 19,170
Softbank 21,900

また25ヶ月目の機種変更では以下のとおりである。 docomoではそれまで18ヶ月間払ってきたプログラム料金7,200円は特典を利用する限り返ってこない。 auSoftbankでは、19ヶ月目以降に支払ったプログラム料金の返金を受けることが出来る。

キャリア 還元額
docomo 1,800
au -1,890
Softbank -1,500

ただし、auSoftbankでは特典を利用しない代わりにプログラム料金の返金を受けることができ、そのほうが得なので そうした場合は以下のようになる。

キャリア 還元額
docomo 1,800
au 0
Softbank 0

このような表を作ることで以下のことがわかる。

  • 12ヶ月以内に機種変更をするのであれば、auSoftbankのプログラムは損
  • 各キャリアとも13ヶ月目での機種変更が最もお得になる
    • 1年後に出るであろう新型端末を購入しやすい
    • 還元額はdocomoがややしょっぱい
  • 13ヶ月目から18ヶ月目まで、auSoftbankでは還元額はそれほど変化しないが、docomoでは大きく変化する
    • docomoのプログラムで18ヶ月目に機種変更するのは不利
    • 19ヶ月目にdocomoの還元額が再びアップする
  • 25ヶ月目ではauSoftbankのプログラムでは得もしないが損もしない
    • docomoのプログラムでは僅かに得をする

各キャリアの紹介ページを見ていると、19ヶ月目に機種変更するのがお得なように見えるが、 実際には各キャリアが追加で行っているキャンペーンの影響で、13ヶ月目に機種変更するのが最もお得だということになる。 ただし、docomoの還元額は、他の2社に比べてやや少なめである。 よくよく考えれば、お得だからという理由でわざわざ19ヶ月ごとに機種変更する人なんてそうそういそうにもない。 このプログラムは明らかに1年毎にiPhoneを買い換えさせることが目的だろうと思う。 毎年新しいiPhoneが欲しくて、同じキャリアでずっと買い続けるというのならば、このプログラムを利用する価値はあるだろう。

一方で、2年毎の買い替えをこのプログラムで行うと、あんまり美味しい思いは出来ない。 docomoなら微々たる還元が得られるが、auSoftbankではプログラムに申し込まなかった時と全く同じである。

またMNPをするとそれまでに払ったプログラム料金は無駄になるので、2年毎に乗り換えるスタイルの人にも不向きだろう。

主観であるが、iPhone 6s 16GBで最大でも2万円を超える程度の還元しか得られないこのプログラムに価値が有るかは微妙だと思う。この還元は、それまで真面目に毎月300円払い続け、さらに古い端末をキャリアに差し出さないと得られない還元だと考えると、ちょっと少なすぎるのではとすら思う。購入から半年経てばSIMロック解除可能なので、SIMロックを解除したうえで売りに出したほうが高い値段がつくのではないか、と感じる。また、各社は現在下取りキャンペーンを展開している。各社とも下取りの価格はそれなりに高く、プログラムを利用するよりもリターンが大きい印象を受ける。しかしながら、各キャリアが来年以降下取りを今年と同じように行うかは不透明であることに注意する必要がある。