iPhone 6が発売されて2日経ち、色んな所でレビューなどが展開され盛り上がっていますが、iPhone 6が発売されたということは、iPhone 5の発売から2年経ったということでもあります。つまりau/SoftbankでiPhone 5を購入した人達の多くが、これから端末の分割支払いを終える時期に入るということです。
私は、auでiPhone 5を買った人は、分割支払いを終えるにあたって、是非携帯の買い替えをするべきだと考えています。この記事では、私がそう考える理由を書きたいと思います。
auのiPhone 5は対応する電波が少ない
携帯電話の命とも言えるのが「電波」でしょう。どんなに素晴らしいスマートフォンでも電波をつかめなければタダの塊です。ところがauのiPhone 5は、この電波のつかみにおいて致命的な弱点を抱えていました。
auは現在大きく分けて3つの周波数を使ってLTEを展開しています。800MHz/1.5GHz/2.1GHzの3つです。この内800MHzの電波は、いわゆる「プラチナバンド」と呼ばれるもので、電波の性質上、建物の中にも届きやすくつかみやすい電波として知られています。auのLTE端末のほとんどは、この800MHzのLTEをつかめるように設計されていますが、iPhone 5はこの電波をつかむことができません。iPhone 5がつかむことができるのは、2.1GHzの周波数のLTEのみとなっています。この周波数のLTEは、iPhone 5の発売当初にエリアが狭いことで話題となり、総務省から指導が入る事態にもなりました。現在は、発売当初よりエリアは拡大したものの、それでも800MHzのエリアの広さにはまだまだ及ばないのが現状です。
iPhone 5が2.1GHzのLTEしか掴まないことによるデメリットとしては
といったことが挙げられます。今現在、iPhone 5を使っていて、LTEの品質に不満があるのであれば、それは携帯を買い換えることで解消するかもしれません。
現在auから販売されている新しい機種では、AndroidとiPhone問わずに、800MHz/1.5GHz/2.1GHzの3つのLTEはもちろん、WiMAX2+という規格にも対応しています。こちらは、エリアはまだ狭いものの、利用者がそれほど多くないので、都市部での混雑緩和につながることが期待されます。
買い替えによる負担も軽減されている
携帯を買い換えるといっても、金銭的な負担が気になるという人も多いと思います。これに関しては、auが下取りキャンペーンを展開して、負担感の軽減を図っています。
下取り金額の表を見てみると、10月31日までなら、iPhone 5 16GBで32,000円相当のポイントが貰えます。このポイントは、その場で新しく購入する機種の値引きに使えるので、例えばiPhone 6 16GBなら、72,360-32,000=40,360円で買えるようになります。この価格は、iPhone 6 16GBを購入することで得られる割引の総額57,840円より安いので、実質0円以下ということになります。つまり、もしかしたら、iPhone 5を使い続けるより月々の料金が安くなるかもしれないというわけです *1。
あと、注目したいのが、iPhone 5s 16GBの下取り価格が31,000円になっていてiPhone 5のほうが1,000円高いということです。iPhone 5にあった弱点に対するせめてものお詫びということなのでしょうか。
まとめ
auのiPhone 5のLTE品質に不満があるのであれば、それは携帯を買い換えることで一気に解消する可能性がある、ということを書きました。ちょうど端末代金の支払も終わることですし、是非携帯の買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。iPhone 6以外にもAndroidを搭載した魅力的な端末が販売されていますし、今なら下取りプログラムで端末代金の負担も軽くなります。
なんてことを書いていたら、KDDIからお金もらってるんじゃないかとか言われそうだな、と思ったり……。
*1:こればっかりは人によるとしか言いようが無いので、お店で計算してもらうと良いと思います