alstamber lab

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UECのいいところ・悪いところ

この記事は、UEC Advent Calendar 2016の9日目の記事です。前日の記事は、id:hiromikai_greenさんでK課程のラボ生活について - Green Fortressでした。

7日目のfujii_takashi_さんが書かれた記事と少し雰囲気はかぶるのですが、UECという大学を振り返って色々思うところを書いていきたいと思います。ちなみに、私alstamberは2016年3月にUECを卒業した人間です。

よいところ

教員の質が平均して高い

特にレーザー・機械工学・無線通信などの分野では、日本でもトップクラスの研究者が結構たくさんいます。AWCC所属の研究室からは、毎年大手通信キャリアとか通信機器メーカーへの就職者をたくさん輩出しています。東大よりも電通大のほうが強いという分野もあったりするくらいです。入学に必要な学力の割に、高いレベルの教員に師事できる大学なのではと思います。

個性豊かな学生が多い

UECは良い意味で個性的な人が多いなあと、卒業してからも感じます。世界を探しても、失禁体感デバイスを大真面目に作っている集団はここぐらいしかいないのではないでしょうか?K本研究室の、抱きつくと抱き返してくるデバイスなどもありましたね。調布祭の恒例行事であるミスコンも、そうした個性の発露の場の一つじゃないかなと思います。

キャンパスが狭いので移動が楽

多摩川の運動場を除けば、基本的に一つのキャンパスにすべての施設が集約されているので、講義の際の移動がかなり楽だと思います。電車に乗って移動しないといけない大学もあったりしますからね……。

悪いところ

イチョウの木が臭い

秋になると、西地区にあるイチョウの木が激臭を放ちます。私のいた学科は西地区を中心に使用して言える学科だったので、否が応でもイチョウの木の前を毎日通る必要がありました。今勤めている会社のオフィスの前にはイチョウの木は植えられていないので、快適な暮らしを取り戻しています。

良質なご飯屋が少ない

調布の街の問題とも言えますが、人口規模の割に良質なご飯屋が少なく、晩御飯を外食で済ませようとしたときに困ることがよくありました。たぶん偶然だとは思いますが、桐朋学園が進出してきたあたりから、ちょっとずつ良くなってきているように感じます。現在建設中の駅ビルに良いお店がオープンすることに期待しています。

キャリア教育を始めとするビジョンのない教育

専門教育はともかく、それ以外の教育に明確な指針を感じられません。キャリア教育は、「総合コミュニケーション科学」の一環で本腰を入れたものだったと思うのですが、内容は正直大したものではなかったと思います。例えば、1年生と3年生が同時に同じ科目を受けるみたいなのがあったのですが、学年間の温度差を埋める工夫が不足していて一体感にかけるものでした。あんなのでも文科省の「大学生の就業力育成支援事業」に採択されてたりするのが興味深いですね。

その他

思ったより技術者って感じの人が少ない

大学に入る前は、「技術者」って感じでマッドサイエンティストの如く技術を使いこなしているような人がうじゃうじゃいるのかなと思っていたのですが、実際そんなことはないです。最近は、普通の大学生っぽい (けどオタク要素あり) という雰囲気の人が多いですね。マッドサイエンティストみたいな人は、一部のサークルなどにひっそりと生息しています。


明日はnersonuさんの「UECWirelessとLINEの話」です。想像ですが、Proxyを頑張って抜ける話だと思います。