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Kohaku Lab

ガジェットとカードが好きな人のブログです。

プログラミング「体験」から始めるプログラミング教育

周りになんかプログラミング教育について言及している人が多いので、僕も思うことを書いておこうと思う。

まず、プログラミング教育に求められるのは、教育の受講者がプログラミングに向きあおうとするための入り口を用意することだろうと思う。現状のプログラミング教育は、わかりやすい入り口がないまま、プログラミング言語の規則や構文を覚えて使いこなせるようにすることに終始している。一方で、プログラミングを通して何かを作るという経験が不足している。自分の手で物を作り上げる手段としてプログラミングという物がある、言い方を変えれば「プログラミングという行為を通して何か自分で物を作り上げ、それによってコンピュータを動かす」という観点が不足している。そういった観点に立った「プログラミング体験」が必要だろう。

プログラミング体験とは、単にコードを書くという行為を体験するだけではない。「プログラムがないとコンピュータは何もできない」、「プログラムが間違っているとコンピュータは間違った動きをする」といった情報社会で当然である知識を体験を通して知ってもらうということも含めた包括的な体験である。単にコードを書くだけではなく、コードを書くことで自立して動くものをつくり上げることで、コンピュータを自分の手で動かすという経験が重要である。

プログラミングの過程では、バグがつきものである。このバグをちゃんと見つけ出し、解決するという能力もプログラミング体験において重要な体験である。これは、大学の課題を友達のを写して片付けているような人には、決してできない経験である*1。このような経験は、問題解決能力の向上に大変役立つし、そもそもこの経験を繰り返すことで、プログラミング技術は飛躍的に向上する。

もちろんそういう経験をして、面白いと感じる人もいるだろうし、特に何も感じない人もいるだろう。しかし、「ものづくりにはこういうアプローチもあるのだ」ということを知ってもらえるかどうかは非常に大きいと思う。もしかしたらその中には、プログラミングに熱中する人が現れて、未来のハッカーとなるような人もいるかもしれない (もちろんそういう人が現れなかったからといって、失敗というわけではない*2 )。

*1:皮肉めいた表現であるが

*2:先程述べた情報社会に必須な知識を知ってもらえればそれで十分だろう