IIJmio ギガプラン eSIMを申込んでみた
新年度になりましたね!年度替わりということで、世間では色々な変化が起きています。モバイルの世界でも、MNP手数料が無料化されたり、楽天モバイルが新プランに移行したりといった変化が起きています。
MVNOの世界でも4月から始まる新しいプランが多く存在します。今回はその中でもIIJが提供するIIJmio ギガプランを申込んでみることにしました。IIJは個人利用向けにeSIMを提供している唯一のMVNOです。今回登場したギガプランでは2GB 440円という超低価格でeSIMを利用できるようになりました。さらに5月31日までのキャンペーンとして初期費用が1円になるため、初月441円の支払いで2GBのプランを利用できます。この超低価格であれば一度IIJが提供するeSIMを試してみるのもありかなと思い、申込みしてみることにしました。
申込みフロー
IIJmioのトップページから申し込みます。まず申込み時に必要なものを案内されます。色々書いてありますが、今回はeSIM単体での申込みなのでクレジットカードだけあれば大丈夫です。
MVNOによくあるエントリーパックを買っているかどうかを聞かれます。Amazonや家電量販店などで売られていて、これを事前に買っていると初期費用を払わなくていいというものです。たいていこのパックは初期費用そのものより安く売られているので、結果として初期費用の支払いが安くなるというわけです。今回はIIJmioのキャンペーンで初期費用が1円になるので普通に申込むことにします。
新規契約かMNPか、端末を一緒に買うか、端末保証をつけるかを聞かれます。今回は新規契約、端末は不要、端末保証も不要としました。
さらにSIMカードの種類、プランの種類を聞かれます。プランの種類ですが、eSIMを選んでいても物理SIMのプランも表示されるので注意が必要です。eSIM用のプランはスクロールした下の方にあります。今回はeSIMの2GBとしました。
公衆Wi-Fiサービスをつけるか、また利用者は契約者と一致しているかを聞かれます。
オプションパックをつけるかを聞かれます。
申込み内容の確認です。ここで「もう一枚同時にお申し込みしますか?」と聞かれるのが面白いですね。普通の人は何枚もSIMを申込まないと思うんですが……。
重要説明事項の確認です。読んで同意します。
mioIDを持っているかを聞かれます。IIJmioのサービスを利用するために必要なアカウントのことだと思います。持っていないのでここで新規作成します。メールアドレスを入れてメールアドレス認証を実施後、パスワードを設定します。
契約者の情報を入力します。氏名、性別、生年月日、住所、連絡先電話番号、クレジットカード情報です。氏名をアルファベットでも記入するのが特徴的でしょうか。
最終確認画面です。ここで利用開始月の利用料金と翌月の利用料金が表示されます。IIJmioは利用開始翌月末までが最低利用期間となっているので、どれだけすぐ解約してもこの2ヶ月分の料金は必ず支払いが必要です。申し込みのキャンセルができないことなどを確認した上で申し込みを確定します。
申込みを確定するとmioIDの通知と注文確認のメールが来ます。その3分後ぐらいに「[IIJmio] ご利用開始のお知らせ」というメールが来ます。これはeSIMプロファイルのダウンロードができるようになったことを知らせるメールです。3分で開通の準備が整うのは爆速です!メールにあるダウンロード用リンクをeSIMを使うつもりの端末とは別の端末で開きます。mioIDでのログインを求められるのでログインすると、「アクティベーションコードの選択」という画面が出てきます。何だこれという感じですが、プルダウンを開くと一つだけ項目があるので、それを開いて「決定」を押せば大丈夫です。
するとeSIMダウンロード用のQRコードが表示されます。povoの時も思いましたが、やはりeSIM情報とIDと紐付けてログインするだけでQRコードを表示できるようにするのがユーザーにとって分かりやすいように思いました。ただし、ダウンロード用リンクをeSIMを使うつもりの端末で開いてはいけないことや、そもそもこのリンクを開いたあと何をすればいいのかの説明があまりないのがちょっと心配です。
なお、払い出された電話番号を確認したところ020でした。電話はできないので電話番号とは言わないかもしれませんが……。
QRコードを読み込んでiPhoneにeSIMの設定をしました。設定自体は他のeSIMと変わりません。さて、IIJmioではeSIM自体の設定に加えてAPN設定が必要です。APN設定が必要である旨は注文確認のメールには書いてあったのですが、「[IIJmio] ご利用開始のお知らせ」メールには書かれていませんでした。慣れていない人だとAPN設定が必要だと気づけないかもしれません。APN設定ですが、iPhoneの場合IIJmioのアプリから設定するようになっていました。APN設定が完了するとiPhoneのアンテナピクトに「IIJ LTE」と表示され、通信できるようになりました。
早速スピードテストを実施。通信速度はまあまあだと思いますがpingが遅いのが気になりますね。100msを超えてくるとちょっとレスポンスに難が出てくると思います。昼だとどれくらいになるのか、また見てみたいですね。
データSIMで本人確認不要なので開通まではやい
— alstamber (@alstamber) 2021年4月1日
もう開通できた
pingがきついが、こんなもんか pic.twitter.com/2g5gDcMPr0
まとめ
申込み自体は、少し引っかかるのではないかという部分もあるものの、概ねスムースでした。データ通信SIMなので、本人確認が不要であり20分程度で開通までこぎつけられました。僕はケータイオタクなのでそこを踏まえて考えると、普通の人でも1時間程度で開通まで行けるんじゃないかなと思います。しかも価格も超低価格なので、例えばiPadのセルラーモデルに入れる小容量のデータ通信プランとして使いやすいかもしれません。あとは通信品質がどの程度かというところです。IIJmioは正直なところあまり通信速度が速いイメージがないですが、しばらくいろいろな環境で試してみようと思います。