GL04Pを購入して制限ゆるゆる回線を入手した
ワイモバイルオンラインストアにてGL04Pのアウトレット品が本体代金一括0円で販売されていたので購入しました。
アウトレット Pocket WiFi LTE 【GL04P】|Pocket WiFi/スマートフォン
GL04Pは、下り150MbpsのUE Category 4に対応しているWi-Fiルータです。SIMフリーになっているので、ワイモバイル以外の回線でも使用可能となっています。ただし、つかむ周波数帯がBand 3に限定されているので、日本国内でのGL04Pの端末自体の使い道は、旧イーモバイルLTEをつかませるか、docomoの東名阪バンドをつかませるかのいずれかに限定されます *1。
GL04Pの注目すべき点は、購入するときに一緒に契約する回線です。こちらは、ワイモバイルとの契約になりますが、契約内容自体は旧イーモバイルのPocket Wi-Fiのものと同等です。すなわち、LTEに関しては、Band 3の最大75Mbpsのものしか利用できませんが、その代わり月に10GBまで速度制限が行われないという回線になっています。しかも、10GBを超えるときっちり速度制限をかけているわけでもないようで、実際には30GB程度まで利用できたという報告もあります。モバイル高速通信回線の多くが、厳格な速度制限を実施している中、ヘビーユーザには嬉しい仕様となっています。
速度自体も、概ね下りで5Mbps〜20Mbps程度出るため、通常の動画閲覧程度であれば支障がありません。
また月額料金も、2,550円とリーズナブル。格安SIMの代表格であるIIJmioのファミリーシェアプラン(7GB)が2,560円であることを考えると、かなりコストパフォーマンスに優れた回線と言えます。
購入は簡単
購入手続きは非常に簡単で、ワイモバイルオンラインストアの申し込みページから料金プランのオプションの指定をした後、氏名や住所等必要事項を入力し送信するだけ。すぐにメールが送られてくるので、その指示に従って本人確認書類の写真をアップロードすれば完了です。
私の場合は、10月3日の13時29分に申込確認メールが届き、4日の7時1分に発送手続完了のメールが届きました。発送手続完了メールには、佐川の追跡番号が記載されていて、荷物の追跡が可能です。追跡システムによれば、実際のところ3日の19時頃には発送が行われていたようです。
荷物は、4日の正午ごろに無事到着しました。
開封
ワイモバイルのロゴが書かれた箱に入って届きました。
中には納品書、ワイモバイルへの移行のお知らせ、本体とSIMカードのパックが入っていました。
本体の箱にはアウトレットと大きな文字で書かれたシールが貼られていました。
SIMカードはイーモバイルのものを使い回し。明らかに余り物ですね…… 大きさは今や珍しくなった通常SIMサイズ。
本体の箱の中には、本体と説明書、アウトレット品の注意事項、充電キットが入っていました。アウトレット品とのことですが、本体の外装などに大きな問題はない感じでした。
iPhone 6にSIMを刺してみる
実は、iOS8よりこれまで利用できなかった旧イーモバイルLTEのSIMを利用できるようになったことが報告されています。GL04Pの購入目的の一つが、この旧イーモバイルLTEによる制限ゆるゆるiPhone運用だったため、早速試してみることにしました。
今回付属してきたSIMは通常サイズなので、これをiPhone 6に入るようにnano SIMサイズにカットする必要があります。SIMカッターはあまり信用していないので、ハサミを使ってカットしました。SIMの材質は、柔らかいプラスチックなので、ハサミでも注意深く作業すれば綺麗にカットできます。また今回のSIMは端子が3つなので、IC部分を切断しなくてもnano SIMサイズにすることができ、安心して作業することができます。
nano SIMサイズにカットしたSIMがこちら。雑な加工ですが、これでもちゃんと動きます。
カットしたSIMをiPhoneのSIMスロットに入れます。
iPhoneを自社で販売しているキャリアと違って、SIMを刺しただけでは通信できるようになりません。「設定」→「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」からAPNを設定する必要があります。イーモバイルLTEのAPNは、ネットで検索すればたくさん出てくるので、それを入力します。「LTE設定(オプション)」の項目にもAPNを入力しないと通信できないので、注意です。
うまくいくと、左上のアンテナピクトが圏外から「Y!mobile LTE」に変わります。
まとめ
通信速度制限が緩いとされている旧イーモバイルLTEの回線をiPhoneで利用できるようになり、iPhoneの利用の幅が更に広がったように思います。現状4キャリアの回線をフルに活用でき、VoLTEやCA、TD-LTEといった最新技術にもきっちり対応している端末はiPhoneのみです。いわばスマホ界のアーミーナイフのような存在として、iPhoneを一台持っておく価値は十分にあると思います。