iPhone 6sを購入した際に加入できる補償サービスについて調べた
iPhone 6sを購入する際に是非加入したいのが補償サービス。街を歩いていると結構な頻度でバキバキに割れたiPhoneを修理もせずに使っている人を見かけますが、割れたガラスというのは危険ですし、できれば修理して綺麗な状態で使いたいもの。スマートフォンは非常に高価なものなので、不慮の事故で壊れてしまったり、なくしたりした時に補償サービスがあれば非常に心強いです。
iPhoneの場合Appleが提供する補償サービスと各キャリアが提供する補償サービスがあるので、それをまとめておこうと思います。
Apple
AppleCare +
AppleCare +は、Appleが提供するiPhone向けの補償サービスです。次のようなサービスが受けられます。
- 2年間の無償電話サポート
- iPhoneおよび付属品の保証期間が2年間に延長
- 通常は1年間
- 過失や事故による損傷や水濡れ等の場合、最大2回まで11,800円(税抜)で修理してくれる
建前上修理は有償なのですが、前触れもなくカメラが故障するなどといった製品上の問題の場合は無償で交換してもらえます。これもAppleCare +に加入していなければ1年間のみですが、AppleCare +に加入していれば2年間受けられるサービスです。
気になる料金ですが、支払い方によってバラバラです。
Apple Storeで支払う場合は14,800円(税別)の一括払いです。iPhone購入から30日以内であれば加入できます。
キャリアの料金と合わせて24回払いで払うこともできます。加入は端末の購入と同時でなければなりません。この時、途中で回線を解約しても残りの分を払う必要はありません。
ドコモの場合617円(税抜)なので、2年間で14,808円(税抜)です。 auの場合初月1,000円(税抜)、残りの23ヶ月600円(税抜)なので、2年間で14,800円(税抜)です。 Softbankの場合666円(税込)なので、2年間で15,984円(税込)です。これは14,800円(税抜)です。
ドコモ
ケータイ補償サービス for iPhone&iPad
ドコモはAppleCare +とは別にケータイ補償サービス for iPhone&iPadという補償サービスを実施しています。次のようなサービスが受けられます。
- 水濡れ、全損、紛失、盗難、破損、故障、購入から1年を超えた自然故障の際に……
- 11,000円(税抜)を払えば1年に2回まで1~2日以内にリフレッシュ品を届けてくれる
料金は750円(税抜)です。iPhone購入日を含めて14日以内に申し込む必要があります。
このケータイ補償サービス for iPhone&iPadとドコモで加入するAppleCare+は同時に加入できません。
au
auスマートパス
auにはauスマートパスというサービスが有ります。月372円でWebサービスのプレミアム会員権が無料でもらえたり、クーポンが貰えたりなかなかお得なサービスなのですが、iPhone周りでもサービスが有ります。
- 水漏れや事故による全損または一部破損による修理代金に対して……
- 2年間で2回まで10,000円(税込)を補填
このサービスは自然故障や重大な過失に対しては対象外です。またiPhone購入時を含めてauスマートパスに加入し続けている必要があります。
紛失補償オプション(i)
AppleCare +と合わせて加入することで、紛失や盗難の際にも補償が行われるというサービスです。AppleCare +だけでは紛失や盗難の際の補償はないので、それをこのサービスで補うという形です。サービスの内容は以下のとおりです。
- 紛失や盗難の際……
- 23,148円を支払う
- au契約が3年目以上の人とその家族は27,778円に増額
料金は初回123円、その後は152円です。
このサービスはiPhone購入と同時にしか加入できません。AppleCare+と同時に加入するという性質上、2年間支払った後は料金が発生しません。
料金の発生が終わった段階でサービスは受けられなくなり、また、一度サービスを受けるとサービスは自動終了となります。さらに、auのスマートフォンを購入しないと補填金はもらえません。
Softbank
あんしん保証パック(i)プラス
あんしん保証パック(i)プラスでは次のようなサービスが受けられます。
- 故障・破損・水濡れ・電池消耗の際……
- 6sの場合、修理代金の80%か31,000円のどちらか安い方のぶんだけ通信料金の割引
- 6s Plusの場合、修理代金の80%か34,000円のどちらか安い方のぶんだけ通信料金の割引
- 全損・盗難・紛失の際……
- 会員価格で機種変更
- メモリーデータ復旧のサポート
- 携帯電話に関する電話での無料サポート
料金は650円です。
このサービスはiPhone購入と同時にしか加入できません。
まとめ
AppleCare+ | ドコモ ケータイ補償サービス | au 紛失補償オプション+AppleCare | Softbank あんしん保証パック | |
---|---|---|---|---|
料金 | 一括14,800円 | 月750円 | 初回1,123円 2回目以降752円 24回払いで終了 | 月650円 |
Appleによる電話サポート | o | x | o | x |
1年目の自然故障 | 無償修理 | Appleの保証による無償修理 | 無償修理 | Appleの保証による無償修理 |
2年目の自然故障 | 無償修理 | 有償交換(1年に2回まで) | 無償修理 | 修理代金の一部を負担 |
3年目以降の自然故障 | 補償対象外 | 有償交換(1年に2回まで) | 補償対象外 | 修理代金の一部を負担 |
1年目・2年目の破損・水濡れ | 有償修理(2年で2回まで) | 有償交換(1年に2回まで) | 有償修理(2年で2回まで) | 修理代金の一部を負担 |
3年目以降の破損・水濡れ | 補償対象外 | 有償交換(1年に2回まで) | 補償対象外 | 修理代金の一部を負担 |
1年目・2年目の盗難・紛失 | 補償対象外 | 有償交換(1年に2回まで) | 再購入費用一部負担 | 会員価格での機変 |
3年目の盗難・紛失 | 補償対象外 | 有償交換(1年に2回まで) | 補償対象外 | 会員価格での機変 |
ざっと眺めると、Appleとau、ドコモとSoftbankという具合に大別できると思います。
Appleとauは購入から3年目以降料金が発生しない代わりに、3年目以降は一切面倒を見ないという割りきった仕組みです。auでiPhoneを買う際には、約150円をプラスすることで、盗難や補償の際にケータイを約2万円引きで買えることに魅力を感じるかどうかがポイントになりそうです。
ドコモとSoftbankは加入し続ける限り3年目以降も料金は発生し続けますが、3年目以降も面倒を見てくれます。ドコモのほうが僅かに料金が高いぶん、盗難や紛失の際にも大きくない負担で新しい端末を手にできるので、補償が手厚いといえるでしょう。
各キャリアの補償サービスを比較すると、ややauのサービスに不足を感じます。ドコモとauの補償サービスはほぼ同額ですが、ドコモが負けているのは2年目の自然故障の時ぐらい。他の条件ではドコモのほうが有利です。auのiPhoneはドコモに比べて少し安めに設定されている傾向にあるので、それでちょうどいいということでしょうか。