alstamber lab

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江東区レンタサイクルを使ってみた

先日東京ビッグサイトで開催されたYAPC::Asia 2015に1日だけ参加してきた *1

ビッグサイトという場所へ公共交通機関で行く場合、ゆりかもめりんかい線を使うことになる。私がビッグサイトへ向かうときは、住んでいる場所の関係上どちらを使ってもそれほど所要時間が変わらないので、その時の気分に応じて2つを半々ぐらいの割合で使っている。ところで、ゆりかもめを利用する際には、豊洲駅から乗車することになるのだが、その時にこんなものがあることに結構前から気づいていた。

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最初は、「へー、自転車が借りられるのかー」ぐらいに思っていた。しかしこの自転車、30分以内であれば150円(税別)で借りられるらしい。つまり、ゆりかもめを使うより安くビッグサイトへ移動できるのである。ちょっとした運動にいいかもしれないと思い、今回初めてこの自転車を使って、豊洲駅からビッグサイトへ移動してみた。

サービスの概要

なんか宣伝臭くなるが、一応サービスの概要を書いておく。このサービスは、江東区がやっているサービスで、予め登録しておくことで自転車を24時間いつでも借りて利用できるサービスである。利用料金は、月額のものと1回毎に払うものがある。月額料金を払うほど恐らく乗らないので、1回毎に払うものを調べてみると、最初の30分が150円(税別)で、その後30分毎に100円(税別)ずつ加算されるとのこと。普通のレンタサイクルよりは高めかもしれない。1日乗り放題の1日パスというのも販売されているそうだ。

このサービスの特徴は、随所に設置されているポートであればどこでも乗り捨てられるという点。普通のレンタサイクルは、借りたところに返すのが原則だと思うけど、このサービスでは、豊洲駅で借りてビッグサイトで返すみたいなことができる。借りられる自転車が、電動アシスト自転車になっているのも嬉しい点だ。

利用登録

ありがちな話だが、このサービスを利用するには予め利用者登録が必要である。江東区がやっているサービスだが、別に江東区に無関係な人でも登録できる。登録にはクレジットカードが必要となっていて、専用のWebサイトから行う。

利用者登録が終わったら、次に自転車を借りる際に利用するICカードを登録する必要がある。このICカードとしては、おサイフケータイFelicaのついたICカードが使えるので、新しく別のカードを申し込む必要は普通ない。ICカードの登録は、自転車の後ろに付いている機械を使って行う。

利用開始

利用登録が終われば、いつでも自転車を借りることが出来る。借りたい自転車の後ろに付いている機械を操作して、登録したICカードをかざせば、勝手にロックが解除される。

一時駐輪

どっかに寄り道するなどの理由で、利用修了したくはないけど自転車から離れるという時は、手動で施錠すればOK。解錠するときは、ICカードをかざせば良い。

利用終了

指定のポートの近くに自転車を止めて、手動で施錠した上で、自転車の後ろに付いている機械を操作すれば、返却処理ができる。適当な場所で返却処理ができないよう、指定のポートからは微弱電波が出ていて、この電波を受信できないと返却処理ができないようになっているようだ。

感想

初回登録は少し面倒くさい。しかし、1回頑張って登録すれば、ICカード1枚で自転車を24時間借りられるので、手軽でいいと思う。駐輪場のおっさんとやりとりして、本人確認書類を提示して……ってのはやっぱりだるい。

車輪が小さいので、あんまり頑張ってこいでも疲れるだけ。15km/h〜18km/hぐらいで適当に乗るには悪く無いと思う。電動アシスト機能が付いているのは結構うれしい。臨海部というのは、橋や高速道路があるせいでイメージと反してアップダウンが激しいのだ。しかし、この自転車のバッテリーは誰が充電しているのだろうか。

ポートによっては自転車が溢れかえっているところもあって、ちょっと残念な感じ。夜の豊洲駅前なんかは自転車が溢れかえっていて、停める場所が殆ど無い状態だった。

意外と利用者が多く、ゆりかもめ沿線で4〜5人ぐらい見かけた。地元の人っぽい人達が結構使っていたのもあるし、仕事中と思われるサラリーマンっぽい人達も使っていた。意外と定着しているんだなあと感じた。

*1:本当は行ってる場合ではないんだけど