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「ahamo」が値下げと対応端末を発表

NTTドコモより「ahamo」の値下げと対応端末の発表が行われました。

www.nttdocomo.co.jp

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「ahamo」は従来3,278円での提供予定でしたが、2,970円に引き下げました。引き下げに当たってのサービス内容の変更は行われていません。競合の「povo」や「LINEMO」と異なり、5分間の通話無料を残した状態で値下げに踏み切ったことになります。

対応端末は幅広く、しかし機種変更に注意点あり

同時に対応端末の発表が行われました。iPhoneiPhone SE第一世代以降及びiPhone 6以降に対応Android概ね2017年以降のドコモ販売モデルが対応しているようです *1。ドコモ販売モデル以外には全く対応していないかというとそういうわけではなく、他社販売端末やSIMフリー端末は現在確認中で、確認とれ次第順次対応端末として追加していくとのことです。おそらくドコモ回線のMVNOが使える端末であれば問題なく使えるだろうと思いますし、SIMフリーモデルのiPhoneなら全く問題なく使えると思います。

対応端末発表に合わせて、「ahamo」向けスマートフォンとして3機種が「ahamo」のサービスサイトで販売されることが決まりました。端末はそれぞれ「iPhone 11」「Galaxy S20 5G」「Xperia 1 II」で、従来のドコモでの販売価格よりも大幅に安い価格での販売が行われます。特に新規契約の場合はかなり安くなり、64GBのiPhone 11が49,390円で買えてしまいます *2Apple直販では71,280円するので破格です。「povo」や「LINEMO」は端末の同時販売を行わないこととしているので、これは今のところ「ahamo」独自施策となります。「ahamo」での端末販売自体は以前から予告されていましたが、一応型落ちとはいえそれなりに新しいハイエンドモデルの取り扱いをするとは思っていなかったので、驚きました。

一方で「ahamo」を契約した状態での機種変更は6月までできないこともアナウンスされました。まだシステムが対応できていないとのことです。やはり「ahamo」はもともとサブブランド扱いだったのではと勘繰ってしまう動きではありますが、6月までの間は一旦機種変更前に「5Gギガライト」などのプランに変更し、機種変更が終わったら「ahamo」に戻すという形を案内するということです。

ケータイ補償サービス対応が決定

また幾らかのサービスの利用可否が明らかにされました。大きいのはケータイ補償サービスやAppleCare+が使えることがわかったことでしょうか。既にドコモで契約したケータイ補償サービスについても引き継ぎ可能とのことなので、おそらく上記で述べた一度「5Gギガライト」などを経由した機種変更でもケータイ補償サービスの継続利用が可能だと思われます。

dカード特典も追加

料金の引き下げに合わせて、dカードとのセット特典が追加されました。具体的には、まず2021年9月より「ahamo」の料金をdカードで支払っている場合毎月のデータ容量が増量される特典が追加されます。追加容量は、dカードの場合1GB、dカード GOLDの場合5GBとなります。また、「ahamo」の開始日よりdカード GOLDと「ahamo」を連携登録した場合に毎月のdカード GOLDの利用金額100円につき10%のdポイントが付与*3されます。

他社に対してのダメ押しという側面があるのだと思いますが、もともとシンプルを売りにしていた「ahamo」にこのようにごちゃごちゃとした特典がつくのは少しコンセプトから外れているのではないかなとも思いました。

4月15日まで我慢すれば追加ポイント

「ahamo」は先行エントリーの上契約すると3000ポイントのdポイントがもらえるキャンペーンを実施していますが、今回さらに4月15日まで待って契約した場合は追加で3000ポイントがもらえる施策が導入されました。想定を上回る先行エントリーがあったとのことで、物流が逼迫することが懸念されており、それを少しでも分散することが目的ということです。

今までに160万件の先行エントリーがあったということで*4、そのうちどれだけの人が実際に契約するのかはわかりませんが、それだけの枚数の物理SIMを発送することを考えると確かに大変そうだという気がします。

開始当初はeSIM非対応

「ahamo」のサービスサイトにて、開始当初のeSIM非対応が明言されました。個人的にはeSIM対応に期待していたので残念です。早期の対応に期待したいです。

*1:Sonyの対応端末の幅が広く、2014年発売モデルも対応となっています

*2:機種変更だと62,590円

*3:上限300ポイント

*4:すごく多いように見えますが、実は7年前の新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の事前予約は2週間程度で200万件だったので、それよりも少ないです