Apple Watch Series 5 ブラックチタンモデルを購入したことを先日記事にしましたが、その後開封し3日ほど使ってみました。
なぜブラックチタンにしたのか
まずは、なぜブラックチタンモデルにしたのかです。
私が初めて Apple Watch を買ったのは、Series 2 の Nike モデルでした。Apple Pay に対応し Suica が使えるようになったのがこのモデルからで、その利便性に期待しての購入でした。色々荒削りな部分はありましたが、Apple Pay自体は期待に応えてくれ、たいへん良い買い物をしたと感じたことを覚えています。
その後 Series 3 で LTE を試してみたいと思い、アルミニウムケースの GPS + Cellular 版を購入しました。LTE は思ったほど活用用途がなく解約してしまいましたが、 Series 3 自体は便利にこれまで約2年間使ってきました。
今回 Series 5 に買い換えようと思ったきっかけは、
- Series 4から広がった画面サイズが気になる
- 常時点灯ディスプレイが気になる
- Series 3から大幅に性能が向上している
という点、そしてなんといってもチタニウムモデルの登場です。このモデルは
- ステンレスモデルほど重くない
- ステンレスモデルと同様に、画面がアルミニウムモデルのガラスよりも強いサファイアクリスタルになっている
- 独特の質感が楽しめる
点が非常に魅力的と感じました。アルミニウムモデルやステンレスモデルに比べると確かに少し高いのですが、バンドが2本付属していることと、Apple Care に加入すると通常の2年から更に伸びて3年の保証となる点からステンレスモデルと比べても割高ではないと考えました。
チタニウムモデルには、シルバー (特に色加工されていない) とブラックチタンがあります。チタニウムモデルを買うことは決めましたが、色は少し悩みました。しかし最終的に
- ブラックチタンを買っている人があまりいない
- ブラックチタンはシルバーと違いダイヤモンドライクカーボン加工がされていてより傷に強い
という理由でブラックチタンを選びました。
開封
外箱の様子です。ちょっと分かりづらいのですが、真ん中のロゴはデボス加工になっています。ちなみに、シルバーのチタニウムモデルではここの色もシルバーになっているようです。
開封すると、本体の入った箱とベルトの入った箱が縦に積まれた状態になっています。これは Series 4 からの変更だそうですが、Series 5 からはさらにこれを利用して本体とバンドを自由に組み合わせて購入できる仕組みが用意されています。
本体の入った箱を開けると、左に本体、右にいつもの「Designed by Apple in California」があります。「Designed by Apple in California」の中には、ブラックのスポーツバンドとごくごくかんたんな取扱説明書が入っています。自分で選んだバンドとは別にブラックのスポーツバンドがおまけに付いてくるのがブラックチタンモデルの特典となっています。
本体を取り出して横から見てみました。スペースグレイのアルミニウムモデルとの差が分かりづらいということですが、たしかに遠目で見るとあまり差はないように思います。このように近づいてみると独特のヘアライン加工がされていて、アルミニウムモデルとの違いがわかるようになっています。個人的には別に見せびらかすつもりがないので、むしろアルミニウムモデルとの差がわかりにくいのは扱いやすいと感じています。
使用感
電池もち
発売当初のレビューでは、電池持ちが悪いという指摘が多くあったようですが、watchOS のバージョンアップが行われてこのあたりは改善してきているようです。
もともと Series 3 を使っており、これを朝フル充電の状態で持ち出して、夜には30%くらいになっている生活をしていました。Series 5 でも同じような生活をしていますが、夜の電池の残量はだいたい同じくらいです。文字盤に電池消費量が多いと言われているインフォグラフを使っていること、Series 3 は2年間の使用で電池が劣化していることなど、様々な要因を考えると両者の電池持ちは大差がないと感じています。
今後電池が劣化していくとどうなるかは気になるところです。Apple Care への加入はしておいたほうが良いかと思いました。
常時点灯ディスプレイ
どれほど便利なものだろうかと思っていましたが、今まで手首を回転しても画面が反応せずに時刻を確認できないということが時々あったのが完全になくなったのはなかなかに大きいことでした。今こうしてキーボードを打って文章を書いているときも、PC 上の時計よりも Apple Watch の時計のほうが見やすいので、そちらを確認する癖が付きつつあります。
一方、省電力性を意識してか、手首を回転していない状態での画面は結構暗めです。文字盤の色を調整するなどして、視認性を自分で高める工夫が必要なケースも有ると思いました。
文字盤
Series 4 から使えるようになったインフォグラフという文字盤を使っています。この文字盤はたくさんの情報を画面上に詰め込めるので、Apple Watch をガジェットとして使いこなしたい人向けです。天気情報や電池残量、ToDo リスト、心拍数などの確認したい情報を配置して使っていますが、Series 3 と比べて飛躍的に情報量を増やすことが出来るのはやはり強みだと思いました。ディスプレイサイズが広がったので、指での操作もしやすくなりました。
Digital Crown
細かいところなのですが、 Series 4 から Digital Crown を回すと必要に応じて触覚フィードバックが返ってくるようになりました。これがなかなかに心地よいもので、満足感を高めてくれています。カリカリカリカリ……とずっと回していたくなります。
装着感
チタニウムモデルはアルミニウムモデルより少し重く、ステンレスモデルより少し軽いという中間のモデルになっています。しばらく装着してみた感想ですが、アルミニウムモデルとの重量差はさほど感じていません。いろいろな場面に持ち出しやすいモデルだと感じています。
まとめ
少し高い買い物でしたが、今のところの満足度は高く、今年の買い物の中でもなかなか良い買い物が出来たと感じています。
- 常時点灯ディスプレイの利便性
- インフォグラフの文字盤の情報量の多さ
- Digital Crownの気持ちよさ
- 装着感も良好
という点は気に入っている一方、
- 常時点灯ディスプレイは明るさに課題がある
- 電池が劣化した時の電池持ちがどうなるか
点は気になるところで、今後観察していきたいと思っています。