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iPad mini 4を各キャリアから購入したらいくら掛かるか計算してみる

世間はiPhone 6sで盛り上がっていますが、ほぼ同時期に発売されたiPad mini 4もなかなか魅力的なデバイスではないかと考えている今日このごろです。大きさの面から外に持ちだすのにちょうどいいですし、それでいて画面サイズはiPhoneに比べて十分な大きさを確保しているので、動画やWebのブラウジングが捗りそうです。

せっかくなので、ドコモ, au, SoftbankiPad mini 4を購入した場合について月々の料金を計算してみました。16GBだと動画などを持ち歩く際に少し心もとないので、今回は64GBを購入することを考えます。またキャリアによっては最初の2年間と3年目以降で料金が変わることがありますが、複雑になるので、とりあえず最初の2年間のみ考えることにします。

ドコモ

ドコモの回線を持っていない場合

ドコモでiPadを購入する際には、データプラン(スマホ/タブ)という料金プランに加入することになります。こちらの料金は1,700円です。その他にspモードとデータパックの加入が必要です。データパックは複数の種類があって、データ通信量に応じて料金が違います。例えば最も安い2GBのパックだと3,500円で、8GBのパックだと6,700円という具合です。これに合わせて月々サポートという通信料金の割引サービスが受けられます。これはiPad mini 4の64GBの場合、税込で2,565円です。

これをまとめてみます。2GBのパックを契約した場合は以下の表になります。

項目 金額
データプラン(スマホ/タブ) 1,700
spモード 300
データパック(2GB) 3,500
月々サポート -2,565
合計(税込) 3,375

また8GBのパックを契約した場合は以下の表になります。

項目 金額
データプラン(スマホ/タブ) 1,700
spモード 300
データパック(8GB) 6,700
月々サポート -2,565
合計(税込) 6,831

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,150円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は、2GBの場合3,375+3,150=6,525円で、8GBの場合6,831+3,150=9,981円となります。

ドコモの回線を持っている場合

すでにドコモの回線を持っている場合は、そのすでにある回線とシェアを組むことで、iPad側でデータパックを契約しなくとも、すでにある回線のデータパックを共用できます。シェアを組むにはシェアオプション500円に加入する必要があります。たった500円なので、すでにドコモの回線を持っている場合は、新たにデータパックを契約するよりも、シェアを組んだほうがお得です。

この場合の料金は以下の表のとおりです。

項目 金額
データプラン(スマホ/タブ) 1,700
spモード 300
シェアオプション 500
月々サポート -2,565
合計(税込) 135

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,150円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は135+3,150=3,285円となります。

au

auの回線を持っていない場合

auiPadを購入する場合は、LTEフラット for Tab(L)という料金プランに加入することになります。この料金は5,200円です。この料金プランでは7GBまで利用可能です。その他にLTE NETの加入が必要です。これに合わせて毎月割という通信料金の割引サービスが受けられます。これはiPad mini 4の64GBの場合、税込で2,515円です。

これをまとめてみると、以下の表のとおりになります。

項目 金額
LTEフラット for Tab(L) 5,200
LTE NET 300
毎月割 -2,515
合計(税込) 3,425

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は3,425+3,050=6,475円となります。

auの回線を持っている場合

すでにauの回線を持っている場合は、LTE フラット for tab ds(L)というより安価な料金プランを契約するという手があります。この料金プランは、auスマートフォンの回線とセットという条件で2,850円になっています。この料金プランの場合、2GBのデータ通信量がついてきます。さらにセットとなっているauスマートフォンの回線とデータ通信量をシェアできるので、実際に使用できるデータ通信量は2GBよりも多いものになります。

このプランを契約した際の料金をまとめてみると、以下の表のとおりになります。

項目 金額
LTEフラット for Tab ds(L) 2,850
LTE NET 300
毎月割 -2,515
合計(税込) 887

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は887+3,050=3,937円となります。

スマートバリューに関する注意

auにはauスマートバリューという施策があります。指定の固定回線を契約していれば2年間1,410円割引してくれるというかなり嬉しい施策です。この施策はiPadの料金にも適用可能なのですが、LTE フラット for tab ds(L)には適用できない点に注意が必要です。ただし、auスマートバリューを適用しても、LTE フラット for tab(L)よりLTE フラット for tab ds(L)のほうが安くなります。

Softbank

Softbankの回線を持っていない場合

SoftbankiPadを購入する場合は、スマ放題(タブレットプラン)またはベーシックデータ定額プラン for 4G LTEという料金プランに加入することになります。前者は、複数の種類からなるデータ定額パックを選んでデータ通信量を決めることができます。後者は、データ通信量が7GBで固定です。その他にウェブ基本使用料が必要です。これに加えて、月月割という通信料金の割引サービスが受けられます。これはiPad mini 4の64GBの場合、税込で2,515円です。

例えば、スマ放題を選んで2GBのプランを契約した際の料金をまとめると、以下の表のとおりです。

項目 金額
スマ放題 1,700
ウェブ基本使用料 300
データ定額パック(2GB) 3,500
月月割 -2,515
合計(税込) 3,425

ベーシックデータ定額プラン for 4G LTEを選んだ場合の料金は、以下の表のとおりです。 項目|金額 -----|----: ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE | 5,200 ウェブ基本使用料 | 300 月月割 | -2,515 合計(税込) | 3,425

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は3,425+3,050=6,475円となります。

Softbankの回線を持っている場合

スマ放題の回線をすでに持っている場合は、タブレット・ルータセットというサービスを利用できます。これはすでにあるスマ放題の回線とデータ通信量をシェアできるサービスです。500円で利用可能です。

これを利用することで、料金は以下の表のとおりになります。

項目 金額
スマ放題 1,700
ウェブ基本使用料 300
タブレット・ルータセット 500
月月割 -2,515
合計(税込) 185

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は185+3,050=3,235円となります。

これに合わせてiPad セット割というのもあります。これは、タブレット・ルータセットを利用した時に、親回線のデータ定額パックから1,000円ないし2,500円を引いてくれるというサービスです。何円引かれるかは、親回線のデータ定額パックの種類によります。親回線がスマートフォンの場合は以下のとおりです。

項目 割引額
2GB 0
5GB 1,000
10GB 2,500
15GB 2,500
20GB 2,500
30GB 2,500

ただしiPad セット割には条件があって、iPadを解約・機種変更する際にSoftbankiPadを返す必要があります。

ホワイトプランの回線をすでに持っている場合は、iPad セット割という施策を受けられます。これはスマ放題のそれとは名前は同じでも内容が異なり、ベーシックデータ定額プラン for 4G LTEが2,850円で利用できるというものです。

この場合の料金は以下の表のとおりです。

項目 金額
ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE 2,850
ウェブ基本使用料 300
月月割 -2,515
合計(税込) 887

iPadを分割で買う場合は、これに毎月3,050円の分割支払いが乗ります。その場合の支払額は887+3,050=3,937円となります。

まとめると

各キャリアの料金をまとめた表を作ってみました。それぞれの料金は、iPadの端末代を含まないものです。

条件 料金
ドコモ 2GB 3,375
ドコモ 8GB 6,831
ドコモ 別回線とシェア 135
au 7GB 3,425
au 2GB+別回線とシェア 887
Softbank スマ放題 2GB 3,425
Softbank ベーシックデータ定額プラン 7GB 3,425
Softbank スマ放題 別回線とシェア 185
Softbank ベーシックデータ定額プラン 7GB セット割 887

まず、iPadの回線を既存の回線と紐付けずに単独で持つことを考えると、auSoftbankが良い事がわかります。ドコモだと2GBのプランでも3,375円かかりますが、auSoftbankなら7GBのプランが3,425円で利用できるからです。この際、料金プランを間違えずに契約することが重要です。auの場合LTEフラット for Tab(L)、Softbankの場合ベーシックデータ定額プランです。特にSoftbankの場合、間違ってスマ放題で契約してしまうと2GBのプランでも3,425円と明らかに割高になります。

既存の回線に紐付ける場合は三者三様といったところです。単純に一番安いのはドコモです。シェアを組めば、たった135円足すだけでiPadぶんの回線が維持できるわけですからかなり手頃です。Softbankも50円だけ高くなっていますが、ドコモとほぼ同水準です。auだけ887円と割高に見えますが、2GB増量されているので、コスパは悪くないです。

Softbankでスマ放題回線を持っている場合は、iPad セット割が利用可能ですが、このサービスはそれほど美味しい印象はありません。というのも機種変更や解約の際にiPadを没収されてしまうからです。最大でも2,500×12=30,000円割引となると、機種変更や解約の際にiPadを売ったほうがリターンが大きいだろうと思います。

Softbankホワイトプラン回線を持っている場合は、iPad セット割を利用する価値が十分にあります。というのも887円払うだけでiPadで7GB流せる回線を持てるからです。しかもSoftbankのページを確認する限りは、iPadを没収されることもないようです。Softbankによると、いずれこのデータ通信量は2GBに引き下げられる予定だそうですが、それまではかなり美味しいプランといえます。

よくケータイ料金は3社横並びと批判されることが多いですが、こうして比較してみると、似ているようで違うところも多いという印象です。