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なぜキャッシュバック合戦は突然終了したのか

激化していたiPhone 5s/5cを中心とするMNP新規加入者に対するキャッシュバック合戦は、事実上ソフトバンクが降りる形で突然の幕引きとなった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140318-00000095-san-bus_all

巷では総務省がキャッシュバックを自粛するように要請したとの情報が流れていたが、結局これはガセでそういった事実がないことが分かった。つまりキャリアが自主的に今回のキャッシュバック合戦を幕引いたこととなる。例年MNP新規加入者の取り合いは、決算の関係上年度末まで続くことが慣例となっていたが、一体なぜ今年は半月も早く終わることとなったのだろうか。

おそらく理由はシンプルで、まずキャリア側の販促費が尽きかけていたからではないかと考えられる。例年この時期からiPhoneの投げ売りが開始され、大々的に販促費の投入が行われる。しかし今年は、5s/5cの2機種が出たこともあり、例年よりかなり早く、しかも巨額の販促費の投入が行われてきたという経緯がある。特に売れ行きが芳しくない5cに対しては、発売から1ヶ月程度で値引きが行われ、その値引きのために投じられた資金がかなりキャリアの負担になっていただろうということは、想像に難くない。

そのような状況で、総務省がキャッシュバックの規制を行うことを検討しているという情報が3月頃から流れるようになった。これに加え、17日を最後にauSoftbankが行ってきたMNP複数台契約優遇をやめるという情報が流れ、これらが組み合わさって話が大きく広がった結果、「総務省がキャッシュバックを規制するので、キャッシュバックはもうおしまいになる」という話になってしまったのだろうと推測される。

また、学割や年度替わりの時期となり、書き入れ時でありながら、販売が伸び悩んでいた販売店が、このデマとも言える情報に乗っかって大々的なキャンペーンを打ったのも影響としては見逃せないだろう。16日17日は、携帯電話販売店は近年稀に見る盛況っぷりだった。近所にある小さな併売店ですら1日に50台をさばいたそうだ。ドコモの開通センターでは、開通待ちが2000件を突破し、これも年に1回あるかないかという極めて異例の水準だ。

このような複数の要因が積み重なって、結果として例年より早く年度末のキャッシュバック合戦は終了したと考えられる。多くの販売店がすでに今月のノルマを達成していると思われるので、今週末以降は消化試合的な流れになるだろう。大規模な安売りは行われないと思われる。ただ今週末は三連休という絶好の売りどきではあるので、多少は安売りもされるのではないかと思う。

4月以降については、かなり厳しくなるのではないかというのが今のところの私の予想だ。例年4月以降は、3月に販促費を使い果たすので安売りはまず行われない。今年は、例年以上に販促費を使ってしまっていると思われるので、4月以降当面は安売りには期待できないだろうと思われる。