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新料金を選択させたい携帯電話キャリアたち

iPhone6/6+のの発売まであと2日と迫ってきています。

突然ですが、携帯電話会社でiPhoneを購入する場合、同時にどの料金プランで契約するかを決める必要があります。そして、今現在、iPhoneを取り扱っている会社では、大きく分けて2つの料金プランが運営されています。

  • 通話は定額ではなく、データ通信の制限容量は7GB(ドコモのみ3GBもあり)である古い料金プラン
    • 通話が定額ではないぶん、基本料は安い
  • 通話が定額で、データ通信の制限容量を複数の容量から選択できる新しいプラン
    • 通話定額のぶん、基本料は高い

当然どちらのプランがお得か、ということが重要になってきます。プランによっても異なりますが、docomoでは月に49分以上通話、auSoftbankでは月に44分以上他社や固定電話に通話する人であれば、割高な基本料の元を取ることができます。しかし、無料通話アプリが普及してることや、スマートフォンを通話主体で使う人は少なくなっていることから、多くの利用者にとって新しいプランは、通話定額の恩恵は小さく、利用できるデータ容量が減るだけになりかねないという側面があります。

このように、割高になる可能性が高い新しいプランですが、すでに携帯電話会社各社は、この新しいプランを利用者に選択させようと動いています。

ドコモは、9月1日の申し込み分から、古い料金プランの受付を停止しました。今度ドコモで携帯電話を買う際には、新しいプランしか選択できないようになったのです。

また、一部のソフトバンクショップでは、iPhoneの予約に際して、古い料金プランを選択できないとする誤った案内が行われているようです。あくまでTwitter上での情報なので、信ぴょう性には書けますが、古い料金プランを選択すると、ショップに支払われる報奨金が減額されるとの情報もあります。

ドコモやソフトバンクが新しいプランを半ば強制的に選択させようとするのは、新しいプランのほうが多くの利用者にとって不利ではあるけども、収益性が高いからでしょう。そもそも本当にお得なプランなら、無理やり強制しなくても自然に契約者数は増えるはずですから……。

利用者にとっての選択の幅を狭める新プラン強制は、健全な競争とはいえないでしょう。このような利用者を無視した施策を続ける会社が、いずれ導入が噂されているクーリングオフ制度などによってしっぺ返しを食らうことがないよう、今一度利用者の目線に立った施策を考えていただきたいと思います。