eSIMへの対応時期を明言していなかったpovoですが、開始当初よりeSIMに対応することが明言されました。
\#povo はeSIMや+メッセージに対応!/
— povo (@povo_official) 2021年3月12日
本日eSIMの取り扱いや、+メッセージ対応などに関する情報を更新しました。
eSIMは新規とMNP(他社からの乗りかえ)に対応しています!
詳細情報やその他更新情報はpovoホームページをご確認ください👇https://t.co/yG7EAOCwz4
開始当初は新規契約およびMNPの場合のみの対応で、今夏にauブランドからの移行の場合もeSIM発行できるようになる見通しです。auブランドからの移行の場合にeSIMを選べないのはちょっと気になります。システム的な問題なのかどうなのか、出ている情報だけでは判然としません。どうしてもeSIMがいい場合は、面倒ですが一旦別の事業者にMNPした後povoに再び戻ってくることが必要になりそうです。
eSIMの動作確認ができているのは、auから販売されたeSIM搭載モデルのiPhoneとGoogle Pixel 5。SIMフリーモデルでは確認をしていないようですが、まず問題なく動くでしょう。
これでオンライン専用ブランドで当初よりeSIMに対応しないのはahamoのみとなりました。個人的にオンライン専用ブランドはeSIMでさっと家からでも契約してすぐ使えることに強みがあると思っていたので、ahamoの対応が遅れるのは残念です。
合わせてpovoで利用できるサービスの追加案内が行われました。具体的には
- +メッセージ
- あんしんフィルター for au (未成年向けのフィルタリングサービス)
- 着信転送サービス
- ウォッチナンバー
などとなります。ウォッチナンバーはApple Watch向けのサービスです。auでは一つの電話番号をiPhoneとApple Watchで共有するナンバーシェアと、Apple Watch専用の電話番号が用意されるウォッチナンバーの2つのサービスが提供されていますが、今回対応するのは片方のみとなります。なおウォッチナンバーは、auで既にウォッチナンバーに加入していた人がpovoに乗り換える場合のみ利用可能となります。
また、継続できることが既にアナウンスされていた「かえトクプログラム」などの端末代の残債を免除するプログラムについては、機種変更が条件になっているものが今夏以降、機種変更が条件になっていないものが開始当初から利用可能となることがわかりました。povoは開始当初端末の販売をしないようですが、もしかしたら今夏以降povoを契約しながらauブランドの端末を買えるようになるのかもしれません。
povoはLINEMOのようにはっきりと「サブブランド」を名乗ることもなく、ahamoのように「料金プランの一つ」とも位置付けられない、中間的な存在になってきたように思います。KDDIとしてはこの料金大変革を様子見していきたいということなのかもしれません。