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ガジェットとキャッシュレス決済とホテル徘徊が好きな人のブログです。

Thunderbolt 4ケーブルを買った

最近、自宅の作業スペースの配線や充電環境を整えたいなという気持ちが強くなってきています。そこから派生して最近のUSB周りの規格の動向を調べていたんですが、どうやらThunderbolt 4のケーブルを1本持っておくと良さそうだということに気づいたので、早速買ってみることにしました。

Thunderbolt 4は2020年に登場した有線データ通信の規格です。最大で40Gbpsでのデータ伝送が可能です。Thunderbolt 自体はもともとUSBとは別の規格として誕生したのですが、Thunderbolt 4は2019年に登場したUSBの最新規格のUSB4に準拠する形で定義されていて、事実上USBと統合された概念になりました。

このThunderbolt 4のなにがすごいかというと、今存在するUSB規格の(ほぼ)上位互換みたいな規格だという点です。現在のコンピュータでよく使われているUSBの通信規格は

  • USB 2.0
  • USB 3.2 Gen 1 *1
  • USB 3.2 Gen 2 *2
  • USB 3.2 Gen 2x2 *3
  • USB4

の5つもあります。さらにAlternate Modeという概念があって、USBのケーブルにDisplayPortやThunderbolt 3の通信を流すこともできます。これに加えてUSB PDという給電規格があって、ノートPCが充電できるほどの大電力をUSBケーブルで供給できたりもします。

ここで問題なのは、すべてのUSBのケーブルがこれら全ての機能に対応している保証はないということです。ケーブルによってはUSB 2.0までしか使えなかったり、Alternate Modeが使えなかったりということが起きるのです。見た目は同じケーブルなのに対応している機能がまるで違うということで、よくインターネット上でもネタにされている複雑さなのです。しかし、Thunderbolt 4の認証を取得しているケーブルはUSB 2.0以上、DisplayPortのAlternate Mode、Thunderbolt 3のAlternate Mode、USB PDの全てに対応していることが保証されています。つまり、Thunderbolt 4認証のケーブルを持っていれば、USBやThunderboltの機能をフルに使えるケーブルを持っているのと同じことになるわけです。まさに万能と言える存在で、1本持っていれば何かと今後役立ちそうだと思い、購入してみたという経緯です。

今回購入したのはCable Mattersというメーカーが提供している0.8mのケーブルです。Amazonだと2799円で売っていました *4。高機能なだけあってUSBケーブルとしては長さの割に高いです。USB 2.0とUSB PDだけ対応のケーブルなら、USBの認証を取っている製品でも1000円程度で売られていたりします *5

www.cablematters.com

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開けてしまっていますが……

開けてしまった後に慌てて撮影したので汚くなっていますが、購入時にはきちんと袋に入っていました。

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ロゴ入り。印刷もきれいで好印象

認証を取得しているのでちゃんとThunderboltのロゴがプラグ部分に入っています。印刷もきれいかつ目立ちすぎない色合いであり、良いと思いました。

実際に手持ちのMacBook ProEIZOのモニターを繋いでみましたが、問題なくDisplayPort Alternate Modeでの通信ができ、USB PDでの60W給電もされていました。Thunderbolt の通信は今のところ試せていないですが、新しくMacを購入することがあればデータ移行で試そうと思います。

コストが高いのと、高速通信に耐えるためかケーブルの太さが太めで取り回しにくいところがあるので、すべてのUSBケーブルをThunderbolt 4ケーブルに置き換えるのは現実的ではないと思いますが、例えば、充電など取り回しの良さを重視したいところでは安価なUSB 2.0のUSB PD対応ケーブルを使い、高速な通信をしたいところではThunderbolt 4ケーブルを使うというふうにすれば、コストや取り回しの良さに配慮しつつ、最新のUSB規格にも対応しやすい配線環境になるのではと思いました。ケーブルの種類がある程度統一されていると差し替えもしやすいですし。

*1:USB 3.0 と言ったり USB 3.1 Gen 1 と言ったりもします

*2:USB 3.1 と言ったりもします

*3:USB 3.2と言ったりもします

*4:筆者はめったにAmazonで買い物しませんが、ケーブルなどの細々とした電気製品を買うときに限ってはAmazonは便利だと感じています

*5:今見てみるとAmazonBasicsの0.9mケーブルが841円で売られていました。2018年とちょっと古いですが認証も取っています。商品紹介ページにはUSB 3.1 Gen 1対応であるような記述もあってそこはアレなんですが……。

Marriott Bonvoyプレミアムカードが届いた

alstamber.hatenablog.jp

先日ブログでも紹介したMarriott Bonvoyの提携カード。前身となるカードとしてスターウッドプリファードゲスト アメリカン・エキスプレス・カードというカードがありましたが、私のようなこのカードを持っている会員は、特に何もしなくても (つまりスターウッドプリファードゲスト アメリカン・エキスプレス・カードの券面のままでも) 新カードのMarriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードに順次移行されることとなっています。とはいってもせっかくなら新しいデザインのカードを見てみたいもの。そこでカードの再発行手続きをして、新デザインのカードを発行してもらうことにしました。

デザイン変更のためのカード再発行は、アメックスも公式に認めているものです。カード再発行手数料は無料で、会員デスクに電話するかアメックスの公式アプリから申し込むことで可能です。私は2月25日に手続きを申し込み、その時は3月11日までに到着予定ということでしたが、その後大きく予定が早くなり本日到着しました。速達での配達をお願いしたので、それもあってかなり早く到着したのではないかと思います。

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新券面

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旧券面との比較

新券面は黒のマット地を基調としたデザインです。文字やエンボスが銀色で概ね統一されており、良いデザインだと思います。このデザインはアメリカなどで発行されているMarriott Bonvoyの提携カードと同じものとなっています。旧券面と比較すると、私は世間で言われているほど旧券面のデザインは嫌いではないですが、やはり新券面のほうがまとまりもあって好みのデザインです。アメックスの青いロゴもワインレッドより黒のほうが相性がいいですね。ちなみに、新券面は白いプラスチックに黒の塗装をしているのではなく、完全に黒いプラスチックを使っています。断面も黒に統一されていることがより統一感を感じさせていると思います。

Marriott Bonvoy カードがついに登場

本日アメリカン・エキスプレスよりMarriott Bonvoyカードが発表されました。すでにある「スターウッドプリファードゲストアメリカン・エキスプレス・カード」(以下「SPGアメックス」とします) の後継となるカードで、数年前から登場が予測されていました。色々事情があってここまで発表が遅れたものと思われます。

今回発表されたカードは2種類で、「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」と「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード」です (以下それぞれ「プレミアム・カード」と「通常カード」とします)。

www.americanexpress.com

www.americanexpress.com

プレミアム・カード

まずはプレミアム・カードの方から見ていきましょう。後述の特典たちを見ると、こちらがSPGアメックスの直接的な後継だと思われます。

年会費

まず年会費が大幅に引き上げられます。SPGアメックスは34,100円のところ、49,500円となります。また、家族カードの年会費も17,050円から24,750円に引き上げられます。その代わりかどうかはわかりませんが、1枚目の家族カードの年会費は無料に変わりました。

ポイント付与

ポイント付与は従来どおりMarriott Bonvoyポイントで、そのレートも変わりません。Marriott系のホテルだと100円で6ポイント、普通のカード利用だと100円で3ポイントです。マイルへの交換レートも変わらないです。

カードの継続特典

SPGアメックスでは、カードを継続して年会費を払うごとに5泊分の宿泊実績と50,000ポイント分の無料宿泊特典の付与がありました。プレミアム・カードでも似たような特典があります。宿泊実績の付与は15泊分の宿泊実績に拡充されました。一方で50,000ポイント分の無料宿泊特典の付与は入会月日から毎年1年間中に150万円の決済が必要になりました。例えば6月1日にカードに入会した人は、6月1日から5月31日までの間に150万円決済しかつ年会費を支払うことで無料宿泊が付与されることになります。なお、2022年の無料宿泊特典に関しては利用実績に関係なく付与されるようです。

ステイタス付与

SPGアメックスではカードを持っているだけでMarriott Bonvoyゴールドエリートが付与される特典がありました。その特典はこのカードでもそのままです。加えて、毎年1月1日から12月31日までの間に400万円以上決済することで、Marriott Bonvoyプラチナエリートへのアップグレードが追加されました。400万円に到達してから1ヶ月以内にアップグレードが完了し、そこから12ヶ月間有効なステイタスとのことです。

連泊でのクレジット付与

ザ・リッツ・カールトンセントレジスに2連泊すると100ドル相当のクレジットが付与される特典が追加されました。

保険

スマートフォン・プロテクションが追加されました。これはアメプラなど他のアメックスのカードでも提供されているサービスで、スマートフォンの破損や水濡れ、盗難による損害を補償するものです。補償の限度額は3万円となっています。

また、これまで自動付帯となっていた海外旅行傷害保険が利用付帯に変更されます。

雑感

年会費が上昇し、これまで継続さえすれば無条件に付与されていた無料宿泊特典が150万円の決済を要するようになったので、無料宿泊特典目的で持っていた人には厳しい変更となりました。このカードをメインで使っていて150万ぐらいは決済するという人からすればあまり変わらないとみることもできますが、49,500円払って50000ポイント分の無料宿泊特典なので、無料宿泊特典で元を取る、という使い方は難しいでしょう。

継続で付与される宿泊実績が15泊に増えたり、決済金額によるプラチナエリートへの道も用意されたり、Marriott Bonvoyプラチナエリート以上がほしい人にとっては良い変更があったと思います。一方でこれだけプラチナエリートの取得方法が拡充されると、今以上にプラチナエリートの数が増えて、プラチナエリートの価値が下がってしまうんじゃないかと気になります。

連泊のクレジット付与っていうのはどうなんでしょう。対象のホテルが少ないですし、この特典を利用するには専用のプランを申し込む必要もあるということで、それなら他の予約ルートでクレジットつけてもらったほうがいいかもしれません。

(2022/2/27追記) 2/24に手持ちのSPGアメックスがこのカードと同等の機能に切り替わり、このプランで予約できるようになったので探してみましたが、専用プランは最安のオファーよりも若干高めの価格設定で、他の予約ルートと比べてもあまり魅力はないという結論に至りました。

最近のアメックスの方向性に従う形でスマートフォン・プロテクションが追加されましたが、限度額が3万というのは辛いですね。最近のスマートフォンは壊れるともっと高い修理代金が発生することも多いです。アメックス・ゴールドが5万円なので、そこにできれば合わせてほしかったです。

SPGアメックスは家族カードに何の特典もつかないので家族カードの発行メリットは薄いとされていましたが、新カードでは決済金額に応じた特典獲得条件に家族カードでの決済額も算入できるので、家族カードを発行するメリットが人によってはできました。1人で400万使うのは厳しくても、家族で400万ならいけそうという人はいるでしょう。

通常カード

もう一つの「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード」も見ておきます。

年会費

年会費はSPGアメックスよりも安く、23,100円です。家族カードの年会費もSPGアメックスより安く、11,500円です。プレミアム・カードと同じく1枚目の家族カードは年会費無料です。

ポイント付与

こちらもMarriott Bonvoyポイントが付与されますが、ポイントの付与レートがプレミアム・カードより低く設定されています。Marriott系のホテルだと100円4ポイント、普通のカード利用だと100円2ポイントとなります。

カードの継続特典

カードを継続して年会費を払うごとに5泊分の宿泊実績が付与されます。SPGアメックスと同じ水準です。また年間150万円の利用で35,000ポイント分の無料宿泊特典の付与があります。プレミアム・カードよりも付与される特典の価値が若干低くなっています。なお、2022年の無料宿泊特典に関しては利用実績に関係なく付与されるようです。

ステイタス付与

カードを持つだけでMarriott Bonvoy シルバーエリートが付与されます。加えて毎年1月1日から12月31日の間に100万円決済するとゴールドエリートにアップグレードされる特典がついています。

連泊でのクレジット付与

プレミアム・カードと同じく、ザ・リッツ・カールトンセントレジスに2連泊すると100ドル相当のクレジットが付与される特典が用意されています。

保険

こちらのカードにはスマートフォン・プロテクションは付与されていません。また旅行保険の補償額もプレミアム・カードより低く設定されています。利用付帯なのは変わりません。

雑感

なかなか扱いの難しいカードだと思いました。

カードを持つだけでシルバーエリートが付与されますが、23,100円を払ってシルバーエリートを維持する価値はあまりないと感じます。シルバーエリートにもポイントの付与率がちょっとアップしたりというメリットはもちろんありますが、このメリットを享受してお釣りが出るくらいMarriott系のホテルを使っている人であれば、自力でステイタスを獲得できるのではないでしょうか。

ポイント還元率が少し下がってしまうのも残念です。SPGアメックス自体はマイラー向けのカードとして人気の側面もあったと思いますが、日常利用で100円2ポイントだとマイルに変換しても0.8%くらいの還元率になってしまいます。この還元率だと他のカードをメインで使ったほうがいいんじゃないでしょうか。

全体の感想

表にカードの特徴をまとめてみました。

SPGアメックス プレミアム・カード 通常カード
年会費 34,100円 49,500円 23,100円
家族カード年会費 17,050円 24,750円
1枚目無料
11,500円
1枚目無料
ホテルでの還元率 100円6ポイント 100円6ポイント 100円4ポイント
一般利用での還元率 100円3ポイント 100円3ポイント 100円2ポイント
継続宿泊実績付与 5泊分 15泊分 5泊分
継続無料宿泊特典 50,000ポイント分 150万以上利用で
50,000ポイント分
150万以上利用で
35,000ポイント分
ステイタス付与 ゴールドエリート ゴールドエリート シルバーエリート
利用実績
ステイタス付与
なし 400万以上利用で
プラチナエリート
100万以上利用で
ゴールドエリート
連泊クレジット付与 なし 一部ホテルで
100ドル分
一部ホテルで
100ドル分
スマートフォン
プロテクション
なし あり なし

カードデザインはSPGアメックスよりも良いと思います。ちょっと欲しくなりました。他の国ではカード番号の裏面化もされてたりしているようですが、日本で発表されたものは従来と同じくエンボス加工されたカードでした。ここは番号の裏面化をやってほしかったですね。

プレミアム・カードは、Marriott Bonvoy プラチナエリート以上を目指す人のためのカードと言えるんじゃないかなと思います。15泊の宿泊実績がつくので宿泊でのステイタス獲得も以前より容易になりましたし、とりあえず400万使えばいいというわかりやすいルートも整備されました。還元率もSPGアメックスから変わってないですから、Marriott系のホテルをよく使う、あるいはマイルがたくさん必要という人なら特に不満はないでしょう。

通常カードの方はどういう位置づけなのか私にはわかりませんでした。Marriott系のホテルをそれなりに使う人でないと活かせない特典が多いように思いますが、そういう人はプレミアム・カードを作ったほうがいいのではないでしょうか。還元率も良くなりますし、やはりプラチナエリート以上へのルートが開けているのは大きいです。

私は現在SPGアメックスを持っていますが、個人的にはSPGアメックスは無料宿泊特典発生機であり、400万円分の決済をこのカードに寄せようと思うほどプラチナエリートの取得にも興味がないので *1、今のところはカードを切り替えずにそのまま解約しようと思っています。ただ、カードオタクとして新券面を見てみたい気持ちもあるので、もう少し考えてみようとは思います。

*1:もちろん何も労せずステイタスもらえるならほしいですが

iPhone 13 mini を購入した

本日は新しいスマートフォンを購入しました。今回買ったのはiPhone 13 mini 128GB スターライトです。

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今回は普段とはちょっと違った方法でこの端末を購入したので、記録に残しておこうと思います。

ざっくりいうと某量販店でauからドコモにMNPして端末を購入したのですが、なんだかんだで2年で23円の支払いで端末を利用できるというものになっています。その方法はさまざまなところで紹介されていますが、わかりやすそうなのはここでしょうか。

skyblue.ciao.jp

まず大前提としてiPhone 13 mini 128GBのドコモでの価格は98,208円です。これを最近開始された「いつでもカエドキプログラム」で購入します。「いつでもカエドキプログラム」はいわゆる残価設定型ローンです。2年かけて端末代を分割で払いますが、あらかじめ決まっている「残価」を最終回に払い、残価以外の部分をその前の23回かけて払うという契約をします。iPhone 13 mini 128GBの場合は48,840円が残価と決まっているので、98,208円-48,840円=49,368円を23回かけて払い、48,840円を最終回に払うことになります。そしてこの最終回の支払い時に端末を返却して残価を精算するか、端末を持ち続ける代わりに残価の支払いをするかを選べる *1という仕掛けになっています。

以上が一般的な話なのですが、ここ最近MNPによる端末割引22,000円 (政府の方針で回線契約に伴う端末の割引額は22,000円に制限されています) と店舗の独自割引27,345円 (これはお店が勝手にやっている割引なので、回線契約をしなくても受けられる割引ということになっており、22,000円の制限外という扱いです) をつけて総額48,863円で端末を販売している店舗があります。残価は変わらず48,840円なので、「いつでもカエドキプログラム」を適用すると差し引き23円を23ヶ月かけて払う契約になるわけです。

2年間のみという条件がつくものの、Apple公式から普通に購入すると86,800円なので、それよりもお得な気がしますね。2年経ったら普通に端末を返却してもいいですし、残価より中古の買取価格が高いなら残価を支払った上で中古で売ることも考えられます。もちろん残価を支払ってそのまま手元に残しても良いでしょう。残価を支払っても48,863円ですからまだお得です。

ドコモへのMNPが必須条件なので、ドコモの回線契約が必要なぶん割高になるのでは、と思う方もいるかもしれませんが、今回の割引にドコモの料金プランの継続は条件として含まれていないので、必要に応じてahamoに乗り換えたりすることでランニングコストは圧縮可能です。私は今回ドコモにMNPした回線を近いうちにahamoに変更、もともと持っていたahamo回線は適当に処理することにしました。

5G対応iPhoneをどこかのタイミングで触ってみたいなと思っていたので、良い機会だったと思います。個人的には「タピオカカメラ」があまり好きではなくiPhone 11以降のiPhoneは敬遠していたのですが、これぐらい割引されるなら試しに使ってみるのもありかなと思っています。

スターライトはTwitterのフォロワーさんが使っていて、とても上品できれいな色合いだなあと気になっていたカラーでした。iPadと違ってスターライトっぽいのは側面だけですが、実際に手にしてみて光の当たり方によってシルバーっぽくもゴールドっぽくもなる独特の色合いはやはり魅力的だと感じています。

しばらく使ってみて気づいたことがあれば、また記事を書こうと思います。

*1:残価を支払う際は一括で払うこともできるし、再分割することもできます

私のクレジットカード構成 2022年1月版

ガジェットとキャッシュレス決済とホテル徘徊が好きな人のブログです。

とタイトルのところに書いていますが、キャッシュレス決済の記事を長らく書いていませんでした *1

そんなわけで久しぶりに私が持っているクレジットカードの構成を紹介してみようと思います。こういった記事を以前いつ書いたか振り返ってみると、2019年10月に書いていました。実に2年以上経過しており、少し変わってきた部分もあります。

alstamber.hatenablog.jp

方針

クレジットカードの構成を決めるにあたって、前提としている方針です。こちらは特に変化がありません。

  1. 契約枚数が10枚以上にならないようにする。経験上10枚以上になると管理が大変です
  2. 日本における主要な国際ブランドのうちDinersを除く Visa, Master, AMEX, JCB を1枚以上持つ。Dinersは別に嫌いではないのですが、もう少し大人になってからでも良いかなと思っています。他のブランドは日本に住む限り持つ利点が小さいので、今のところは作りません

これに加えて、新型コロナの影響でマイルに対する興味が薄れつつあるというのが、2年前からの変化だと思います。その関係で、カードの構成を変えたり、メインで使うカードを変えたりしています。

メインカード

普段の決済に使ったり、特典を積極的に使っているカードです。

KITTE丸の内 エポスゴールドカード

もうすぐ持ち始めて3年になるカードです。エポスゴールドのデザインが好みでなかったのでこのカードに切り替えてもらったという経緯があるのですが、エポスゴールドのデザインが刷新され、今このカードを持っているのは物珍しさくらいになっています *2

このカードの利点は2年経ってもそれほど変わっていないと思います。ゴニョゴニョすることでポイントが追加で0.5%ぶんもらえる方法がなくなってしまいましたが、それでも年会費無料で作成ハードルも高くないのにそこそこのゴールドカードの特典が受けられることと、選べるポイントアップショップがあること、年間100万決済でボーナスポイントが1万ポイントもらえることは大きな利点です。

選べるポイントアップショップは、あらかじめエポスカードが決めた店舗のうち3つを選んでその店舗で買い物をすると通常の3倍のポイントが得られるというサービスです。通常の還元は0.5%なので、3倍だと1.5%還元となります。私は東京電力NHK受信料、それからモバイルSuicaを選択しています。定期的に支払いが必要な光熱費と受信料を払うだけで1.5%還元。iPhoneSuicaにチャージするだけで1.5%還元。大きいですね。貯まったポイントはそのままエポスカードでのモバイルSuicaの支払いに充当できるのでポイントの使い道に困ることもありません。あとはボーナスポイントのために年間100万決済をするだけです。選べるポイントアップショップだけだと流石に100万も使わないので、適当なお店で使って100万決済しています。Visaブランドなので大体どのお店でも使えるのが便利ですね。

アメリカン・エキスプレス プラチナ・カード

もともと決済にはほとんど使っていなかったのですが、私が愛用している通販サイト「ヨドバシ.com」でボーナスポイントが付与されるようになったことと、年会費へのポイント充当レートが改善したことを受けて、この1年でそれなりに決済に使うようになりました。

遠いところにバンバン旅行に行く生活スタイルの人じゃないとなかなか乗りこなせないカードだなと思っていましたが、新型コロナの影響でそういう使い方が難しいことをアメックス側も認識しているのか、カードの特典やキャンペーンがより身近で使いやすいものに修正されてきているようです。スマホ保険が付帯するようになったり、身近なお店で使うことでキャッシュバックが得られるキャンペーンが実施されたりですね。いろいろなところで美味しい思いをさせてもらいました。

アメックス側はこのカードの売りの一つがコンシェルジュサービスだと思っているでしょうが、それ自体は実際のところあまりできることが多いわけではありません。そういった人的サービスを求めるなら他のカードのほうが良いように思います。世間のイメージとは違って、意外と俗っぽいカードだなというのが最近の気持ちです。

ANA Visa スーパーフライヤーズゴールドカード

2年前はANAカードとしてANA 一般カードのMasterブランドを持っていましたが、これをANA Visa ワイドゴールドカードに差し替えて、その後スーパーフライヤーズカードの入会資格を得たので、ANA Visa スーパーフライヤーズゴールドカードに切り替えました。

Visaブランドなのでどこでも使えるのと、ポイントが決済ごとではなく月の決済額の合計に対して計算されるので少額決済に使いやすいのがポイントです。ゴニョゴニョすれば還元自体も悪くありませんし。

マイルに対する興味が少し薄れてきている私にとっても、このカードは都合が良いです。ANAカードは一旦カード会社のポイントを貯めてそれからマイルに変換できるので、マイルの実質的な有効期限を先延ばしにできるのです。JALカードでマイルを貯めようと思うと直接マイル積算しかないので、この方法が使えません。

三井住友カードレス Master

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三井住友ナンバーレスが登場したときにMasterブランドで作成、その後昨年12月にカードレスに切り替えました。Masterブランドにしているのは、もともと持っていたANA 一般カードのMasterブランドをVisa ワイドゴールドに切り替えた結果、Masterブランドのカードが手元からなくなったためです。

このカードの使用目的は1つだけで、コンビニ3社とマクドナルドで5%還元を得るためのものです。それ以外のお店では一切使っていません。そういう使い方なので物理カード自体も不要と判断して、カードレスに切り替えました。

サブカード

スターウッドプリファードゲスト アメリカン・エキスプレス

ブロガー御用達のカードです*3。もともと決済によく使っていたカードだったのですが、最近はほとんど使わなくなってしまいました。このカードの良さは

  • Marriott Bonvoy ゴールドエリート資格を取得できる
  • 決済で貯まるポイントが世界の様々な航空会社のマイルに最大1.25%還元で変換可能
  • Marriott 系列のホテルに年1回無料で宿泊できる

点だと思いますが、Marriott Bonvoy ゴールドエリート自体には最近あまり価値を感じなくなっていますし *4、マイルに対する興味が薄れてきているので、マイルを貯めやすいという利点も以前ほど魅力を感じなくなってきています。もちろんマイルに変換せずにMarriott 系列のホテルで使うこともできるのですが、それはそれでMarriott 系列にこだわらずいろんなホテルに泊まってみたいと思っているので、縛られる感じが自分と合っていない。あと残っているのは年1回の無料宿泊で、これはいまのところ年会費以上の価値に変換できているので、もうしばらくは維持しようかなと思っています。

セゾンゴールド アメリカン・エキスプレス

本来は年会費11,000円のカードですが、年に1回以上決済で年会費無料という条件で持っています。この条件での入会は私が入会した頃はそれなりに珍しかったですが、最近は堂々とSMSや電話でインビテーションを送っているようです。

www.saisoncard.co.jp

年会費5桁のゴールドカードなので、ゴールドカードとしての性能は申し分なしのカードなのですが、他に色々カードを持っていることもあって、決済ではほとんど使っておらず、月に200円ほどの定期的な決済をしているだけです。このカードは月決済額合計1000円あたり5円相当の還元があるシステムなので、ポイント還元も一切されていない状態です。このカードには独自の特典があったりするのですが、それもいまいち把握できておらず、ちょっともったいない感じです。

セゾンカードを一回解約すると再度入会が難しそうなので、今後もなんとなく維持し続けるカードだは思います。

JALグローバルクラブ JCB CLUB-A ゴールドカード

もともと同じシリーズのプラチナカードを持っていましたが、新型コロナの影響でJALへの搭乗が減ったのもあり、ダウングレードしました。

以前はJALマイル積算のために日常決済でも積極的に利用していたのですが、最近はJALの航空券を買うときぐらいしか使っていません。その航空券を買う頻度が低下しているので、おのずと使う機会は減少しており、1円も決済しない月も多いです。JALカード特約店を意識するのも面倒になってきたので、さらにダウングレードすることも検討しています。JALグローバルクラブからの退会は考えていないので、CLUB-A カードへのダウングレードとなると思います。

JCB CARD W

もともとJCB ゴールド・ザ・プレミアというカードを持っていたのですが、サービスが他のカードとかぶっていることもあって、このカードに切り替えました。

年会費無料でポイント1%還元、特定店舗ではさらにボーナスポイントも加算されるので、なかなか良いカードだとは思うのですが、特典を今ひとつ活かしきれていないのが現状です。ただJCBカードは↓のようなことがあるので解約をするには惜しいんですよね。

昨年12月に券面の刷新が行われ、番号の裏面化とエンボスレス化が実施されました。新しいデザインは個人的に気に入っています。

*1:アメックスからの誕プレ報告をしましたが、これはちょっと違うでしょう

*2:KITTE丸の内の優待は普通のエポスカードでも受けられます

*3:紹介ポイントが増えると褒める人が増えて、減ると価値がないと言い出す人が増える。わかりやすいですね

*4:新型コロナの影響で会員資格のハードルが下がり、プラチナ以上を持っている人が異常な勢いで増えていることもあると思います

2021年今年買ってよかったもの

2021年が終わったので、2021年に買ってよかったものを紹介します。

オフィスチェア

リモートでの勤務が長引くこともあって、ついにオフィスチェアを購入しました。○塚家具などで試座した上で最終的にオカムラコンテッサセコンダという椅子を買いました。最初はコンテッサセコンダは微妙だなと思っていたんですが、きちんと調整機構をフル活用したところしっくり来ました。

結構高い買い物でしたが、クッション座は本当に座り心地がよく、長時間座っていてもつらくならないので、生活の質がアップしたと思います。この手の椅子は注文から納品まで結構時間がかかるので、欲しいなと思っている人はできるだけ早く行動することをおすすめします。

PC用のモニター

椅子を新調するのに併せてPC用のモニターも買いました。EIZOFlexScan EV2785というモデルです。確かヨドバシで10万くらいでしたが、某カード会社の施策のおかげで76,000円くらいで買えました。

日々の作業の際に使っていますが、本当に目が疲れにくく助かっています。スピーカーの音質は最低ですが……。

併せてエルゴトロンのモニターアームも買いました。

これのOEMという噂のHPのモニターアームでも良かったのですが、当時価格差が殆どなかったので保証期間の長さを買って本家を購入しました。

動きもなめらかですし、モニターの下がスッキリするので快適です。

Apple Watch Hermesのレザーバンド

ちょっとだけよそ行きのときにApple Watchにつけるバンドが欲しいなあと以前から思っていたのですが、ツルッと手が滑ってApple Watch Hermesのバンド部分だけ購入してしまいました。購入したのは44mmケース用ヴォー・スウィフト(黒)アトラージュ・シンプルトゥールレザーストラップというものです。今Appleのオンラインショップで見たところ売り切れになっていたので、もしかしたら終売しているのかもしれません。エルメスのバンドは結構すぐ終売するらしいので、もし欲しい物があればすぐ注文したほうが良いですね。

本体部分はもともと持っていたSeries 5のブラックチタンを使いまわしていますが、特に違和感なく使えています。革の質感も良いですし、バックル部分の艶感も気に入っています。Dバックルじゃないので着脱はけっこう大変ですが。

手首が160-195mmの人にフィットすると公式には書いてありますが、私の手首がちょうど160mmくらいで、これだと一番きついところで締めても少し緩いくらいです。普通の腕時計ならそれくらいゆるくても良いんですが、脈拍センサーとかがついているApple Watchだとそれで大丈夫なのかはちょっと心配です。

Xperia 1 III

2年ぶりにスマホを買い替えました。今回は割と迷いなくSonyXperia 1 IIIを購入しました。

カメラはXperia 1と比べても大幅に強化されており、世界的に見ても高い水準に到達したのではと思います。Sonyスマホはカメラに力を入れていると言いつつも、長年実態が伴っていない印象でしたが、ここ最近の進化でもはやそんなことはなくなりつつあると思います。それでも純正アルバムアプリが入っていないのは謎です。

フロストパープルの質感が本当に気に入っています。こういうデザインの方向性のスマホって他にあんまりないんですよね。

21:9ディスプレイはやっぱり良いです。画質も非常に高く、スピーカーの音質も悪くない。エンタテインメントを楽しむのに適した端末だと思います。

指紋認証の反応がXperia 1に比べて改善しました。もしかしたらfalse positive rateが上がっているのかもしれませんが、Xperia 1のそれは正直実用性に欠けていたので……

ドコモのミリ波が使いたかったのでドコモ版を買いましたが、ミリ波エリアが極めて狭いので、今から思えばSIMフリー版でも良かったかもしれません。次買い換えるときは考えてみようと思います。

m.2 NVMe SSD

ずっとSATA SSDを使っていたのですが、使用期間も長くなってきたことと、PCのパフォーマンスをアップさせたいということもあって、m.2 NVMe SSDを購入しました。Western DigitalのWD Blue SN550というモデルです。今は後継モデルのSN570というのが出ているようです。

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ベンチマーク

ベンチマークで測定してみました。なんだかランダムリードが遅いような気はしますが、アプリの起動終了などが明らかに以前より速くなったので、個人的には満足しています。

シャチハタキャップレス

通販を利用することが増えてきたので、受領印用のシャチハタを作りました。ヤマトは受領印なくてもいいですが、ゆうパックは受領印を求められるのです。いちいちキャップを外して押印するのは面倒なので、キャップレスタイプを注文。公式で注文するよりも、楽天あたりにあるハンコ屋さんで注文するのが安くて速いのでおすすめです。早速活用していますが、いちいちペンで名前を書かなくて良いのは本当に楽ですね。

item.rakuten.co.jp

↑のリンクはノンアフィリエイトリンクです。

きぬた歯科神経衰弱

八王子市にあるインプラントを主力としている歯科医院「きぬた歯科」の看板をモチーフにした神経衰弱を購入しました。カードをざっと見てみましたが、なかなか神経衰弱としては難易度が高い感じで楽しめそうです。このご時世だとなかなか集まって遊びにくいとは思いますが、機会があればぜひ数人で遊んでみたいなと思っています。

uriuri.handcrafted.jp

残念ながら通販では売り切れているようですが、時々同人イベントで頒布されてそうなので、そちらで手に入れられるんじゃないかなと思います。

観葉植物

実は2021年に引っ越しをしました。新居は旧居に比べて結構広くなったので、部屋の雰囲気を良くするために観葉植物をいくつか買って置くようにしてみました。今家にあるのはカラテアメダリオンとフィカスアルテシマ、あと小物でサボテンやガジュマルを置いています。

部屋に緑を置いておくと殺風景な感じが緩和されますし、また植物の世話をするのも生活に良い意味でのメリハリが生まれる用に思います。特にカラテアメダリオンは手がそこそこかかる植物なので、生活がマンネリにならなくなりますね。

2021年もサブスク棚卸しをしてみた

2020年の12月にこのような記事を書きました。

alstamber.hatenablog.jp

筆者が契約している「サブスクリプション系サービス」を見直そうというものです。今年もやってみようと思いました。

サービス名称 価格
pixivFANBOX 5,000円
Netflix 880円
ニコニコプレミアム 550円
IFTTT PRO 214円 (為替により変動)
MoneyForwardプレミアム 480円
Adobe フォトプラン (20GB) 1,078円
Abema プレミアム 960円
日本将棋連盟アプリ 500円
合計 9,662円

昨年から変化したものをまず紹介していきます。pixivFANBOXですが500円減額しました。もともと2人のクリエイターさんを支援していたのですが、そのうち1人が活動を停止され500円ぶんの支援がなくなりました。それから将棋の中継視聴のためにAbema プレミアムと日本将棋連盟アプリへの課金をはじめました。

Netflixですが以前と比べて全く視聴しなくなったことに気づいてしまいました。そこで解約を決定。また見ることがあれば再契約しようと思います。ニコニコプレミアムも生放送をやらなくなってしまったので一旦解約を決定。Abemaプレミアムは、プレミアム限定の配信コンテンツもあって迷ったのですが、一旦解約。これで7,272円になりました。Abemaプレミアムを再契約しても8,000円ちょっとで、だいぶ以前より圧縮できたかなと思います。